恐怖は、海上へ―『海底47m』製作陣による、絶体絶望サバイバルスリラー!避難所は、水上バイク1台(故障中)。これだけ広いのに、どこへも逃げられない。シャークケージダイビングに興じる姉妹が、海底深くに落下した檻から脱出する様をスリリングに描いた『海底47m』(17)、古代マヤ文明の海底遺跡に閉じ込められた女子高生たちの決死のサバイバル劇『海底47m 古代マヤの死の迷宮』(20)の製作陣が、新たな海の恐怖を描く!
大学生5人組が酔った勢いにまかせて無断で水上バイクを乗り回すが、衝突事故を起こしてしまい、助けの来ない遥か海上沖を漂うことに―。友情で結ばれていたはずの彼らを待っていたのは、回避不可能な危機的状況の数々。さらに、追い打ちをかけるように現れた獰猛なサメの餌食と化し、パニック状態に!
監督は『海底47m』シリーズでセカンドユニット監督を務めた実績を持つジェームズ・ナンが務め、脚本は衝撃の実録ドラマ『暁に祈れ』で脚本を務めたニック・ソルトリーズが担当。この夏、悪夢と化した2日間のバカンスを劇場で目撃せよ!
盗んだ水上バイクで走り出しただけなのに・・・青春のいたずらが死の恐怖を招く!アメリカの大学生が最も羽目を外す春休み:“スプリングブレイク”。メキシコのビーチでテキーラを浴びて馬鹿騒ぎをする男女5人組は桟橋に停められていた2台の水上バイクを盗み出し、沖へ出る。やがて、チキンレースに発展し、正面衝突してしまう。1台は大破し、もう1台はエンジントラブルで身動きが取れない。しかも、仲間のひとりが足に大けがを負ってしまい、助けを呼ぼうにも携帯の電波は届かない中、浮気騒動までも発覚。そして、壊れたバイクで大海原を漂うパニック状態の彼らをさらなる危機が襲う。なんとそこは、凶暴なホホジロザメの巣窟だったのだ―。
ある一定数はいるであろうサメ映画好きの皆様!お待たせしました!!
海底改め海上に舞台を変え、集うは“スプリングブレイク”満喫中のリア充大学生5人!
タイトルに既視感があるのもそのはず、『海底47m』『海底47m 古代マヤの死の迷宮』の製作陣が放つサメパニック映画の最新作である。
まさに定番ど真ん中をいくサバイバル劇でありながら、描かれるのは海の脅威か人間の醜さか。
サメへの恐怖というより寧ろ、登場人物のほとんどが自分勝手なのであまりに自業自得過ぎてあ〜あ〜あ〜…
かろうじてまだどうにか常識的な主人公に同情してしまった。
それにしても、海上は海上で大変なものだなとこれを観て思う。
照りつける真夏の太陽、漆黒の闇の中のような真夜中の恐ろしさと気温低下。
ましてやそこがホホジロザメの巣窟ともなれば、絶体絶望以外のなにものでもない。
割と無残な場面が多いがそれもまた一興。
恋と友情のバカンスが恐怖のサバイバルとなる48時間をその目で見届けて欲しい。
監督:ジェームズ・ナン『ゲットバック -人質奪還-』
出演: ホリー・アール、ジャック・トゥルーマン、キャサリン・ハネイ
マラキ・ブラー=ラッチマン、トーマス・フリン 他
原題:SHARK BAIT/2022年/イギリス/シネスコ/5.1chデジタル/85分
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