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主演:綾野剛×脚本:宮藤官九郎×監督:石井岳龍『パンク侍、斬られて候』あらすじ 感想

 

作品紹介

主演:綾野剛×脚本:宮藤官九郎×監督:石井岳龍!
超プレミアムな俳優陣が出演を熱望した、誰も見たことのない娯楽映画の誕生。この面白さ、“宇宙が砕けますよ”。

1969年、アポロ11号月面着陸。1989年、ベルリンの壁崩壊。1991年、世界初のウェブサイト誕生。そして2018年6月30日、前代未聞のエンタテインメントが誕生する!
キャストには、出演を熱望した超豪華な俳優陣が揃った。主演は、次なる挑戦にハードルを上げ続ける“ミスター・キャラクター・アーティスト”綾野剛。共演には、北川景子、東出昌大、染谷将太の活躍光る主役級キャスト、そして村上淳、若葉竜也、近藤公園、渋川清彦のクオリティ向上必至の名バイプレーヤー、更に、浅野忠信、永瀬正敏に、國村隼、豊川悦司の名優界トップランカーが大集結!この、もう二度と集まれないかもしれないキャスト達が、希代のストーリーテラー宮藤官九郎の脚本と、不世出の鬼才石井岳龍監督による爆裂ワールドで極限の個性を爆発させる。

ストーリー

始まりは一つのハッタリ。発令される隠密ミッション。“10人男たち”による腹の探り合いと、
“1人の女”をめぐる恋の行方。そして“1人の猿”が語り出す驚きの秘密。最後に斬られるのは誰だ!?この世のものとは思えない物語の、はじまりはじまり・・・。

試写の感想

芥川賞作家、町田康による小説が原作のコミカルで予測不可能な時代劇。

冒頭は時代劇らしい小難しい言葉の羅列から始まるが、一瞬にして江戸時代には存在しない現代語が連発され肩の力が抜け落ちる。

脚本が宮藤官九郎だからである。

思わずクスっと笑いがこぼれてしまうようなセリフが随所に散りばめられている。

主演は綾野剛。適当な浪人役である。

適当な故の勘違いにより、誤まって1人の老人を無残に斬り捨ててしまう。

それは「腹ふり党」と呼ばれる災厄いをもたらす宗教団体の一員と思っての行動だった。

それを隠蔽しつつ利用する家老に現在朝ドラで濃ゆいキャラを演じている豊川悦司。

本作でも惜しみない存在感を放っている。

既に絶滅している「腹ふり党」を復活すべく、その元幹部が極貧層街を練り歩くとたちまち民達は洗脳され腹をふりながら踊り狂う。

それらに加え途中から物凄い数の猿が応戦し、スクリーン越しに酔いそうになる。

この映画は正直ビジュアルが汚い。

その中で圧倒的な美しさを魅了する紅一点の北川景子。

リアルな北川景子が逆にCGに見えるくらい、かつて私が見た中で最も際立って見えた。

色々と突っ込みどころ満載なので見過ごしがちだが、綾野剛と村上淳の殺陣は唯一と言っていいくらい時代劇らしい見所あるシーンである。

後半、それぞれの個性的なキャラ達がよくわからないまま次々に消える様は今思い返してもやはりよくわからないままであるが。。。

最後のセリフに出てくる「パンク侍」という単語を聞き、そうだった、この映画はパンク侍が主人公のパンクな映画だったんだと妙に納得する。

予告動画

2018年6月30日(土)公開『パンク侍、斬られて候』

札幌シネマフロンティア・ユナイテッド・シネマ札幌 他で公開

 

綾野剛
北川景子 東出昌大 染谷将太
浅野忠信 永瀬正敏
村上淳 若葉竜也 近藤公園 渋川清彦
國村隼 豊川悦司  他

原作:町田康「パンク侍、斬られて候」(角川文庫刊)
脚本:宮藤官九郎
監督:石井岳龍
上映時間:131分
配給:東映
公式サイト
©エイベックス通信放送

投稿者プロフィール

坂本早苗
札幌市内で働くOL。
ストレス発散はテニスで体を動かすことと大好きなパンを求め全国のパン屋さんの情報収集。着る服は骨格診断を意識しています。
映画は年齢と共にミニシアター系が好みに。
沢山の映画と出会い、観て聴いて考えてお気に入りを探していきたいです。
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