『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督 待望の劇場長編第2弾!上田監督が贈るスペシャルエンタテインメント!!
『カメ止め』で大旋風を巻き起こした上田慎一郎監督が贈る待望の劇場長編第2弾は、カメ止め同様、まだ無名の役者たちと共にゼロから創りあげた完全オリジナル作品。上田監督が、1500 人以上の応募者からオーディションで選んだ15 人のスペシャルな役者たちと共に企画会議、ワークショップを経て、当て書きで脚本を執筆。カメ止めの次作・・・プレッシャーで気絶しそうだった上田監督自身の経験をも取り込んで創られた渾身の一作だ。 ポンコツ役者チームの舞台裏ものであり、凸凹兄弟のコンビものでもあり、スパイ映画でもあり、ヒーロー映画でもあり・・・。予測不能の展開!映画愛 全開!笑って泣いて多幸感に包まれる!上田節全開の映画が、この秋、日本にまた大旋風を巻き起こす!?
「緊張すると気絶する役者」VS「カルト集団」!?
暗い部屋でひとり、超能力ヒーローが活躍する大好きな映画を見ては溜息をつく売れない役者の和人。ある日、彼は数年ぶりに再会した弟から俳優事務所の「スペシャル・アクターズ」に誘われる。そこでは映画やドラマの仕事のほかに、日常の中で演じる仕事、つまり演じることを使った何でも屋を引き受けていた。そんな折、スペアクに「カルト集団」から旅館を守って欲しいと依頼が入る。乗っ取りを図るヤバ目な連中相手にプランを練り、演技練習を重ねるスペアクの役者たち。しかし、和人には皆に内緒にしている秘密があった。極限まで緊張すると気絶してしまうのだ。あろうことか、このミッションの中心メンバーにされた和人。果たして、彼の運命やいかに!?
上田慎一郎監督作品、劇場長編第2弾!!
プロアマ問わず1500人のオーディションから選ばれた15人のキャストが出演。
キャストにあった脚本にする為に、撮影寸前まで幾度も書き直しながら執筆したという上田監督。その焦燥感は計り知れないが、作品自体にプレッシャーのようなものは感じられずホッとした。
重い期待に対する苦しみを主人公のキャラクターに投影させた事が、ある意味良い逃げ道になったのかもしれない。
主人公は、緊張したりストレスを感じると気絶してしまうという体質にも関わらず役者として成功する事を夢見る大野和人(大澤数人)。
月々の家賃の支払いすらままならない和人は、数年ぶりに再会した弟・宏紀(河野宏紀)から俳優事務所「スペシャル・アクターズ」での仕事を提案される。
その仕事で求められるのは、日常でのトラブル解決や映画館で笑ったり泣いたりするサクラを演じるという一風変わった芝居だった。
宏紀の助けも借りつついくつかの仕事をこなした頃、カルト集団から旅館を守ってほしいという依頼が飛び込んでくるのだがこのカルト集団がなかなかの曲者達。
有名俳優勢揃いというものでない事もあり、このあたりの場面でも先入観なく楽しめた。
個人的にはスペシャル・アクターズの事務所に貼ってあるポスターが色々な人や物を守りたいものばかりで、しかもそれが本編とは特に関係が無いのが面白かった。
爆笑するようなシーンこそないが、深く考えずに観ていられる”娯楽映画”としてうまくまとまっていたように思う。
そこにいるだけで圧倒的な存在感を持つような俳優を起用した場合、どのような映画を作るのかも観てみたいところだ。
『「カメラを止めるな!」の上田監督』
良くも悪くもしばらくの間はそう言われ続けるのだろうが、代表作としてカメ止めではなく別の作品名を挙げられるのも遠くはないのでは。そう感じる事が出来た。
監督・脚本・編集・宣伝プロデューサー:上田慎一郎
出演:大澤数人、河野宏紀、富士たくや、北浦愛、上田耀介、清瀬やえこ、仁後亜由美、淡梨、三月達也 、櫻井麻七、 川口貴弘、 南久松真奈 、津上理奈 、小川未祐、 原野拓巳 、広瀬圭祐、 宮島三郎 、山下一世 他
配給:松竹
上映時間: 109分
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