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関ジャニ 丸山隆平主演『泥棒役者』≪元・泥棒≫が≪役者≫になる!?

作品紹介

一軒の豪邸に、豪華キャストが集結!!
かみ合わない《会話劇》が、想像を超える《喜劇》に変わる!?
丸山隆平(関ジャニ∞)を映画単独初主演に迎え、「とと姉ちゃん」「TIGER & BUNNY」等多数の脚本を手がけ、『小野寺の弟・小野寺の姉』で初監督を務めた西田征史の監督第二作が完成しました。 “人違い“と“勘違い”をくり返し、クセもの8人による “だまし・だまされ”の≪一大喜劇≫が幕を開けます!

ストーリー

かつて泥棒稼業に手を貸した過去がある大貫はじめ(丸山隆平)。今は溶接工員として真面目に働き、恋人の美沙(高畑充希)と幸せな同棲生活を送っていた。
ある日、昔の泥棒仲間・畠山(宮川大輔)から、美沙に泥棒だった過去をバラすと脅され、泣く泣く、とある豪邸に盗みに入ることに。

だが、忍び込んだ豪邸で、家主の絵本作家・前園俊太郎(市村正親)、訪問してきた編集者・奥(石橋杏奈)、セールスマン・轟(ユースケ・サンタマリア)から、「編集者」「絵本作家」「豪邸の主人」と次々と間違えられてしまう。「泥棒」として捕まりたくない一心で、はじめはその都度、勘違いされた「役」を必死に演じるハメになるのだが…。前園家の隣に住むユーチューバー・高梨(片桐仁)、奥の上司の編集長(峯村リエ)も巻き込み、屋敷の中は一層カオスに。はたして、はじめは正体を隠したまま、愛する恋人の元に帰ることができるのか???

試写会の感想

コミカルでテンポ良く展開する、まるで舞台のようなこの映画。もともとは2006年に西田監督が作・演出した舞台を今回の映画用にリライトしたという事で納得。

次から次へと起こる出来事が実は色々な所で意味を持っており、観る者を最後まで飽きさせないエンターテインメント作に仕上がっている。

一軒の豪邸で巻き起こる事件。クセ者達それぞれの人生にもフォーカスを当てる事で、いつの間にか共感したり同情したり応援したりとすっかり映画の世界に惹き込まれていた。

中でもハイテンションの絵本作家・前園俊太郎という難役を演じた市村正親の存在感たるや、あまりにも強烈で今後もしばらく忘れられそうにない。この役をオファーした西田監督、そしてこのオファーを受けた市村氏。そのどちらもが素晴らしい。

主人公 大貫はじめの恋人・藤岡美沙役としては高畑充希が可愛さ溢れる心の広い女性を好演。こんな彼女が欲しい!と思う男性は多いのではないだろうか。

この他、舞台版では主人公役・映画ではユーチューバー役という新たな挑戦となった片桐仁。言わずもがな、完全にユーチューバーにしか見えない。

この様な実力派キャスト勢揃いの中で、関ジャニ∞ 丸山隆平の人の良さが滲み出た演技も微笑ましい。
単独としては初主演となる今作だが、今後に繋がる貴重な経験になったことだろう。
最後に、ビンゴボンゴ時代から応援しているユースケ・サンタマリアが『踊る大捜査線』でのブレイク以降も俳優として花開いている事も嬉しい。今回の彼の役どころは「空気の読めないセールスマン」なのだが、これがまた見事。これからも沢山の作品に出演していくつもの表情をみせて欲しいものだ。

思わず笑ってしまう幸せな映画なので、是非映画館の大きなスクリーンで観て欲しい。

予告動画

制作/キャスト

監督・脚本:西田征史(『小野寺の弟・小野寺の姉』「TIGER & BUNNY」「とと姉ちゃん」)
出演:丸山隆平  市村正親
石橋杏奈  宮川大輔  片桐仁 / 高畑充希 / 峯村リエ  ユースケ・サンタマリア
主題歌:関ジャニ∞「応答セヨ」(インフィニティ・レコーズ)
公式サイト
上映時間:114分
配給:ショーゲート

11月18日(土)TOHOシネマズ 新宿ほか全国ロードショー

道内公開劇場

  • 札幌シネマフロンティア
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©2017「泥棒役者」製作委員会

 

投稿者プロフィール

兼平ゆきえ
兼平ゆきえ
映画・音楽・本 など 観たり聴いたり読んだりと忙しく過ごすのが好きなインドア派。恵庭発 北海道のMUSIC&ART情報サイト From E…代表。不定期で企画LIVEを開催。2018年7月から 恵庭市のコミュニティFM e-niwa にて、映画や音楽の話を中心とした番組『From E…LIFE(フロムイーライフ)』を放送開始。
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