警察署長の娘が誘拐された誘拐犯を誤って射殺し、手がかりを失い途方にくれる警察官、そこに届く追跡不能の映像とメッセージ <64分後に娘は死ぬ>-
警官の視点と撮影されるカメラの2視点で構成される、オリジナルティあるリアリティ・ライブ・サスペンス。緊迫の64分を視聴者として生で体感する、SNSに翻弄される今の時代に生きる観客に突き刺さる映画が誕生した。
誘拐された少女の救出に命をかける警察官ペニー(アーロン・エッカート)は、配信サイトPeaple.comの熱血レポーター・エイヴァ(コートニー・イートン)による追跡捜査の生配信を許可する。SNSで拡散される映像は、視聴者が視聴者を呼び、テレビ局をも巻き込んで無限大に広がっていく。正しい情報と誤情報が絡み合う中、やがて発覚するペニーに関わる過去の事件―。彼は信頼できる人物なのか?犯人は存在するのか?そして64分というタイムリミットが意味するものは?規制のかかっていない刺激的な生配信映像が続く中、捜査はリアルタイムに進む。
そしてラスト2分、放送事故となるのか―?!
本作は単なるクライム・サスペンスでは無い。
行方不明者の少女を探す警官のサスペンス映画だが、その少女を見つけるのには、たった64分のタイムリミットがある。
主人公の警官ペニーと、彼に協力するweb配信サイトのレポーター・エイヴァが、犯人が残した手掛かり元に推測しながら少女の行方を捜査をする。
SNSとTVでの生配信と緊迫感あふれる捜査の様子を、ライブで視聴するという新感覚のアクション映画。謎の誘拐犯と激しい肉弾戦やガンアクションが街中で繰り広げられ、緊張感と衝撃が視聴者へと生配信される。
正義感が強く過去の事件でトラウマがある古いタイプの警官ペニーと、SNSの世界で名を馳せたいミレニアル世代のエイヴァという父娘の年齢差というふたりがタッグ組み、64分間自分たちの命を危険に晒しながら必死に少女を探す。
誘拐された少女の探知にはネットの情報が不可欠である。エイヴァはスマホを巧みに使い、配信スタジオの相棒からヒントを得て少女の行方を探していくのだ。
警官の視点と、エイヴァの持つカメラの2視点によってその場にいるような臨場感を体感できて、カメラの手ブレ酔いを感じるようなライブ映像とアトラクション感は、避暑にぴったりの娯楽作である。
監督:スティーブン・C・ミラー
出演:アーロン・エッカート『エンド・オブ・キングダム』
コートニー・イートン『キング・オブ・エジプト』、
ベン・マッケンジー TVシリーズ「ゴッサム」
原題:Line of Duty
2019年/イギリス・アメリカ/英語/99分/カラー/シネスコ/5.1ch/字幕翻訳:チオキ真理/G
公式サイト
配給:ギャガ・プラス
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