記憶を失ったヒーロー、キャプテン・マーベル。
彼女の過去に隠された “秘密”が、恐るべき戦いの引き金となってしまう。自在に姿を変える正体不明の敵に狙われ、孤独や不安に打ちのめされても、彼女は不屈の精神で何度も立ち上がる。
果たして彼女は記憶を取り戻し、この戦いを終わらせることができるのか?
そして、最後につかむ“衝撃の真実”とは…?
禁断の記憶の謎を追う、サスペンスフル・アクションが幕を開ける!
舞台は1995年、アベンジャーズが結成される以前の物語。瀕死の重傷を負ってすべての記憶を失い、その代償に“規格外の強大な力”を得たキャプテン・マーベルは、記憶喪失ゆえにいつもどこか居場所がない感覚に寂しさを感じ、身に覚えのない“記憶”のフラッシュバックに悩まされていた。
彼女の記憶に隠された秘密を狙い、自在に姿を変える正体不明の敵。ロサンゼルスのビデオショップに不時着したキャプテン・マーベルは、若き日のニック・フューリーと共に自らの過去に潜む謎を追い求め、真実に立ち向かっていく。
【キャプテン・マーベル】の主演を演じるのは、「ルーム」でアカデミー賞®主演女優賞を獲得したブリー・ラーソン。その後も『キングコング :髑髏島の巨神』でヒロインを務めるがオスカーを獲った「ルーム」以来は興行成績の華々しい作品には恵まれていなかったように思う。
しかし本作では記憶を失ったキャプテン・マーベルとして大抜擢されマーベル史上最強の女性ヒーローを演じている。
ブリー・ラーソンを起用した大胆なキャスティングに意外性を感じたが、驚異的な身体能力とずば抜けた存在感に圧倒された。
『キングコング :髑髏島の巨神』でもブリー・ラーソンと共演をした、サミュエル・L・ジャクソンが若き日のニック・フューリーを特殊メイクで演じており、彼の目の片眼の理由とS.H.I.E.L.D.の司令官になる以前の物語が明らかとになりファンは必見だ。
ストーリーの詳細については、マーベルだけに一切のネタバレが禁止である。ただ言えるのは観る側をビジュアルで騙す予想外のどんでん返しに「こう来たかっ!」と舌打ちせずにいられない。
キャプテン・マーベルの戦いぶりは、どの歴代ヒーローよりも強いだろう。例えばDC映画ならばスーパーマンのレベル、少年ジャンプならば超サイヤ人の孫悟空。決して最初から強すぎる訳ではなく、いくつもの困難を乗り越えた後の超人パワーだ。
マーベル映画ならではのユーモアを交えたエンターテイメントにアクロバティックなアクションが満載、さらに記憶喪失の謎解きというサスペンス映画として誰もが楽しめる作りとなっている。
歴代のアベンジャーズのように、本作も続編や他の作品と絡んで行く伏線が感じられ、4月26日公開の『アベンジャーズ/エンドゲーム』が益々楽しみになることでしょう。
マーベルのお約束、エンディングロールの最後まで席は立たずに観てください。
https://youtu.be/kHo8QYfxvok
監督&脚本:アンナ・ボーデン&ライアン・フレック
製作:ケヴィン・ファイギ
出演:ブリー・ラーソン、ジュード・ロウ、サミュエル・L.ジャクソン、クラーク・グレッグ
配給:ディズニー
米国公開日 2019年3月8日
原題:CAPTAIN MARVEL
公式ページ
上映時間:129分
©MARVEL STUDIO 2019