同じベールで顔が隠れた2人の花嫁が、花婿の家へ向かう満員列車の中で取り違えられた!? 奇想天外に始まるのは、育ちも性格も全く異なる2人の女性の想定外の人生。
トロント国際映画祭でスタンディングオベーションを巻き起こし、Rotten Tomatoesでは批評家100%、観客95%という驚異の高評価をキープ、世界中の映画ファンを魅了している話題作がついに日本公開となる。
山と大地がどこまでも広がる壮大な自然、家族愛に溢れる結婚式、色鮮やかなサリーや繊細な装飾が優美なジュエリー、スパイス香る屋台メシなど、物語を彩るインドの魅力にも心が躍る!予期せぬ旅を通して、全く新しい価値観と可能性を手にした2人の女性。やがて彼女たちは「幸せって何?」と自らに問いかけ、周りをも笑顔にしながら、初めて自分の手で人生を切り開いていく。逆境を幸せに変える2人に笑い泣く、感動の物語!
インド、大安の吉日。同じ赤いベールで顔が隠れた 2 人の花嫁が、たまたま同じ満員列車に乗り合わせて―!? 2001 年、とあるインドの村。プールとジャヤ、結婚式を終えた 2 人の花嫁は同じ満員列車に乗って花婿の家に向かっていた。だが、た またま同じ赤いベールで顔が隠れていたことから、プールの夫のディーパクがかん違いしてジャヤを連れ帰ってしまう。置き去りにされ たプールは内気で従順、何事もディーパクに頼りきりで彼の家の住所も電話番号もわからない。そんな彼女をみて、屋台の女主人が手 を差し伸べる。一方、聡明で強情なジャヤはディーパクの家族に、なぜか夫と自分の名前を偽って告げる。果たして、2 人の予想外の人 生のゆくえは──? 前代未聞の“かん違い”からはじまる、最高に幸せな感動作!
インドの人気俳優アミール・カーンがプロデュースした『花嫁はどこへ?』
ひょんなことから取り違えられた2人の花嫁が人生を切り開いて行くヒューマンドラマであり、清々しい作品だった。
大安吉日のインド。育ちも性格も全く異なる2人の女性プール(ニターンシー・ゴーエル)とジャヤ(プラティバー・ランター)は、それぞれの花婿の家へ向かう途中で同じ満員列車に乗り合わせる。
インドといえば満員電車のイメージだが、花嫁衣装に身を包んだ女性までもが電車移動するのには驚く。
通勤ラッシュ時の電車乗車率は250%と言われているだけにさすがにそれを避けた時間帯ではあるが、長時間移動のうちに予期せぬ事態が起きてしまった。
2人とも赤いベールで顔が隠れていたため知らぬ間に入れ替わり、真っ暗な中でそのまま別の嫁ぎ先に連れて行かれてしまうというとんでもない事に。
果たして彼女たちはどうなるのか。
夫となる男性の反応や考え方も両極端で観ていて面白い。
「私が盗んだのは人生を変えるチャンス」
その切実な想いに触れた時、あなたはどう感じるだろうか。
間違いにより辿り着いた先での出会いを通して変わっていく姿は、周囲の人たちにも勇気を与えていたように思う。
皆で踊るシーンこそないが、心情を歌っている場面がその役割を果たす。
豊かな大自然や見たことのない魅力的な料理、インドと日本の価値観の違いなどがたっぷりと描かれた作品だ。
『花嫁はどこへ?』10月4日公開
プロデューサー:アーミル・カーン、ジョーティー・ デーシュパーンデー
監督・プロデューサー:キラン・ラオ
出演:ニターンシー・ゴーエル、プラティバー・ランター
原題 Laapataa Ladies
日本語字幕:福永詩乃
応援:インド大使館
配給:松竹
公式サイト
上映時間:124分
© Aamir Khan Films LLP 2024