最愛の息子を救うため、ラスベガスの刑事がたったひとりで裏社会の巨大な権力に立ち向かう!アカデミー賞俳優ジェイミー・フォックス主演のクライム・ノンストップ・アクション!!
ラスベガス警察のヴィンセントはギャングが仕切る豪華カジノのマネージャー、グレッグのために汚い仕事をしていた。
ある時ヴィンセントは相棒と、ラスベガスで最も恐れられている男と言われるルビーノからコカイン25キロを奪う。
ヴィンセントは内部調査官に疑われ、さらにはコカインと引き換えに息子を誘拐されてしまう。
そしてある眠れない夜、ヴィンセントはたった一人で息子を取り返すためカジノに向かう。マフィアと内部捜査官達がジリジリとヴィンセントを包囲していく 中、ヴィンセントは息子を奪還することが出来るのか―?
マインド・ファック・スリラー映画『ピエロがお前を嘲笑う』のバラン・ボー・オーダー監督ならでは、二転三転するどんでん返しに騙される作品。
上映時間は95分と短めなのに対しストーリーが濃く2時間以上鑑賞した感覚になる。
キリキリと胃が痛くなるスリルとサスペンスは、観客にプレッシャーを与えるだろう。
冒頭から主人公で警官ヴィンセントへの絶望感とフラグが漂い、彼が汚職警官なのかヒーローなのか、正体が判らないまま否応無しに展開する。
ヴィンセントの息子がギャングに捕らえられ、何度もピンチが波のように押し寄せる。またヴィンセントは、ギャングにお腹を刺されているため、流血しながらのファイトシーンが痛々しい。
目を覆いたくなる過激なアクションと、ターミネーターのように追いかけてくる容赦無い敵。ラスベガスの巨大カジノは迷路のようで、そこから父子は抜け出すことすら困難。逃げる!戦うの繰り返しに心拍数は上がりっぱなし!一体誰が黒幕なのか?なかなか見えてこない。
ジリジリとした、サスペンス・アクションは頭を殴られたような感覚だ。スピード感と巧妙なトリック、その面白さは病みつきになる。続編もあるのか?という伏線があり、観終わった後は脱力感でいっぱいになった。ジェイミー・フォックスのキレキレのアクションがクール。是非劇場で堪能してほしい。
原題: Sleepless
監督: バラン・ボー・オーダー『ピエロがお前を嘲笑う』
出演:ジェイミー・フォックス、ミシェル・モナハン、ダーモット・マローニー
上映時間:95分
配給:キノフィルムズ
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