「きかんしゃトーマス」は、世界230以上の地域・67の言語で放送されている大人気キャラクターであり、絵本出版から45年以上、テレビ放送から30年以上の歴史を誇る。「トーマス」は、3世代にわたって「子どもたちの最初の友だち」の役割を担ってきた。
アニメーションの進化に伴い、今冬シリーズ25としてTV放送がスタートし、リアリティを追求したこれまでとは異なるアニメーションならではの表現や、線路に縛られない大胆な動きが加わり、より子どもたちがトーマスと仲良くなれる仕掛けが増えててる。
また、トーマスの精神性も多様化する社会への呼応として変化しており、環境問題の改善や多様性を尊重する社会への貢献に取り組んでいる。トーマスを観ることで子どもの社会的視点を養い「認知能力」と「非認知能力」を育む研究も行われ、一定の成果が上がっている。
ソドー島を一周するレース大会“ソドーカップ”が開催されることになった!
2台がペアになり、4つのお届けものをしながらゴールを目指す、大変なレースだ。
日本からヒロやケンジもかけつけてくる。
ソドーチームは日本の超特急のカナと、速さに自信のないトーマスがレースに出ることになって、びっくり仰天!ヒロは「ソドーカップで勝つには、スピードではない大切なことがあるんだよ」という。チャンピオンめざして、トーマスとカナの猛特訓がはじまった!みんな映画館でトーマスたちを応援しよう!
ここ数年きかんしゃトーマスの映画を観ている自分。今年もいつものように鑑賞したところ、声優陣もキャラクターデザインもかなり変わっていて猛烈に驚いた。
12年ぶりにフルリニューアルと謳われてはいるが、まさかこんなにも一新されていたとは!
とは言えテレビアニメでは昨年末からリニューアル後の新シリーズになっていたようで、新作映画を観に行く予定の人にとっては既に周知の事実なのだろう。
そんな感じで、個人的には衝撃のスタートとなった今作。
子どもの頃から観ていたアニメだからだろうか。場面写真を見るだけだと以前の声が脳内再生されるが、それはリニューアル後の声に違和感を感じるという事ではない。
自分のような大人も観るとはいえ子供たちに楽しんで貰う事を第一に考えて作品を制作していくと言う意味では、時代にあわせて変化していくのは必然。
長年聴き馴染んだ声やリアルな風景描写が無くても、実際に映画を観てみるとトーマスはやっぱりトーマスだった。
気になるストーリーはと言うと、ソドー島を一周するレース大会”ソドーカップ”のお話。
2台でペアになって4つのお届けものをしながらゴールを目指すこのレース。
ソドーチームはブレーキが苦手なカナと速さに自信のないトーマスという2台だが、チャンピオンをめざして孤軍奮闘する様子が描かれている。
いつもの仲間たちはレースを見守りながらも大活躍!
トーマスとカナを応援したり、変わらず可愛いパーシーに癒されたりしながら、親子で(勿論大人1人でも)このドキドキワクワクを楽しんで欲しい。
キャストは田中美海、越乃奏、大久保瑠美、古賀英里奈、山藤桃子、YOU、藤井隆。
この先何年も経ち このリニューアル後のトーマスがいつものトーマスとして定着した時に、何かのタイミングで今までのリアルトーマスを子供たちが初めて目にしたらどんな反応をするのだろうか。そんな未来を想像してなんだか面白くなった。
監督: ジェイソン・グロー&キャンベル・ブライア
原作:「汽車のえほん」ウィルバート・オードリー
脚本:ピーター・ガフニー
出演: 声の出演:田中美海、越乃奏、大久保瑠美、古賀英里奈、山藤桃子、西山宏太朗、酒井敬幸、武内駿輔、山下七海、土師亜文、YOU、藤井隆
製作年: 2021年 イギリス
上映時間: 62分
原題: Thomas & Friends Race for the Sodor Cup
配給 : 東京テアトル
公式サイト
© 2023 Gullane(Thomas)Limited.