日本から世界へ、今こそ問いかけなければならないこと―。
タブーに鋭く切り込んだテーマ性。世界規模の予測不能なストーリー展開。かつて各方面で論争を呼び社会現象となった大ヒットコミック「沈黙の艦隊」(かわぐちかいじ作)が、満を持して実写化される。核抑止力を手にした男の乾坤一擲が、連載から30年の時を超え、私たちを大きな荒波に呑みこもうとしている。まるで、現代の国際情勢を予測していたかのようなメッセージを孕んで。
主演の大沢たかおは、プロデューサーも務め、ひとかたならぬ熱意で本作に臨む。製作は、日本の劇場版映画は初となるAmazonスタジオ。また今回、防衛省・海上自衛隊の協力により、邦画では初めて実物の潜水艦を撮影に使用した。臨場感あふれる海中バトルに、重厚な政治サスペンスが絡み合う、至高の劇場体験を実現する。予測不可能なストーリー展開、迫力の潜水艦アクション、日本を守る者たちの熱いドラマ。
圧倒的な世界観で、「核の国際秩序」という禁断のテーマを投げかける、緊迫のアクション・ポリティカル・エンターテインメントに、ぜひご期待ください
日本の近海で、海上自衛隊の潜水艦が米原潜に衝突し沈没した。
艦長の海江田四郎を含む全76名が死亡との報道に衝撃が走る。
だが実は、乗員は無事生存していた。事故は、日米政府が極秘に建造した高性能原潜「シーバット」に彼らを乗務させるための偽装工作だったのだ。米艦隊所属となったシーバット、その艦長に任命されたのが海自一の操艦を誇る海江田であった。
ところが、海江田はシーバットに核ミサイルを積載し、突如反乱逃亡。
海江田を国家元首とする独立戦闘国家「やまと」を全世界へ宣言した――。
やまとを核テロリストと認定し、太平洋艦隊を集結させて撃沈を図るアメリカ。アメリカより先にやまとを捕獲すべく追いかける、海自ディーゼル艦「たつなみ」。その艦長である深町は、過去の海難事故により海江田に並々ならぬ想いを抱いていた……。
大義か、反逆か。日米政府、海上自衛隊、米海軍までをも運命の荒波に呑みこむ、海江田四郎の目的とは――?
日本初の原子力潜水艦に核ミサイルを積み、深海へと消えた海江田四郎。
この男、テロリストか、救世主か――?
これは大義か、反逆か。
日本初の原子力潜水艦シーバットの艦長、海江田四郎の真意はー
日本の近海で海上自衛隊の潜水艦「やまなみ」がアメリカの原潜に衝突し沈没の後、圧潰。
『沈黙の艦隊』はそんなセンセーショナルなシーンから始まる。
実写化不可能とされていた漫画がAmazonスタジオにより映画化。日本のPrime Video初となる劇場版映画になった。
連載当時は”圧潰”と言われてもあまりピンとこなかったかもしれないが、例の潜水艇事故の件で多くの人に知られるものとなった。
艦長の海江田四郎(大沢たかお)を含む全乗員76名が死亡したと報じられ日本中に衝撃が走るが、海江田をよく知る深町洋(玉木宏)はその報告を鵜呑みにしてはいない。
実は彼らは日米が極秘に作った高性能原子力潜水艦の乗員に選ばれており、事故はその為に仕組まれた偽装工作だった。
海自一の操艦を誇る海江田のもとには優秀な水測員など精鋭が揃う。
彼らは一体、どうしてしまったのか。
米軍との攻防というだけでなく、かつての仲間や日本政府をも巻き込んだ海江田四郎の真の目的とはなんなのか。
困惑する政府と自衛隊員たち同様に観客も皆、シーバットの動向に釘付けになるだろう。
海上自衛隊・潜水艦部隊が協力する事で実現した実際の潜水艦の迫力。大沢たかお、玉木宏、江口洋介ら豪華俳優陣の重厚な演技。
夏川結衣、ユースケ・サンタマリア、前原滉などの配役も良かった。
日本が誇る最高のクリエイター陣が集結したスリリングで野心的な作品となっている。
このようにスケールの大きな作品こそ、劇場スクリーンの迫力で観て欲しい。
今作で完結なのか、続きが描かれるのかどうかが気になるところだ。
原作:かわぐちかいじ「沈黙の艦隊」(講談社「モーニング」)
監督:吉野耕平
脚本:高井光(※「高」表記は はしごだか になります)
音楽:池頼広
主題歌:Ado「DIGNITY」(ユニバーサル ミュージック) /楽曲提供:B’z
キャスト: 大沢たかお 玉木宏 上戸彩
ユースケ・サンタマリア 中村倫也
中村蒼 松岡広大 前原滉
水川あさみ 岡本多緒 手塚とおる 酒向芳 笹野高史
アレクス・ポーノヴィッチ リック・アムスバリー
橋爪功 夏川結衣 江口洋介
公式サイト
上映時間: 113分
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