『ソーシャル・ネットワーク』でアカデミー賞脚色賞に輝いた、アーロン・ソーキンの初監督作!トップアスリートから26歳にしてセレブが集う高額ポーカールームの経営者へ―。
一大スキャンダルを巻き起こした実話を、ジェシカ・チャスティン主演で映画化!
魅惑的で破滅的なゲームに秘められた、幾度もの失敗から立ち上がった一人の女性の不屈のサクセス ストーリー。
世界レベルのスキー選手、モリー・ブルームは、オリンピック選手に選ばれなかったことをきっかけにロサンゼルスで違法な高額ポーカールームを経営するようになる。モリーの顧客にはハリウッドセレブやスポーツ界のスター、ビジネス界の大物が多数おり、さらには彼女も知らないところでロシア人マフィアたちも参加していた。
ある夜踏み込んできた FBI により逮捕されたモリー。彼女の唯一の味方となる担当の刑事弁護士は、クライアントがタブロイド紙に書きたてられているような人間ではないということを知るのだった。
まさに、「事実は小説よりも奇なり」!! 見たことも聞いたこともない、我々の想像を遥かに超える波乱曲折、空前絶後の人生を送ってきたモリー・ブルーム。
彼女の回想録を映画化したのが、この作品「モリーズ・ゲーム」だ。実話を元にした作品を見るたびに思うことだが、フィクションではない、現実に存在する(した)人物、出来事、人生…、その圧倒的な力にぐいぐい引き込まれていく。
モリーはフリースタイルスキーモーグルのトップ選手として、自国ソルトレイクシティで開催されるオリンピック出場を目指していた。また、スポーツのみならず学業にも抜きん出た能力を発揮し、ロースクール大学院進学を控えていた。
しかし、思いがけないアクシデントでオリンピック出場の夢を絶たれたモリーは、大学院進学を延期し、家を出て新しい生活を始める…。
自分の才覚だけで、世界的なセレブを顧客に超高級ポーカールームを開き栄華を極めるが、急転直下、違法なゲームを主催した容疑でFBI に逮捕されてしまう…!!
本作は、『ソーシャル・ネットワーク』でアカデミー賞脚本賞を受賞したアーロン・ソーキンが脚本のみならず初監督に挑戦した作品である。生い立ちや競技人生など、モリーのバックボーンとなる部分にもしっかりと目を向けてていねいに描き上げ、作品に深みを与えている。
さらに、モリー本人も大絶賛するジェシカ・チャスティン、モリーの弁護士を演じるイドリス・エルバ、この二人の素晴らしい演技力を忘れてはならない!
何度も大きな挫折を経験しながらも決して屈しないモリーの生き方に驚嘆し、そして彼女の人間性に魅了された。
監督:アーロン・ソーキン
出演:ジェシカ・チャステイン、イドリス・エルバ、ケヴィン・コスナーほか
【原題:MOLLY’S GAME/2017年/アメリカ/英語/カラー/シネマスコープ/2時間20分】
日本語字幕:松浦美奈
字幕監修(ゲーム部分):日本ポーカー協会
映倫区分:PG-12
配給:キノフィルムズ
© 2017 MG’s Game, Inc. ALL RIGHTS RESERVED.