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木村拓哉・長澤まさみ共演、超豪華ミステリー「マスカレード・ホテル」あらすじ・感想

 

 

 

『ガリレオ』『新参者』に続く、新HERO誕生
東野圭吾、新たなる傑作ミステリーが遂に始動!!

作品紹介

累計310万部を突破の東野圭吾作品屈指の人気を誇る「マスカレード」シリーズの第一作「マスカレード・ホテル」が発売から7年の歳月を経て、待望の実写映画化!
連続殺人事件を解決する為にホテルに潜入するエリート刑事・新田浩介を演じるのは木村拓哉。検事、総理大臣、天才外科医など様々な職業を演じてきた木村拓哉が、満を持して初の刑事役に挑みます。そして、新田と共に事件の真相に迫る優秀なホテルマン・山岸尚美を演じるのは、本作が木村拓哉と初共演となる長澤まさみ。

次々と現れる素性の知れない宿泊客を、刑事として疑う新田浩介と、ホテルマンとしてお客様を信じる山岸尚美。立場も性格も正反対、まさに“水と油”の異色のバディが、ホテルという非日常の特殊な空間で巻き起こる屈指の難事件に挑む、超豪華ミステリーの誕生です。

木村拓哉、長澤まさみに加え、超豪華ミステリーの名にふさわしいキャスト20名が集結!新田浩介(木村拓哉)と同じ刑事に小日向文世、梶原善、泉澤祐希、篠井英介、渡部篤郎。そして、山岸尚美(長澤まさみ)と同じホテルマンに東根作寿英、石川恋、鶴見辰吾、石橋凌。そして、ホテルを訪れる素性の知れない宿泊客たちを演じるのは、濱田岳、前田敦子、笹野高史、高嶋政宏、菜々緒、宇梶剛士、橋本マナミ、田口浩正、勝地涼、生瀬勝久、松たか子。この超豪華キャストによって、東野圭吾作品でも屈指の人気作『マスカレード・ホテル』の実写化が実現しました。

仮面(マスカレード)を被った不可解な連続殺人事件の犯人を見破ることができるか、1月18日(金)公開の『マスカレード・ホテル』にご期待ください!

ストーリー

都内で起こった3件の殺人事件。すべての事件現場に残された不可解な数字の羅列から、事件は予告連続殺人として捜査が開始された。警視庁捜査一課のエリート刑事・新田浩介(木村拓哉)はその数字が次の犯行場所を示していることを解読し、ホテル・コルテシア東京が4番目の犯行場所であることを突きとめる。

しかし犯人への手掛かりは一切不明。そこで警察はコルテシア東京での潜入捜査を決断し、新田がホテルのフロントクラークとして犯人を追うこととなる。そして、彼の教育係に任命されたのは、コルテシア東京の優秀なフロントクラーク・山岸尚美(長澤まさみ)。

次々と現れる素性の知れない宿泊客たちを前に、刑事として「犯人逮捕を第一優先」に掲げ、利用客の“仮面”を剥がそうとする新田と、ホテルマンとして「お客様の安全が第一優先」のポリシーから、利用客の“仮面”を守ろうとする尚美はまさに水と油。

お互いの立場の違いから幾度となく衝突する新田と尚美だったが、潜入捜査を進める中で、共にプロとしての価値観を理解しあうようになっていき、二人の間には次第に不思議な信頼関係が芽生えていく。そんな中、事件は急展開を迎える。追い込まれていく警察とホテル。果たして、仮面(マスカレード)を被った犯人の正体とは・・・

予告動画

試写の感想

東野圭吾作品の人気作「マスカレード」シリーズの第一作が待望の映画化。

主演は意外にも初の刑事役という木村拓哉。
刑事がホテルに潜入捜査をする内容のため、まさかの刑事役とホテルマン役の二役を拝めるというお得な映画である。

木村拓哉演じる新田のホテルマンとしての教育係は長澤まさみ演じる山岸。

優秀なホテルクラーク役である。

その他総勢20名の錚々たる豪華キャストが脇を支えている。

素性の知れない登場人物が現れるたびに犯人と疑いたくなる怪しさ満点の面々であるが見所はそれだけではない。

この作品では一流ホテルの表と裏を知ることができるのだ。

正直、絶対にホテルでは働きたくないと思ってしまうほどお客様に誠意を尽くし、機転を利かせ心配りをする姿勢は見事であり尊敬に値する。

実際のホテルがこれほどまでかは定かではないが、接客業の中でもホテルマンの仕事はより細かなサービスを求められることは想像できる。

刑事とホテルマン、お互いのプロ意識がときに反発することもあるが次第に信頼関係を築いていく新田と山岸。

端々に山岸が口にするホテルエピソードにヒントを得ながら新田が徐々に犯人を追いつめていく展開は盛り上がりを見せ楽しめるが、犯人が用いたトリックや事件の真相に至るまでの経緯は非常にわかりにくい作りになっている。

そのため原作を読んでいない観客は途中置いてきぼりにされるかもしれない。

だが犯人が仮面(マスカレード)を脱いだ時、驚きの瞬間を迎えることができるだろう。

豪華絢爛なホテルの装飾とキャスティングだが本作で何よりも目を惹くのは木村拓哉のスタイルの良さである。

既に中年と呼べる年齢の域に達しているにも関わらず姿勢の良さと全身のバランス、加えて長澤まさみが隣にいてもなお際立つ顔の小ささには脱帽である。

当然ながら元々のポテンシャルがあっての姿だが本人の努力は計り知れない。

最後に「ホテルに来る宿泊客は皆仮面を被っている」というフレーズが映画の中で深い意味を持つように使われているが、いやいやどこだって人は仮面を被っているだろと1人心の中で思わずにはいられなかった。

キャスト: 木村拓哉 長澤まさみ 小日向文世 菜々緒 生瀬勝久 松たか子 石橋凌 渡部篤郎 他

原作:東野圭吾「マスカレード・ホテル」(集英社文庫刊)   
脚本:岡田道尚
監督:鈴木雅之
上映時間: 133分

公式サイト

(C)2019 映画「マスカレード・ホテル」製作委員会 (C)東野圭吾/集英社

投稿者プロフィール

坂本早苗
札幌市内で働くOL。
ストレス発散はテニスで体を動かすことと大好きなパンを求め全国のパン屋さんの情報収集。着る服は骨格診断を意識しています。
映画は年齢と共にミニシアター系が好みに。
沢山の映画と出会い、観て聴いて考えてお気に入りを探していきたいです。
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