-
作品紹介
- 「今日、恋をはじめます」など数々の大ヒット少女漫画を生み出している水波風南の“結婚”から恋愛をスタートさせた斬新な意欲作「未成年だけどコドモじゃない」(Sho-Comiフラワーコミックス刊)が実写映画化! 本作の主演は、Sexy Zoneのメンバーとして活躍する一方、『銀の匙 Silver Spoon』(14)や『黒崎くんの言いなりになんてならない』(16)などで主演を務め、本年7月にも主演作『心が叫びたがってるんだ。』(17)が公開された中島 健人。
ヒロインには、『ReLIFE リライフ』(17)など本年多数の作品に出演し、来年公開となる『honey』(18)でもヒロインを務めるなど、今最も勢いのある若手女優平 祐奈。更に、Hey! Say! JUMPのメンバーとして活躍する一方、本年7月に公開された『忍びの国』(17)では平と共に出演し、来年には初単独主演として『坂道のアポロン』(18)が公開を控えている知念 侑李。メガホンをとるのは、『ヒロイン失格』(15)で少女漫画の神髄を魅せた英勉です。 Sexy ZoneとHey! Say! JUMPというジャニーズの大人気グループの2人がグループの枠を越えて恋愛バトルを繰り広げることで話題沸騰の本作が公開となります。
-
ストーリー
- 高校生同士。未成年だけど結婚します。何不自由なく育てられたお嬢様・折山香琳が16歳の誕生日に両親からプレゼントされたのは“結婚”!
しかも、親の決めた結婚相手は、香琳の初恋の相手で学校イチのモテ男・鶴木尚(18)だった!
香琳は幸せな結婚生活が始まるのだと信じて疑わなかった。
しかし、現実は甘くない。
結婚した途端に、学校では決して見せない冷たい表情で発せられた尚の「お前みたいな女、大っ嫌いなんだよな」という言葉。この結婚は尚にとって、折山家の経済力を目的とした“愛のない”結婚だったのだ。さらに、この結婚は学校では2人だけの秘密。
“結婚したのに片想い”な香琳だが、尚への一途な想いと持ち前の天真爛漫な性格で、「香琳を好きにさせてみせるから!」と慣れない家事や勉強にも果敢に挑戦していく。
そんなある日、絶対秘密の結婚が、香琳の幼馴染で同じ高校に通う超お金持ち・海老名五十鈴(16)に知られてしまう。五十鈴は香琳に想いを寄せており、海老名家の権力を使い、尚に離婚するように迫る。そして、五十鈴から香琳へのプロポーズ。更には、香琳の前に尚の元カノ・沙綾が現れ・・・。
果たして尚と香琳の結婚生活はどうなってしまうのか!?五十鈴は香琳を奪うことができるのか!?
作品レビュー
コミカルでキラキラ、水波風南原作の大ヒット少女漫画『未成年だけどコドモじゃない』略して”みせコド”
超お嬢様で世間知らず、それ故に真っ直ぐで無垢な可愛さを持つヒロイン 折山香琳(平祐奈)
彼女が一目惚れした相手は学校で”王子”と呼ばれるイケメン 鶴木尚(中島健人)
幼馴染みの御曹司 海老名五十鈴(知念侑李)も交え、波乱の高校生活がスタートする。
成績優秀でサッカーなどのスポーツも万能な尚は、実はお金目当ての冷たい男性…のハズが、尚の優しさは至る所に!!
リアル王子、中島健人のツンデレぶりにはファンならずとも心奪われる事間違い無し!
折山夫妻を筆頭に執事や使用人が香琳を大切に大切に育ててきたというのが伝わるからなのかもしれないが、慣れない家事や勉強を一生懸命に頑張る香琳の姿も嫌味が無く観ている内に思わず応援してしまう。
こちらも”王子”と呼ばれても違和感が無い程の高スペック男子 五十鈴。
彼がクラスにいたら大半の生徒は色めき立つ気がするのだがその辺りは描かれてはいなかった。
お嬢様達が通っている学校だからなのだろうか。
これは個人的な感想なので誤解なきようお願いしたいのだが、五十鈴の普段着は和装にした方がイケメン2人のメリハリが効いたように思う。
それにしても英勉監督のアイディアはさすが。
映画に登場する優秀な執事 鏑木は完全なるオリジナルキャラクターなのだが、彼がいる事でよりストーリーがまとまっている重要なポジションだ。
尚・香琳・五十鈴の本読みを早々に行った上で、3人の空気感を見ながらコメディシーンや胸キュンシーンを追加したというのも良かった。
可愛くて笑えてちょっぴり泣けるラブコメディになっているのは勿論だが、ワガママ放題に育った事で「ごめんなさい」すら知らない香琳が誰かの為に行動し困難を乗り越えて行くという成長ストーリーでもある。
主題歌である Hey!Say!JUMP『White Love』が、この映画を一層盛り上げてくれるだろう。
-
キャスト・スタッフ
中島健人(Sexy Zone)
平 祐奈
知念侑李(Hey! Say! JUMP)
原作:水波風南「未成年だけどコドモじゃない」(Sho-Comiフラワーコミックス刊)
監督:英勉
脚本:保木本佳子
- 上映時間:105分
- (C)2017 「みせコド」製作委員会 (C)2012 水波風南/小学館
投稿者プロフィール
-
兼平ゆきえ
-
映画・音楽・本 など 観たり聴いたり読んだりと忙しく過ごすのが好きなインドア派。恵庭発 北海道のMUSIC&ART情報サイト From E…代表。不定期で企画LIVEを開催。2018年7月から 恵庭市のコミュニティFM e-niwa にて、映画や音楽の話を中心とした番組『From E…LIFE(フロムイーライフ)』を放送開始。
関連