『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』に続く、大泉洋主演の”北海道映画シリーズ”第三弾!!!
『そらのレストラン』の舞台挨拶が2019年1月25日にユナイテッド・シネマ札幌で行われた。
大泉洋・本上まなみ・岡田将生など実力派キャストが勢揃いしている『そらのレストラン』。
監督は深川栄洋。
登場人物の心情を映し出すのが巧みな監督で、今作も家族や仲間との絆などを丁寧にみせてくれている。
この日は公開初日舞台挨拶という事で全国の映画館でもライブビューイングでも上映され、出演陣 6名と監督 計7名による豪華なものとなった。
父親の亡き後せたなの牧場を引き継いだ主人公・設楽亘理役の大泉洋さん、妻 こと絵役を演じた本上まなみさん、東京からせたなにやってきた牧羊家・神戸陽太郎役の岡田将生さん、仲間のムードメーカー・石村甲介役のマキタスポーツさん、亘理の同級生の野菜農家・富永芳樹役の高橋努さん、仲間内唯一の漁師でありUFOを信じる青年・野添隆史役を演じた石崎ひゅーい、そして深川栄洋監督が登壇。
舞台挨拶はシリーズ3作続けての主演となる大泉さんによる「毎回1000人くらいのオーディションを勝ち抜いて主演の座を手にした」という堂々の嘘から始まり笑いに包まれた和やかなムード。
その後続くキャストそれぞれの自己紹介中には大泉さん・マキタスポーツさん・高橋さんなどから沢山のガヤが飛び、遂には岡田さんから「前半から飛ばし過ぎ!」とお叱りも。
監督は「生だとちょっと距離感を取るのが難しいんですけど、スクリーンで観ると丁度良い感じに面白く観れると思います」とコメントし、「1カ月も撮影して俺達との距離感がずっと掴めなかったのか!!」と大泉さんからツッコミが入りキャストも観客も大爆笑。
最初の”一人一言”自己紹介の時点から”一言”を大幅に超え、開始早々から観客を盛り上げていた。
司会はCREATIVE OFFICE CUE所属で大泉さんとの親交も深い北川久仁子さん。
北川さんから、「今日はこの中にお誕生日の方がいらっしゃいます!」と告知があると大泉さんが真っ先に挙手。
北川さんからの素早いツッコミ後、マキタスポーツさんがお誕生日と紹介があった。
そんなマキタスポーツさんへのサプライズ演出として、設楽亘理のモデルとなった せたな町村上牧場の村上健吾さんが登場。
似顔絵プレートもついた”バースデーチーズ”が届けられたのだが、このチーズは撮影中に設楽亘理(大泉さん)が実際に作ったもの。
大泉さんが映画のシーンさながらにチーズを抜き出しマキタスポーツさんに食べて貰うという趣旨なのだが、思いの外抜き出しに苦戦する大泉さん。
そしてその苦戦する様子をいつの間にか取り出した自身のスマホカメラに収めるマキタスポーツさんという面白い構図になっていた。
他の俳優陣からもチーズが食べたいと声があがると北川さんから「準備をするので」と前の方に移動するよう促される7人。
驚くほど観客席の近くまで前に出る事になると、早速 大泉さんがとあるボードを掲げている方に気付き「見て下さい、あそこに”岡田くん なまら大好き”と書いた紙を持って来てくれてね。出て行ってくれる?おじさんが主演なんでね!」と、セッティング中も観客をも飽きさせない。
セッティングが完了し登場したのは”流しそうめん”ならぬ”流しモッツアレラ”。
奪い合わずに仲良く食べるようアドバイスがあったにも関わらず1つ目は争奪戦に。
争奪戦の中、大泉さんとの攻防を繰り広げたのはまさかの本上さん!
見事に勝ち取ったモッツアレラチーズをモグモグと食べご満悦の様子の本上さんの様子からも、キャスト全体の雰囲気の良さが伝わってきた。
打ち上げや交流会の話では、石崎ひゅーいさんが「僕が歌って、マキタさんが泣いて。それを見て洋さんが”何泣いてんだよ!”と言った後にマキタさんが歌って、洋さんが泣く。」と心温まるエピソードを話してくれた。
そろそろライブビューイングが終わるという事で最後に大泉さんから代表の一言。
大泉さんが残り時間を聞いた所、5分もある事が判明。
「逆に、結構だぞ?!5分って…俺1人で5分って結構な演説だぞ?!」と大焦りしていたものの、「今の時代、1番大事なのは口コミ!」「あなた達1人ひとりそれぞれ非常に大きな責任があり、他人ごとではない!」「私達が産みの親ならあなた達は育ての親なんです!」と大演説を繰り広げ観客への宣伝を要請。
最初から最後まで笑いの絶えない舞台挨拶となった。
舞台挨拶の後に行われたマスコミ用のフォトセッションでも盛り上がる一幕が。
フォトセッション中もマイクを離さずに話し続ける大泉さんに岡田さんから「耳が痛い」とクレームが入ったり、集合写真をiPhoneで撮影していた記者に対してマキタスポーツさんから「iPhoneがいるぞ」と指摘。
望遠カメラで撮影していた当ライターも確かにスマホの方が撮りやすそうだなと思い便乗した所「隣までiPhone出してきちゃったよ」とツッコまれ、なかなか集合写真が撮り終わらない事態に。
ムービー撮影時には笑顔で「観てね〜」と手を振りながら「こんな舞台挨拶観た後、なかなか映画に入り込めませんよね…」とボソッと呟く大泉さんに場内爆笑。
全ての撮影を終えた後、盛大な拍手で見送られ舞台挨拶が終了となった。
広大な自然が盛り沢山な”北海道映画シリーズ”はまさに北海道の良いところが詰まっていて、改めて北海道が好きになると同時にまだまだ知らない場所がある事を教えてくれる。
シリーズを通して食べ物をとても綺麗に映しているのが印象的なのだが、監督が異なる今回もそこは健在。
チーズのみならず北海道の食材をふんだんに使った料理が次から次へと出てきてそのどれもが食欲をそそる。
映画を観た後には美味しい食事が食べたくなるのではないだろうか。
「そらのレストラン」2019年1月25日 全国ロードショー!
キャスト: 大泉 洋 本上まなみ 岡田将生
マキタスポーツ 高橋 努 石崎ひゅーい 眞島秀和
風吹ジュン 小日向文世
監督:深川栄洋 脚本:土城温美 音楽:平井真美子
主題歌:「君がいるなら」スカート(PONY CANYON)
挿入歌:「Bradford」世武裕子(PONY CANYON)/「花束にかえて」スカート(PONY CANYON)
製作:『そらのレストラン』製作委員会
企画:クリエイティブオフィスキュー
制作プロダクション:アットムービー
配給:東京テアトル
上映時間: 126分
公式サイト
(c)2018『そらのレストラン』製作委員会
撮影/ フォトグラファーA-Co
札幌在住の女性プロフォトグラファー、物件写真、スチール撮影、ライブ撮影、CDジャケット撮影、商品撮影、フード撮影など様々な分野で活躍中。ファッション写真を撮影するのが得意のため、女性を更に美しく撮ります。
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