青春×ファンタジー 新たな傑作が、ここに誕生! 二ノ国――
製作総指揮/原案・脚本:日野晃博(「レイトン」シリーズ)×監督:百瀬義行(『おもひでぽろぽろ』原画)×音楽:久石譲(『千と千尋の神隠し』)という日本を代表するドリームメーカーが集結!
オリジナルストーリーで描かれる劇場版の本作では、主人公〝ユウ“の声を演じる山﨑賢人をはじめ、宮野真守、津田健次郎、坂本真綾、梶裕貴、山寺宏一といった声優ドリームチームの参加も決定!全世界が待望するアニメーション映画『二ノ国』が誕生する。
その魔法の世界には、命が繋がったもう一人の自分がいる。 冷静沈着で車いすのユウ、バスケ部の人気者のハル、ハルの彼女コトナの3人は高校生で幼なじみ。 ある日、突然何者かに襲われたコトナを助けようとしたユウとハルは、現実世界と並行する魔法世界「二ノ国」へと引き込まれる。そこは命が繋がった“もう一人の自分”がいる世界。 次第にユウはコトナにそっくりな二ノ国の姫、アーシャに惹かれていく。 しかし、そこには「コトナの命を救うにはアーシャの命を奪わなければいけない」という残酷なルールがあった――。 コトナを救いたいハル。アーシャを守りたいユウ。 大切な人の命をかけた<究極の選択>が迫るとき、2人が下した決断とは–?
「命を選べ」
それは、愛する人を救う為の〈究極の選択〉。
この物語のテーマがそれにあたる。
現実世界と異世界を行き来する少年たちの冒険というだけではなく、突然強いられた〈究極の選択〉を前に悩み迷う苦しみも感じられる内容だ。
主人公ユウ役を山﨑賢人、ハル役を新田真剣佑、コトナ/アーシャ役を永野芽郁が務め、ここ数年で一気に知名度の上がったムロツヨシも重要なキャラクター役で出演している。
脇を固めるのは宮野真守、坂本真綾、梶裕貴、津田健次郎、山寺宏一など豪華な実力派声優達。
意外にも、若手俳優陣はそれぞれアニメ映画の声優初挑戦というのには驚いた。
ゲームやアニメキャラクターの声を俳優が担当するという事には賛否両論あり、個人的にも過去にガッカリした配役が無いと言えば嘘になる。
俳優起用に関してどう考えるかは人それぞれ違った意見があるだろうが、自分としては『二ノ国』のユウ役に於ける山﨑賢人の声に違和感は感じなかった。
ところで『二ノ国』とは一体何か。
実は、SNSで生配信されていた映画の製作発表を観て初めてこの『二ノ国』を知った。
子供の頃はゲームに夢中だったもののこの20年程はすっかり疎くなり、今では空き時間にスマホゲームを多少やる程度だった自分には知り得なかったのだが、「妖怪ウォッチ」シリーズなどで知られるレベルファイブにより制作されたPS4/コンピュータRPGのシリーズとして世界中で高い評価を受けている作品らしい。
このゲームをスタジオジブリが制作協力。
それもあってか、今作はジブリ作品にも所縁の深い百瀬義行が監督。
ゲーム・映画共に音楽を久石譲が担当し作品に彩りを添える。
そんな情報知ってるよ!と突っ込まれそうだが、同じように初耳だった人もいるかもしれないので敢えて記しておく。
ちなみに、今作は”ジブリファンである”或いは”ジブリ映画を観て育ってきた”大人達に向けての映画というわけではない。
高校生のユウ・親友のハル・幼なじみのコトナ・魔法世界で出会った同じ年頃のアーシャ姫を中心に繰り広げられるストーリー自体もそうだが、バルーン名義でのボカロPとしても人気の高いミュージシャン 須田景凪を主題歌に抜擢している事も、若い世代への訴求ポイントだろう。
かといって、大人が観るとつまらないというものでもない。
現代を生きる若者がふたつの世界を行き来する中で様々な決断をし成長していく姿。
壮大な音楽と細やかで幻想的な作画。
それらは年齢問わず響くものがあるはずだ。
声優キャスト : 山﨑賢人 宮野真守 坂本真綾 梶 裕貴 津田健次郎 山寺宏一
原案・脚本:日野晃博
監督:百瀬義行
音楽:久石 譲
上映時間: 106分
公式サイト
配給 :ワーナー・ブラザース映画
#映画二ノ国
©2019 映画「二ノ国」製作委員会