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『交換ウソ日記』作品レビュー

 

 

作品紹介

ウソからはじまる本当の恋―?
累計55万部突破、全女子共感の青春小説がついに映画化!
2013年に携帯小説サイト「野いちご」で配信が始まり、2017年に文庫化、2020年にTikTokで話題になったのをきっかけに多数メディアで注目され、シリーズ累計55万部を突破した櫻いいよによる青春小説『交換ウソ日記』。若者の活字離れが進む中で異例のメガヒットを記録し、「ニヤけが止まらない!」、「キュンキュンして心臓爆発する!」とティーンから絶大な人気を誇る原作を映画化。
突然届いたラブレターは、親友宛だった―。勘違いだと言い出せないまま始まった交換日記を軸に巻き起こる、切ないすれ違いラブストーリー。
学校イチのモテ男子で、思ったことをはっきりと口にするド直球な性格の瀬戸山潤を演じるのは、高橋文哉。瀬戸山とは真逆に、つい空気を読みすぎてしまう不器用な女子高生、黒田希美を演じるのは、こちらも恋愛映画ヒロイン初挑戦となる桜田ひより。ウソから始まる本当の恋に、キュンとして、憧れて、応援したくなる!全女子共感♡胸キュン×感動の“すれ違い”ラブストーリーがこの夏誕生!

ストーリー

「好きだ!」―高校2年生の希美(桜田ひより)は、ある日移動教室の机の中に、ただひと言、そう書かれた手紙を見つける。
送り主は、学校イチのモテ男子・瀬戸山(高橋文哉)。イタズラかなと戸惑いつつも返事を靴箱に入れたところから、ふたりのヒミツの交換日記が始まる。
ところが、実はその手紙や交換日記が希美の親友・江里乃(茅島みずき)宛のものだったことが判明。
勘違いから始まった交換日記だったが、江里乃からの返事を心待ちにする瀬戸山を目の前にすると本当のことが言い出せず、つい「江里乃」として、そのままやり取りを続けてしまう…

作品レビュー

櫻いいよの大ヒット小説「交換ウソ日記」を映画化した学園ラブストーリー。

学校生活あるあるの中でも割と上位だと(勝手に)思っている移動教室文通。

周りに噂されないようにコソコソと秘密を共有するのもまた、初々しくて青春を感じる。

とは言えこれがもともと想いあっていた人物同士であれば良かったのだが、この手紙はとある勘違いから始まったものだったー

高校2年生の黒田希美(桜田ひより)は自分の意見はあまり言わず周りに合わせるタイプで、彼女の心情はよくわかる。

自分がそういう性格というわけではないが、女子特有の仲良しグループの中で大抵1人はそういう子がいるものだ。

その役回りはグループの潤滑油として実は結構重要だったりもするのだが、彼女の応対に「思った事をすぐに口に出して言ってしまう」系の人が疑問を感じたり苛立ちを覚えるというのもなんとなくわかる。

今作で言うところの瀬戸山潤(高橋文哉)がそうなのだろう。

正直、希美の精一杯の処世術に対して物申した時点で彼はナシなのだが、直後に素直に謝ってきたのは評価出来る。

そんな彼は学校で一番の人気者で、女子には塩対応かと思いきや好きな子には意外と甘いという一面があった。

まあ、なんといっても顔が良いので今でもこれからもそれが許されるのだろうと思いながら観てしまう。

本作のキャラクターでは松本江里乃(茅島みずき)、矢野大翔(板垣瑞生)などを魅力的に感じたが、どちらにしても今後更に活躍しそうな若手俳優がこんなにも沢山いたのだなと驚いた。

今のうちに彼ら、彼女たちの存在を知る事が出来た事に感謝したい。

また、お昼の放送としてさまざまな楽曲がかかるので音楽好きにも注目して欲しい作品だった。

脚本は「ハニーレモンソーダ」「PとJK」の吉川菜美が担当する。

『交換ウソ日記』

キャスト: 高橋文哉 桜田ひより
茅島みずき 曽田陵介 齊藤なぎさ / 板垣瑞生
原作:櫻いいよ「交換ウソ日記」(スターツ出版文庫)
監督:竹村謙太郎
脚本:吉川菜美
カラー/ビスタ/110分
配給:松竹
公式サイト
© 2023「交換ウソ日記」製作委員会

投稿者プロフィール

兼平ゆきえ
兼平ゆきえ
映画・音楽・本 など 観たり聴いたり読んだりと忙しく過ごすのが好きなインドア派。恵庭発 北海道のMUSIC&ART情報サイト From E…代表。不定期で企画LIVEを開催。2018年7月から 恵庭市のコミュニティFM e-niwa にて、映画や音楽の話を中心とした番組『From E…LIFE(フロムイーライフ)』を放送開始。
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