主演:藤原竜也×監督:蜷川実花 豪華キャスト全員人殺し!本能を極限まで刺激するノンストップ・エンターテイメント <命がクズ同然>のダイナーで、最高級の<殺し合いゲーム>の幕が上がる―― 映画『Diner ダイナー』
ようこそ、殺し屋専用のダイナー<食堂>へ そこは、命がゴミのように扱われる、殺し屋専用の食堂ダイナー<食堂>。店主は、元殺し屋で天才シェフのボンベロ。 「俺は、ここの王だ。砂糖の一粒まで俺に従う。」日給30万の怪しいアルバイトに手を出してその店に売られたオオバカナコ。次々と店にやってくる最狂の殺し屋たち。オーダーは極上の料理か、殺し合いか…店主、ウェイトレス、殺し屋たち。新たな殺し合いが今、始まる――!
美味いメシを食うか?それとも死ぬか?
人気作家・平山夢明の小説「ダイナー」を原作とする今作は、蜷川実花監督の最新作!
物語の中心は殺し屋が集う食堂「ダイナー」。
自分の居場所や生きている意味を見い出せない少女・オオバカナコ(玉城ティナ)はある事情によりダイナーでウェイトレスとして働く事に。
来店するのは血の気の多い殺し屋達ばかりで殺し合いは日常茶飯事だ。
唯一、紳士的なスキン(窪田正孝)を拠り所にしたくなるが彼も彼で凄腕の殺し屋だという事を忘れてはならない。
作中ではあまり特別な感情を抱かせないうちに容赦なく何人もの人が殺されていく。
ネタバレになるので多くは書けないが、呆気なく死ぬ者が多いのが意外だ。
そんな中、伏線多数できっとこういう形で終わるだろうと思われたある者の死だけは丁寧に描かれているのが印象的だった。
スプラッタ的要素が強いという前評判を聞いていたが、そこに関してはそれほど残虐ではないのでスプラッタが苦手な人でも観覧出来る作品ではないだろうか。
まるで写真集の撮影シーンを観ているかのようなカット割は、過激でありながらも芸術的。そこかしこにある花の艶やかさも相まって非常に美しい。
若手から熟年の美男美女多数出演でそれだけで目の保養になる豪華キャストや、爆音でかかる大沢伸一の音楽はまさに蜷川実花!という世界観だ。
監督初の男性主人公作品でもある今作だが、主演に藤原竜也を抜擢したのは頷ける。
元殺し屋で、孤高のシェフとして王の様に君臨するのが様になっていた。
とは言え、主役はむしろ玉城ティナなのではないかと思わせる程に彼女の存在感も光っている。
やはり、蜷川実花は美少女の魅力をより一層開花させる事に長けているように感じた。
“極上の料理”に期待して観てもいたのだが、ここの料理はなかなかに独特で食欲をそそられるようなタイプのものではない。
ただ、”スキンのスフレ”は最高に美味しそうだったしストーリー上でも意味深い一品だった。
キャスト: 藤原竜也 玉城ティナ 窪田正孝 本郷奏多/武田真治 斎藤 工 佐藤江梨子 金子ノブアキ 小栗旬 /土屋アンナ /真矢ミキ /奥田瑛二
原作:平山夢明『ダイナー』(ポプラ社「ポプラ文庫」)
脚本:後藤ひろひと 杉山嘉一 蜷川実花
音楽:大沢伸一
監督:蜷川実花
配給:ワーナー・ブラザース映画
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(C)2019 「Diner ダイナー」製作委員会
(C)2019 蜷川実花/映画「Diner ダイナー」製作委員会