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『ジェクシー! スマホを変えただけなのに』作品レビュー

作品紹介

スマホ依存症のフィルが手に入れたスマホには、ライフコーチ機能“ジェクシー”が搭載されていた!彼女が恋の暴走を始めた時、フィルの人生が破壊されていく!!
『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』(09)の
原案・脚本を手掛けた、ジョン・ルーカス&スコット・ムーアのヒットメーカーコンビの新作は、【恋するスマホの“暴走ストーキング”!!!】

ストーリー

子供の頃からスマホ依存症で、恋人も友達もゼロのフィル。
ある日、機種変更したスマホにはライフコーチ機能が搭載されていた。
全ての個人情報を把握し、ジェクシーと名乗る”彼女”のコーチングで人生が変わり始めたフィルだったが、念願の恋人が出来た時、ジェクシーに異変が…!
「フィルは私の男!」恋に落ちちゃったジェクシーの暴走が始まり、上司への暴言メール送信、銀行口座から預金の流出、秘密の写真を一斉送信!!
嫉妬に狂ったジェクシーに命を狙われるフィルは一体どうなる!?あゝスマホを変えただけなのに!!

暴走するスマホに命を狙われる、主人公フィルを演じるのは、『マイ・インターン』『ピッチ・パーフェクト』に出演し、全米でソールドアウトを連発する自身のコメディユニット<メール・オーダー・コメディ>(MOC)では、全ての脚本・出演を手掛けるなど注目を集める新進気鋭コメディ俳優アダム・ディヴァイン。
フィルがジェクシーの後押しで恋人になるケイトを演じるのは、『X-MEN:ダーク・フェニックス』(19)で演じたストーム役で知られるアレクサンドラ・シップ。
ビルの職場の上司カイ役は『アントマン』シリーズでおなじみマイケル・ペーニャ。
そしてジェクシーの声を『ピーターラビット』(18、20)シリーズでのヒロインのビア役を演じたローズ・バーンが務めている。
監督、脚本は『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』(09)の脚本家コンビとして有名なジョン・ルーカス&スコット・ムーア。

作品レビュ

『スマホを落としただけなのに』は邦画でヒットしたサスペンス映画のタイトルだが、本作の原題は『Jexi』で、大人ラブコメ映画だ。

主人公フィルはスマホ依存症でコミュ障ぎみ。友達は1人もおらずスマホだけが彼の友達だった。ある日スマホをアクシデントで落として壊してしまう。愛用していたiPhoneからジェクシーという人工知能が搭載された新しいスマホに変えたフィル。ジェクシーは口が悪くて下品だが、フィルの幸せのために細かく助言をし彼に自信を与えていく。

ジェクシーの指導どおりに自分を変えて、社交性を身に着けたフィルは素敵な恋人を作り、幸せ体質な男子へ成長する。するとジェクシーが嫉妬から豹変し、異常な言動で執拗なストーカーへと変貌していくのだ。

ダメ男フィルがジェクシーに触発され、少しずつ行動を広げていくシンプルなストーリーだが、観客の共感性羞恥を強烈に刺激するので、フィルが怒られたり、失敗をして恥をかくシーンでは、観ているコチラも恥ずかしくなってくる

ロケ地はサンフランシスコ。ベイエリアのオフィス街で働くライターのフィル。ちょっと恥ずかしい大人向けコメディ映画だが、その映像はサンフランシスコへの観光誘致を目的としたのか、美しい街並みを魅力的に映し出している。

自分のスマホにクレイジーな人工知能が入っていたら迷惑だが、ジェクシーの様に親身に話し相手になり、生活向上のため助言する優しい人工知能が本当にあったら、疲れた人々の癒やしになるかもしれない。
本作はおバカなラブストーリーなので、思いっきり笑って楽しんでほしい。

予告動画

ジェクシー! スマホを変えただけなのに 

原題・英題 JEXI
監督、脚本:ジョン・ルーカス、スコット・ムーア
出演:アダム・ディヴァイン、アレクサンドラ・シップ、マイケル・ペーニャ、ローズ・バーン(声)
2019/カラー/5.1ch/アメリカ・カナダ/スコープ/84 分/原題:JEXI/PG-12
配給:ショウゲート

©2019 CBS Films Inc. All Rights Reserved

投稿者プロフィール

佐藤 友美
2013年にHokkaido Movie Review・新作映画の最速レビューサイトを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
旅好きで映画ロケ地のツアー取材が得意。FMラジオでの映画紹介を経てからの映画ライターと本Webサイトのデザインを担当。
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