映画だからこそ実現できた『ドラゴンクエスト』
新たな冒険の扉がこの夏、開く―
累計の出荷・ダウンロード販売本数が7800万本を突破している国民的RPG「ドラゴンクエスト」シリーズの中で、“親子三代にわたって魔王を倒す”“結婚相手を選ぶ”など大河ドラマのような人生を体感できる作品として特に愛されている「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」。そのストーリーを原案に、VFXの第一人者である山崎貴が総監督・脚本を手掛けた「ドラゴンクエスト」シリーズ初の3DCGアニメーション映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』が遂に完成!
原作・監修を「ドラゴンクエスト」の生みの親であるゲームデザイナー・堀井雄二。音楽をゲーム音楽の領域を超えて愛される名曲を紡ぎだす作曲家・すぎやまこういち。監督は『STAND BY ME ドラえもん』を製作した八木竜一と花房真という日本最高峰のスタッフが集結。
そして主人公のリュカ役に佐藤健、リュカの幼馴染ビアンカ役に有村架純、大富豪の娘フローラ役に波瑠、わがままな王子ヘンリーに坂口健太郎、リュカの父パパス役に山田孝之といった日本を代表する超豪華俳優陣が声の演技で作品に魂を吹き込みます。
映画だからこそ実現した「ドラゴンクエスト」の新たな物語が、この夏スクリーンにやってくる!!
少年リュカは父パパスと旅を続けていた。その目的は、ゲマ率いる魔物たちに連れ去られた母を取り戻すこと。旅の道中、遂にゲマと遭遇し、魔物たちと激しい戦いを繰り広げるパパス。しかし一瞬のスキをつかれ、リュカが人質にとられてしまい、手出しができなくなったパパスは、リュカの目の前で無念の死を遂げる――
それから10年。故郷に戻ったリュカは「天空のつるぎと勇者を探し出せば、母を救うことができる」というパパスの日記を発見する。父の遺志を受け継ぎ、リュカは再び冒険の旅にでることに。
立ちはだかるいくつもの試練、そしてビアンカとフローラ、2人の女性をめぐる究極の選択。果たして冒険の先に待ち受けるものとは!?
伝説の物語が、こんどは世界を変える。
あのドラゴンクエストが!
そしてドラゴンクエストV 天空の花嫁 が映画になるとは!
日本中に大ブームを巻き起こしたドラクエ。
かく言う私もドラクエにハマったうちの1人である。
ドラクエ好きなら分かるだろうが、シリーズの中でも”天空の花嫁”の人気は絶大だ。
今作は、そんな「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」を原案とし、VFXの第一人者である山崎貴が総監督・脚本を担当、更にはすぎやまこういち氏の音楽が使用されるというのだから観に行かない理由はない。
声優陣の豪華さも話題の1つ。
主人公リュカを佐藤健、ヒロインであるビアンカを有村架純、フローラを波瑠が演じている。
個人的に注目していたのがパパス!山田孝之の力ある熱い声が見事にハマっていた。
最愛の父・パパスの命を奪ったゲマは本当に気持ちが悪く嫌味な奴で、そんなゲマの声を吉田鋼太郎が熱演しているのだがこれがまた良かった。
今作で初めてドラクエの世界に入ると言う方の為に、まずはざっとゲーム版をご紹介したい。
『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』は、1992年に発売されたスーパーファミコン用ロールプレイングゲームである。
親子3代に渡るストーリーや、物語中盤に結婚(しかも結婚相手をプレイヤー自らが選び、それによってエンディングも変わるというのが衝撃的だった)という人生の重大なイベントがあることが特徴。
今までは倒すだけだったモンスターを仲間にするというシステムが初めて導入されたのもVから。
「なんと ◯◯◯が おきあがり なかまに なりたそうに こちらをみている!なかまに してあげますか?」
と問われたら、思わず⇒はい を選んでしまうのが大抵のパターン。
仲間にした途端に可愛く見えてくるから不思議だ。
ゲームを進めるうちに「幼年時代」(「少年時代」)、「青年時代前半」、「青年時代後半」と経過していく為、主人公の成長を見届けているように思えて従来よりも一層感情移入しやすくなっている。
そろそろ映画の話に戻るが、基本的にはゲームの世界観そのまま。
主人公リュカは幼年時代に母を連れ去られ、父・パパスにより強く賢く育てられる。
サンタローズの村では幼馴染のビアンカと再会、彼女と共にお化け退治をしてベビーパンサーを助け出す。
その後ラインハットにてヘンリー王子誘拐事件が発生し救出に向かうが、パパスが殺されてしまう。
主人公は父の遺言通り母・マーサ、そして伝説の勇者を捜す旅に出るというストーリーだ。
お気づきだろうか。
主人公=勇者ではない。
そして、旅の目的は魔王退治ではない。
結果的に魔王のもとへ行く事にはなるが、それはマーサや家族の為。そこがまたこのストーリーの魅力である。
壮大なスケールで繰り広げられるリュカ達の冒険の旅。
美しい映像の中で躍動する旅の仲間達の姿には胸が熱くなり、想像を裏切らないスライムの可愛さには癒される。
映画を最後まで観る事で、タイトルである”ユア・ストーリー”や”君を、生きろ”というキャッチコピーに納得出来るだろう。
【キャスト・スタッフ】
佐藤健
有村架純 波瑠 坂口健太郎 山田孝之
ケンドーコバヤシ 安田顕 古田新太 松尾スズキ
山寺宏一 井浦新 賀来千香子 吉田鋼太郎
原作・監修:堀井雄二
音楽:すぎやまこういち
総監督・脚本:山崎貴
監督:八木竜一・花房真
上映時間 : 102分
公式サイト
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