世界 54 か国 No,1 全世界に“ドラゴン旋風”!!! 勇気、友情、そして新たな奇跡― 『ボス・ベイビー』のドリームワークスが壮大なスケールで描く、“人間とドラゴン”が共に生きる世界2019 年冬、誰も体験したことのない冒険が始まる―
2010年8 月に日本公開され大ヒットとなった『ヒックとドラゴン』で解り合い共存の道をみつけた人間とドラゴンたち。 あれから6 年後、バイキングの長となり成長した“ヒック”とドラゴンの相棒“トゥース”たちが暮らすバーク島はドラゴンたちにとって楽園、 しかし急激な人口&ドラゴン増加で定員オーバーに。新たな聖地を求めて旅立つ、壮大な<引越し>アドベンチャー!
かつてドラゴンは人間の敵だった。弱虫のバイキングの少年“ヒック”と、傷ついたドラゴン“トゥース”の活躍で彼らは共存する道を選び、バーク島で平和に暮らしていた。 だが、ドラゴンが増え続けたバーク島は定員オーバー! 亡き父の跡を継ぎ、若きリーダーに成長したヒックは、島を旅立ち、みんなと新天地を探し求める決断をする。しかし、大移動の旅の途中、最凶のドラゴンハンターに命 を狙われ、“トゥース”の前には白い謎のドラゴン“ライト・フューリー”が姿を現す…。そして彼らが辿り着いたのは、 人間は住めないドラゴンたちだけの<隠された王国>だった―! “ヒック”と“トゥース”は別れる運命なのか? 今、人間とドラゴンの友情が試されるー。
大人気シリーズが帰ってきた!
世界的ベストセラーである児童文学が原作の「ヒックとドラゴン」シリーズ。
弱虫だったヒックは青年となり若きリーダーへと成長を遂げ、トゥースは伝説のドラゴンとなり王となった。家族と友情、その絆の物語だ。
映画3作目となる本作は島で保護していたドラゴンが増え続けたため、新たな新天地を求めて旅立つアドベンチャー仕立てとなっている。
設立25周年を迎えたドリームワークスの映像美がとにかく素晴らしい。現実世界のような光が計算されつくされ、息を飲むような美しい景色を生み出している。特にドラゴンが吐く炎や松明などの「火」のリアリティはC Gであることを忘れるほど圧巻である。とにかく細部にまでこだわり抜いたクオリティの高さがうかがえる。
また、個性的なドラゴン達のデザインも魅力的だ。真っ黒なトゥースと本作で肝となっているトゥースの恋人ライト・フューリーが真っ白なため、それらを際立たせるかのように他のドラゴン達はカラフルでユニークだ。残念なのはライト・フューリーのデザインがまるでポケモンを彷彿とさせるデザインなところ。ヒロイン扱いなのでもう少し華やいで欲しかった。
トゥースが一目惚れしたドラゴン、ライト・フューリーの出現によりドラゴン達と別れの決断を迫られるヒックたち。そしてトゥースを狙うドラゴンハンター、グリメルの魔の手。
グリメルはわかりやすい敵なのだが、ライト・フューリーが初めトゥースを誘惑(?)する小悪魔のような描き方で本人の本心が見えづらい。ヒックもかなり後半まで信頼していなかった。本人には全くそのつもりはないのに何となく距離を置かれやすい人ってたまにいるよなとライト・フューリーを見ながら思った。
「共存」を1作目からテーマとしているストーリーだが、本作は完結させるにふさわしい集大成となっている。
「ドラゴン」は動物だけに限らず、植物も含めあらゆる生命体に置き換えることができるだろう。我々人間が共存すべき世界は個々の意識の積み重ねによって可能となる未来もあるという強いメッセージを感じさせてくれる。
迫力ある音と映像美、巨大スクリーンで観るにふさわしい映画である。
是非とも劇場で人間とドラゴンの最終章を見届けてもらいたい。
監督:ディーン・デュボア(『リロ&スティッチ』、『ヒックとドラゴン』シリーズ)
製作:ブラッド・ルイス、ボニー・アーノルド
原作:『ヒックとドラゴン』クレシッダ・コーウェル著(小峰書店刊)
出演 : ジェイ・バルチェル、アメリカ・フェレーラ、ケイト・ブランシェット、ジェラルド・バトラー
配給:東宝東和、ギャガ
上映時間: 104 分
原題: How to Train Your Dragon: The Hidden World
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