そ の 一 つ で すべてが変わる。得体の知れない何かに・・・
マーベル・コミック史上、最も謎に満ちたダークヒーロー、“ヴェノム”。スパイダーマンの宿敵として知られ、破壊的な守護者という複雑な特性を持つヴェノムの、新たなるユニバースがついに始動する!
主演は、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の大ヒットで知られ、『レヴェナント:蘇えりし者』でアカデミー賞®助演男優賞に初ノミネートされたトム・ハーディ。
またヒロイン役として、同じくアカデミー賞®ノミネート俳優のミシェル・ウィリアムズ。
<ライフ財団>の社長、カールトン・ドレイクを演じるのはリズ・アーメッド。
監督は、長編デビュー作『ゾンビランド』の成功で知られ、『L.A.ギャング・ストーリー』でハードボイルドな世界を描いたルーベン・フライシャー。
敏腕記者エディ・ブロック(トム・ハーディ)は、人体実験で死者をだしているという<ライフ財団>の真相を追う中、ある“最悪な”ものを発見し、接触してしまう。
それは<シンビオート>と呼ばれる地球外生命体だった。この意思を持った生命体との接触により、エディの体は寄生され、その声が聞こえるようになる。
「一つになれば、俺たちはなんだってできる」とシンビオートはエディの体を蝕み、一体化し、ヴェノムとして名乗りを上げる。
ヴェノムはそのグロテスクな体で容赦なく人を襲い、そして喰らう。相手を恐怖に陥れ、目玉、肺、そしてすい臓…体のどの部位も喰い尽くす。悪党に対し、両手両足の次に顔を食いちぎってやる、と喜々として脅す。
エディは自分自身をコントロールできなくなる危機感を覚える一方、少しずつその力に魅了されていく。
ヴェノムと対峙するキャラクターは、先日行われた“コミコン・インターナショナル・サンディエゴ”で発表された<ライオット>。
ライフ財団によって作り出されたであろうその悪の存在もまた、ヴェノム同様、強烈なインパクトで登場する!
トム・ハーディ主演の『ヴェノム』は、無謀な取材で会社をクビになったエディ・ブロック(トム・ハーディ)と宇宙から来た“ウネウネした奴”が出会う、ホラーとユーモアが融合した友情アクション映画になっている。
ヴェノムの誕生を描いた本作。様々な役柄を演じてきたトム・ハーディが今回は人間を片手で持ち上げ、鋭い歯を剥き出し「全部喰ってやる」と威嚇する恐怖のヴィラン(悪役)に変身している(正確には、本当に食べようとしている)。
2メートルを超える大きな体は威圧感十分で、気味の悪い長い舌を出し、主役らしからぬ危ない発言を連発する姿は泣く子も黙る「ワル」である。
“ウネウネした奴”の正体は”シンビオート”(地球外生命体)であり、そのシンビオートが人体実験に使われ人間に寄生する様子など、怪しげなシーンの多い序盤はホラーのテイストが強い。それでも、数多くの人間の中からトム・ハーディーを選び、気に入るというなかなかセンスの高いヴェノムなので、徐々に会話やアクションでストーリーを盛り上げてくれる。
エディの体からヴェノムの腕やら何やらいろんなものが次々に飛び出し、押し寄せる相手を倒すアクションシーンや、逃げ回るチェイスシーンはスリリングで斬新。
舞台となるサンフランシスコの街を爆走するカーチェイスでは、ヴェノムに言われるがまま坂道を猛スピードで駆け上がり、そのまま勢い良く宙へ飛んでいってしまうという場面もあるなどユーモアも忘れていない。終盤に盛り上がっていくにつれ、アクションが早すぎて観ている側が置いてかれてしまう印象もあった。
エディの取材がきっかけで別れを告げられた元恋人アン・ウェイング(ミシェル・ウィリアムズ)との仲を心配しアドバイスをしてくるなど、「最恐」のイメージとは異なる「意外?」な一面も見せてくれる。
「一つになれば、俺たちは何だってできる」「俺たちは…ヴェノムだ」もはや友情が芽生えているだろう、と思うような2人の掛け合いも楽しめるものになっている。
スタン・リーの出演はあるのか?そしてマーヴェル作品お馴染みのポストクレジットシーンはどうなるのか?
最後の最後までお見逃しなく。
『ヴェノム』
原題:VENOM
全米公開:10月5日
監督:
ルーベン・フライシャー (『L.A. ギャング ストーリー』『ゾンビランド』)
脚本:
スコット・ローゼンバーグ&ジェフ・ピンクナー(『アメイジング・スパイダーマン2』)、ケリー・マーセル(『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』)、ウィル・ビール(『L.A. ギャング ストーリー』)
キャスト:
トム・ハーディ(『マッドマックス 怒りのデス・ロード』)
ミシェル・ウィリアムズ(『グレイテスト・ショーマン』)
リズ・アーメッド(『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』)
スコット・ヘイズ
リード・スコット
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公式サイト:http://www.venom-movie.jp/
上映時間: 112分
映倫区分 PG12
配給・宣伝:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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