ディズニー・アニメーションの名作『ダンボ』を<新たな物語>として実写映画化するのは『チャーリーとチョコレート工場』、『アリス・イン・ワンダーランド』などで魅力溢れる個性的なキャラクター達の成長を描いてきた鬼才ティム・バートン監督。「(『ダンボ』が)お気に入りのディズニー・アニメーション」と語る彼が、その独特の映像美と世界観でファンタジックに描く感動の物語。
これまでも魅力溢れる個性的なキャラクターが他と異なる自分を受け入れ、一歩踏み出すファンタジックなドラマを描いてきたバートン監督。本作の個性的なキャラクターの一人・ホルトを演じたコリン・ファレル(『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』)は、「稀代のビジュアルアーティストのティム・バートンと『ダンボ』という題材ほど、幸せな組み合わせはない!」とバートン作品への初出演を即決した。
そして、近年のティム・バートン作品に欠かせないエヴァ・グリーン(『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』)はコレット役、バートン監督の大ヒット作『バットマン』と『バットマン・リターンズ』でタッグを組んだマイケル・キートンはヴァンデバー役を演じ、メディチ役のダニー・デヴィートはバートン作品4度目の出演と、ティム・バートンが信頼するハリウッドの豪華キャストも集結している。
ディズニーとティム・バートンが奇跡の映像美で実写化する”新たな「ダンボ」の物語”はどんな感動を届けてくれるのかー?
全世界から熱い期待が高まっている。映画『ダンボ』は、全米同時となる2019年3 月29 日(金)全国公開。
サーカスに、愛らしい子象が誕生した。“大きすぎる耳”をもった子象は“ダンボ”と呼ばれ、ショーに出演しても観客から笑いものに。ある日、ダンボの世話を任されたホルトの子供ミリーとジョーが、悲しむダンボを元気づけるため遊んでいると、ダンボがその“大きな耳”で飛べることを発見する。
“空を飛ぶ子象”の噂は瞬く間に広がり、ダンボを利用し金儲けを企む興行師によって、ダンボは愛する母象ジャンボと引き離されてしまう。母を想うダンボに心を動かされたホルトの家族とサーカス団の仲間は力をあわせ、ダンボの捕われた母を救い出す作戦がはじまる――!
鬼才ティム・バートン監督の世界観で魅力溢れる名作アニメが実写化。
空飛ぶ象「ダンボ」の愛くるしい瞳に終始メロメロが止まらない。
ダンボが空を舞うシーンは何度登場しても涙が出そうになる。
C Gとは思えないリアルなキャラクターに心を鷲掴みにされっぱなしだ。
魅力的なのはダンボを始めとした動物達だけではない。
ダンボを世話する子供達の父親ホルト役にコリン・ファレル、ティム・バートン監督作品ではお馴染みのマイケル・キートンにダニー・デヴィート、美しさに目を奪われ続けたエヴァ・グリーンと、個性的で豪華な俳優陣たちが目白押しだ。
ティム・バートン監督は映画に必要とされるあらゆる事物を考慮し全てをスタジオで撮影している。この圧倒的スケールでスタジオ撮影とは信じ難い。世界のアメリカって凄いなと改めて感嘆する。
物語は先に述べたようにティム・バートン監督の世界観が冴え渡っているが、かといってディズニーらしさを失われているわけではない。そこが素晴らしい。
テーマは「家族の再生」である。
ダンボを世話するホルト一家、ダンボとその母親、そしてサーカス団たち。
ホルト一家は母親を亡くしているためダンボの母親愛に気持ちがリンクされる。
母親代わりではなく、父親として子供達と向き合おうと自分ができることを模索するホルト。その葛藤が手に取るように伝わり切ない。
そしてダンボの躊躇しつつも一歩前へ進もうとする姿は「頑張れ!」と声に出して応援したくなる。
それぞれの勇気ある行動や姿にそれぞれが影響され相乗効果が生まれている作品である。
春休み、ディズニーランドに行かずともディズニーの魅力を家族で味わえる最高のエンターテイメントであることは間違いない。
https://youtu.be/K7dVOZUvHIA
原題:Dumbo
全米公開: 3月29日(金)
監督:ティム・バートン
出演:コリン・ファレル、エヴァ・グリーン、マイケル・キートン、ダニー・デヴィート
上映時間: 115分
公式サイト
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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