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18年の愛をこめて。「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス 」あらすじ 感想

伝説は終わらない。“さよなら”世界ツアーの幕が上がる

ストーリー

アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされ、ミニシアターの枠を超えた大ヒット!社会現象まで巻き起こした伝説の傑作『ブエナビスタ・ソシアル・クラブ』。
あれから18年。ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの、平均年齢73才となった5人の現メンバーが、“さよなら”世界ツアーを決行。カメラは、彼らのプロとしてのキャリアの浮き沈み、これまでのパーソナルな旅路やメンバーの死にも肉薄していく。音楽の女神に愛された彼らの人生哀歌、至極の音楽ドキュメンタリー。いよいよ日本へ

作品レビュー

20年前、友人から一枚のCDを聴かせてもらった  「ブエナビスタ・ソシアル・クラブ」それまでに聞いていたラテン音楽やボサノヴァなどとは違うキューバリズムに夢中になった。

「ブエナビスタ・ソシアル・クラブ」の続編となる「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス」

冒頭のキューバの歴史をモノクローム映像が流れてる、人種差別や貧困に翻弄されながらも演奏するミュージシャン達。

しかし時代の流れや政治的な背景で、音楽をあきらめてしまった老ミュージシャン。そんな彼らが希望を与えられ、再び輝きを取り戻す。

印象的なのはボーカルのイブライムとオマーラ 。
不遇のイブライムに対して、歌姫オマーラの尊敬と愛情が切なく伝わる。時代を乗り越えて来た者にしかわからない深いつながり。

監督は前作に続きヴィム・ヴェンダーズ。

老ミュージシャン達の素顔を、チャーミング且つナチュラルに映し出す。キューバ音楽の記録映画としても、とても素晴らしい作品。

予告動画

監督: ルーシー・ウォーカー
キャスト: オマーラ・ポルトゥオンド(ヴォーカル)/マヌエル・“エル・グアヒーロ”・ミラバール(トランペット)/バルバリート・トーレス(ラウー)/エリアデス・オチョア(ギター、ヴォーカル)/イブライム・フェレール(ヴォーカル)

製作総指揮者:ヴィム・ヴェンダース 他

上映時間:110分
製作国:イギリス
配給会社:ギャガ
原題: Buena Vista Social Club: Adios

公式サイト

© 2017 Broad Green Pictures LLC

投稿者プロフィール

まっき
多感な乙女の時期にヌーヴェルバーグ、イタリアチネッチタ、ブリティッシュニューウェーブと、西欧にどっぷりはまる。カルトB級大好物の歴史を経て、今に至る。現在は好き嫌い無しの、雑食系に推移しております。
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