日本最大級の小説投稿サイト「小説家になろう」で連載がスタートし、2019年に小説とコミックが刊行されると、瞬く間に注目を集め、シリーズ累計発行部数が550万部(2022年12月時点/コミック・電子書籍含む)を突破した「わたしの幸せな結婚」。
大正ロマンを思わせる時代を背景に、ある宿命をもつ家系に生まれ、能力のなさや生い立ちゆえに家族から虐げられてきたヒロインが、自分を信じて愛してくれる男性と出会い、その人を愛することで、新たな運命を切り開いていく—。そのストーリーが絶大な人気を博し、アニメ化も決定するなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの“いま最も注目のラブストーリー”を実写映画化!
周囲も羨むほどの美貌の持ち主だが、冷酷無慈悲で数々の婚約者候補たちが三日と持たず逃げ出したという悪評をもつ、久堂清霞(くどう きよか)を演じるのは、本作が映画単独初主演となる目黒蓮(Snow Man)!今まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの目黒が、本作では、心を閉ざした冷酷な名家の当主という役に挑みます。
さらに、名家に生まれながらも、家族に虐げられてきたがゆえに自信のないヒロイン・斎森美世(さいもり みよ)を演じるのは、多方面で活躍の場を広げる女優・今田美桜。今注目を集める実力派女優である今田が、これまで演じてきたような気丈で笑顔溢れる快活なイメージから一転、本作で儚く憂いを帯びた悲劇的なヒロインという初めての役どころに挑みます。
本作のメガホンをとるのは、「アンナチュラル」(18年)や「MIU404」(20年)、「最愛」(21年)などの数々の名作ドラマを手掛けてきた塚原あゆ子監督。孤独な二人が少しずつ心を通わせていく姿を、ファンタジーを掛け合わせて描いた世界観に是非ご注目ください!
文明開化もめざましい近代日本。帝都に屋敷を構える名家の長女・斎森美世は実母を早くに亡くし、幼い頃から継母と異母妹から虐げられて生きてきた。すべてを諦め、日々耐え忍んでやり過ごすだけの彼女に命じられたのは、美しくも冷酷な軍人・久堂清霞との政略結婚だった。数多の婚約者候補が逃げ出したという噂の通り、清霞は美世を冷たくあしらう。
しかし逃げ帰る場所さえもない美世は、久堂家で過ごすうちに、清霞が実のところ悪評通りの人物ではないことに気づいていく。そして清霞もまた、これまでに言い寄ってきた婚約者たちとは違うものを美世に感じ、いつしか互いに心を通わせ、それぞれが抱いていた孤独が溶けていく。
「望んでしまった…少しでも長く、この人と居たいと。」
しかしその頃帝都では、不穏な【災い】が次々に人々を襲う。清霞はその最中で国を司る帝から、国民の盾となることを命じられる。命を賭して戦う清霞。その身を案ずる美世。しかしその【災い】の影には、思いもよらぬ陰謀が渦巻いていた。任務を全うする清霞の背後で、美世にも魔の手が迫る。やがて残酷な運命が、容赦なく二人を切り裂いていく―願うのはたったひとつ、あなたの幸せ。
顎木あくみによる大ヒット和風ファンタジー小説を、映画単独初主演となるSnow Manの目黒蓮と若者たちに大人気の女優今田美桜の共演で映画化!
明治・大正期を思わせる架空の時代が描かれ、漫画版、朗読劇の他、テレビアニメ化も予定されている話題作だ。
「コーヒーが冷めないうちに」の塚原あゆ子が監督を務め、「陽だまりの彼女」の菅野友恵が脚本を担当。
登場人物たちの心理を繊細に描き出し、丁寧に仕上がっていたように思う。
ざっくり言うと、儚げながらも芯のあるヒロインと美しくも冷酷無比と恐れられるヒーローとの和風シンデレラ的なラブストーリーなのだが、映画版ではアクションシーンも多くなかなか見応えがある。
名家の当主である久堂清霞(目黒蓮)は周囲から心を閉ざしたエリート軍人と恐れられているというものの、隊での彼は噂とは違い頼り甲斐のある理想の上司そのもの。隊員思いで実力もあり人望も厚い。
隊でのやり取りは短いながらも非常に印象的で、この作品が恋愛要素だけではないと感じさせてくれる重要なシーンとなっていた。
それにしても……
慎ましく料理上手で、健気に夫をたてる儚げな美女。
心許した人にだけ見せる笑顔が素敵で、家柄が良く仕事も出来る美男。
そんな2人を大きなスクリーンで観ると目の保養になる事間違いなし。
特別ファンというわけでは無かった自分がこれからはもっと注目してみようと思うくらい興味を持ったのだから、おそらくファンには推しポイントが多数あるはず。
是非確かめに行ってみて欲しい。
キャスト: 目黒蓮(Snow Man) 今田美桜 / 渡邊圭祐 / 大西流星(なにわ男子) / 石橋蓮司
佐藤新 (IMPACTors/ジャニーズ Jr.)
監督:塚原あゆ子
脚本:菅野友恵
原作:顎木(あぎとぎ)あくみ 「わたしの幸せな結婚」(富士見L文庫/KADOKAWA刊)
主題歌:Snow Man「タペストリー」
公式サイト
上映時間:115 分
©2023 映画『わたしの幸せな結婚』製作委員会