ニック・フューリーが参戦! 「共に戦う覚悟はあるか――」
前作『スパイダーマン:ホームカミング』では、スパイダーマンこと15歳の高校生ピーター・パーカーが、 ヒーローの師匠とも言うべきアイアンマンに導かれ、真のヒーローへと成長する過程が描かれた。
本作は“ホ ーム”であるニューヨークを離れ、舞台はヨーロッパへ。ピーター(トム・ホランド)は親友のネッド(ジェ イコブ・バタロン)や MJ(ゼンデイヤ)たちと 2 週間の夏休み旅行へ出かける。そこでピーターの前に突如 現れるのは、S.H.I.E.L.D.の長官、ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)だ。「出番だぞ。私と共 に戦う覚悟はあるか?」とピーターに告げるが・・。ニックから与えられるミッションは何なのか?そしてこ の先、どんな戦いが待っているのか――。さらに、巨大な敵を前に、ピーターのピンチを救うべく現れた存在 とは?予告編の中で、ピーターが赤のスーツではなく、黒のスーツに身を包んでいるシーンにも注目だ!
終わらせない――僕がいる。
スパイダーマンこと高校生のピーター・パーカーは、真のヒーローへと成長すべく、師匠とも言うべきアイアンマンに導かれてきた。そして今、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の戦いを経て、ピーターは次なる戦いに挑むことになる――。
ピーター(トム・ホランド)は夏休みに、学校の友人たちとヨーロッパ旅行に出かける。しかしそこでニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)が突如現れ、ピーターにミッションを与える。目の前に立ちはだかる危機の大きさに、「僕はただの“隣人”だ」とピーターは怖気づくが、ニックはその使命をスパイダーマンに託す。
鉄の意志を引き継ぎ、僕は闘う。
ヴェネチア、ベルリン、ロンドンといったヨーロッパ都市をはじめ、各国を危機に陥れるのは、炎や水など自然の力を操るクリーチャーたち。世界に危機が迫る中、ベック(ジェイク・ギレンホール)と呼ばれる人物をニックはピーターに引き合わせる。“別の世界”から来たという彼もまた、ピーターと共に敵に立ち向かっていく。ベックは、マーベル・コミックでは「ミステリオ」として知られる人物。本作では味方となるのか、それとも――。そしてこの戦いに、ソーやキャプテン・マーベルの力は借りられない。ピーター=スパイダーマンはこの危機をどう乗り越えていくのか?今、世界は彼に託される・・!
「マーベル・コミック」原作の『スパイダーマン』の実写映画化作品としては第7作目!!
再始動した新シリーズとしては2017年の『スパイダーマン:ホームカミング』に続く第2作目となるのが今作だ。
個人的にはまだアベンジャーズショックから立ち直れていない自身の気持ちを、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は汲んでくれていたように思う。
おそらく世界中にも同じように、アイアンマンを始めとするスーパーヒーローの最期を悲しく思っている人が多いだろう。
オープニングから既に感極まってしまった。
マーベルシリーズといえば超大作のアクションシーンが見所だが、スパイダーマンは他のスーパーヒーロー達のようにかけ離れた存在ではなく、”親愛なる隣人”という呼び名からもわかるように人々の身近にいて愛されているのを感じる。
少し弱気で不器用だけれど優しくてかわいい男子高校生・ピーター・パーカー。
最初こそトム・ホランドがいまいちピンとこなかったのだが、前作やアベンジャーズを観ているうちにすっかり魅了されスパイダーマンにしかみえなくなった。
好きな女の子 MJとのデートを夢見るどこにでもいそうな青年、ピーター。
今作でも、そんな彼のラブストーリーが重要な軸となる。
MJ役はゼンデイヤ。
グレイテスト・ショーマンでみせた勝気な女性のイメージとはまた違い、まだあどけなさを残した女子高生役を演じているのも良かった。
それにしても、ピーターの憎めなさはある意味驚異的。
なんせ、あのトニー・スタークすらも彼を放っておけない程なのだから。
そんなピーターにとってのトニー・スタークもまた大きな存在である事は間違いなく、今作では彼がトニーの死を乗り越えられるのかも問われていたように感じた。
トニーがピーターに託したもの。
それを受け取ったピーターがどう解釈するのか目が離せない。
「やっぱりそうか!」という場面や「なんと、そうきたか!」という場面もありながら甘酸っぱいラブストーリーも楽しめる大満足の作品だった。
(※席を立たずに最後の最後まで観る事が重要)
もしもマーベル作品が気になっているもののまだ足を踏み入れられていないという方は、アベンジャーズそして前作のスパイダーマンを観てから臨むと良いだろう。
予告動画
■『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』
(原題:Spider-Man:Far From Home)』
■全米公開:2019年7月2日
■監督:ジョン・ワッツ(『スパイダーマン:ホームカミング』)
■脚本:クリス・マッケナ & エリック・ソマーズ
■マーベル・コミック・ブック原作:スタン・リー and スティーヴ・ディッコ
■製作:ケヴィン・ファイギ、エイミー・パスカル
■キャスト:トム・ホランド、サミュエル・L・ジャクソン、ゼンデイヤ、コビー・スマルダーズ、ジョン・ファヴロー、J・B・スムーヴ、ジェイコブ・バタロン、マーティン・スター、マリサ・トメイ 、 ジェイク・ギレンホール
◆上映時間135分
◆公式サイト
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