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ジャパニーズホラー『ミンナのウタ』 作品レビュー

作品紹介

きっと、あなたも口ずさむ――
大ヒットホラー映画『呪怨』シリーズを手掛け、ハリウッドで自らリメイクした『THE JUON/呪怨』が、日本人監督として初めて全米興行収入1位を獲得!近年では『犬鳴村』など話題の「恐怖の村シリーズ」を手がけた、Jホラーの巨匠・清水崇監督の最新作。主演として、GENERATIONSが全員本人役で出演!

ストーリー

人気ラジオ番組のパーソナリティを務める、GENERATIONSの小森隼。収録前にラジオ局の倉庫で30年前に届いたまま、放置されていた「ミンナノウタ」と書かれた一本のカセットテープを発見する。その後、収録中に不穏なノイズと共に「カセットテープ、届き…ま…した…?」 という声を耳にした彼は、数日後にライブを控える中、突然姿を消してしまう。

マネージャーの凛は、事態を早急且つ秘密裏に解決するため、元刑事の探偵・権田に捜査を依頼。メンバー全員に聞き取り調査を進めるが、失踪した小森がラジオ収録の際に聞いた「女性の鼻歌のような、妙なメロディーが頭から離れない」と言っていたことが判る。

そして、リハーサル中に他のメンバーたちも “少女の霊”を見たと証言。ライブ本番までのタイムリミットが迫る中、リーダーの白濱亜嵐、凛、権田は捜索に乗り出す。やがて、少女の霊の正体は、“さな”という女子中学生だということが判明するが、彼女が奏でる“呪いのメロディー”による恐怖の連鎖が始まり・・・。

一体、彼らに何が起こっているのか? この先に待ち受ける、想像を絶する結末とはーーー!?

作品レビュー

「カセットテープ、届き…ま……した…?」

ジャパニーズホラーの巨匠・清水崇監督 最新作、『ミンナのウタ』

GENERATIONSが、映画でもそのまま本人役で出演。

今年デビュー10周年を迎えた彼らが新しいことに挑戦したいと臨んだのがまさかの「ホラー映画」!!

これにはなかなか驚いた。

ホラー好きとしてはチェックしないわけにはいかない!と、メンバーについてあまりよくわかっていないまま本作を拝見。

人気ラジオ番組のパーソナリティを務めるメンバーが偶然発見した古びたカセットテープ。

「ミンナノウタ」と書かれたそれは見るからに不穏な空気を纏っていた。

その日から立て続けに起こる不可解な現象と、それを解決すべく動いたマネージャーやメンバー、そして元刑事の探偵・権田。

捜索とともに知ることになる少女と、その少女にまつわる過去はかなりの不快感を抱く内容だった。

キーポイントとなる“呪いのメロディー”もまた、なんとも言えない気持ち悪さがあり印象に残る。

ここ数年観たホラー映画は割とその元凶にも感情移入してしまうような描かれ方が多かったように思うのだが、今回に関しては全く好きになれない。

ただ、想像していたよりもしっかりホラー感があり作品全体としては満足いくものになっていた。

実在するグループがそのまま自身の役で出演するという事で現実味が増し、ストーリーにも入り込みやすい。

非常に個性的なキャラクター揃いで今作を機にメンバーの名前と顔もしっかり一致し興味も出てきた。

また、自分とは逆パターンになるが、普段ホラー映画を観ないというGENERATIONSファンもこの夏は映画館で恐怖体験をしてみてはどうだろうか。

『ミンナのウタ』


出演 :GENERATIONS 白濱亜嵐 片寄涼太 小森隼 佐野玲於 関口メンディー 中務裕太 数原龍友  早見あかり / 穂紫朋子 天野はな 山川真里果 マキタスポーツ
主題歌 : 「ミンナノウタ」GENERATIONS(rhythm zone / LDH JAPAN)
監督 : 清水崇 / 脚本:角田ルミ 清水崇 / 音楽:小林うてな 南方裕里衣
企画・配給 : 松竹
上映時間:102分
映倫区分:G
公式サイト
©2023「ミンナのウタ」製作委員会

投稿者プロフィール

兼平ゆきえ
兼平ゆきえ
映画・音楽・本 など 観たり聴いたり読んだりと忙しく過ごすのが好きなインドア派。恵庭発 北海道のMUSIC&ART情報サイト From E…代表。不定期で企画LIVEを開催。2018年7月から 恵庭市のコミュニティFM e-niwa にて、映画や音楽の話を中心とした番組『From E…LIFE(フロムイーライフ)』を放送開始。
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