• 道内最大級の映画レビューサイト

絶体絶命を、生きろ。「亜人」佐藤健✕綾野剛 あらすじ 感想

【イントロダクション】

本広克行 × 佐藤健 × 『るろうに剣心』チーム集結!破格のスケールで描く、見惚れるほどの新感覚アクション超大作!

絶対に死なない新人類「亜人」の驚天動地のバトルアクションと「何と戦ったらいい?」「何を守ればいい?」という不条理な現実の混乱、世間とは異質な存在になることへの葛藤が容赦なく描かれるハードなサスペンスが注目を集め、カリスマ的人気を誇る人気漫画【亜人】が満を持して実写映画化!
ある日突然“亜人”である事が発覚し、国家から狙われる逃亡者となってしまった主人公・永井圭役には、その類まれなる身体能力で不可能と呼ばれてきた数々のアクションを成立させてきた佐藤健。
そして“日本版ジョーカー”とも呼べる、ヒール史に残るであろう最凶最悪の不死身テロリスト・佐藤役には綾野剛。
『るろうに剣心』以来2度目の共演となる2大憑依型俳優が漫画原作実写化のハードルを幾度となく乗り越え日本のエンターテイメント界を牽引してきた互いへの絶大な信頼を寄せながら「亜人」の世界を見事に昇華させました。

そして、原作でも人気の高いキャラクター、厚生労働省・亜人管理委員会の戸崎優役に玉山鉄二。研究のためには亜人への非人道的な虐待を見ても顔色ひとつ変えない超ドS官僚を演じます。
さらに、城田優、千葉雄大、山田裕貴という実力派イケメン俳優陣が、綾野剛演じる佐藤と行動を共にする亜人軍団に参戦。そして女優としての注目度が急上昇中の川栄李奈、今年ブレイク必至の注目の美少女・浜辺美波が、自身が置かれた状況に苦悩する独特の役所を見事に演じ切っています。

監督に「踊る大捜査線」「SP」「PSYCHO-PASS」で王道エンターテインメントの可能性を切り開いてきた本広克行。アクションチームにはメガヒット映画『るろうに剣心』を創り上げたスペシャリストたちが集い、新たなる挑戦を見せています。

2012年より『good!アフタヌーン』で連載されるや否やセンセーショナルな設定の面白さが話題をかっ攫い、目の肥えた漫画好きを唸らせた気鋭・桜井画門による漫画「亜人」が2017年、邦画最高峰のスタッフとストイックに役を生きるキャスト陣の魂により新感覚エンターテイメントとして爆誕!映像世界の常識を、凌駕します。

 

ストーリー

病気の妹を救うために研修医となった永井圭はある日、事故で死亡。しかし直後、生き返る。
亜人と発覚し、崩れ去る圭の人生。
国家に追われ続け、非人道的な実験のモルモットとなってしまう。
そんな圭の前に突如、人類に牙をむく亜人最凶のテロリスト【佐藤】が現れる。
自分の運命に葛藤する圭は、佐藤が描く亜人の未来に共感できないでいた。
やがて始まる、佐藤による衝撃の国獲りゲーム。
衝突する人類と亜人、そして亜人と亜人。
【絶対に死なない男】と【絶対に死なない男】の終わることなき【エンドレス・リピート・バトル】が始まる。
亜人たちは、永遠の命をどう生きるのか―?

 

試写の感想

漫画やアニメの世界観から飛び出したような、実写映画の「亜人」はよりスタイリッシュに、そのアクションシーンは誰が観ても引き込まれる。
主人公の亜人・永井圭(佐藤健)は原作よりも、人情味があり妹思いの良い奴で、その頭脳を使いスーパーヒーロー的に、佐藤(綾野剛)との死なない戦闘を繰り広げていく。

映画冒頭の痛々しい亜人への実験映像に同情をし、もし世界で亜人なる不死身な人間が現れたら、政府はモルモットのように扱い人権なんて無視するのだろうか?…と、妄想するだけで恐ろしくなる。

厚生労働省の戸崎(玉山鉄二)や、ハンチング帽を被り、原作では帽子と呼ばれる亜人・佐藤。それぞれに善と悪の言い分があり、本当の正義とは何か?と考えさせられてしまう。
確かに無差別テロは悪だが、亜人で人体実験をする政府も悪としか思えない。

本作は「るろうに剣心」のアクションチームが手がけ、永井圭VS佐藤の銃弾で死なない予想外の戦闘シーンが、大迫力で異次元の域に入っている。
また「踊る大捜査線」の本広克行監督作品のため、踊る大捜査線をオマージュしたシーンが散りばめられている。

踊る大捜査線シリーズのSAT(特殊急襲部隊)で中隊長、草壁中を演じた高杉亘が、「亜人」でもSATを率いる隊長役を演じていて、本広監督らしい演出があり、踊る~のファンにはツボである。
また厚生労働省の縦割り行政は、警視庁とほぼ一緒。本広克行監督作品は、政治や官僚へ皮肉がたっぷりで、私好みの仕上がりだ。

佐藤健、綾野剛、城田優、千葉雄大、山田裕貴、玉山鉄二と、どの世代にも受けるイケメンたちの夢の競演と対決!女性が観ても、原作を知らなくても楽しめる!是非劇場の大画面で観てほしい

予告動画

 

 

【キャスト・スタッフ】

・佐藤健
・玉山鉄二
・城田優
・千葉雄大
・川栄李奈
・浜辺美波
・綾野剛

原作:桜井画門(講談社「good!アフタヌーン」連載)
監督:本広克行
脚本:瀬古浩司 山浦雅大

配給:東宝
上映時間:109分
公式サイト

(C)2017映画「亜人」製作委員会
(C)桜井画門/講談社

 

投稿者プロフィール

佐藤 友美
2013年にHokkaido Movie Review・新作映画の最速レビューサイトを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
旅好きで映画ロケ地のツアー取材が得意。FMラジオでの映画紹介を経てからの映画ライターと本Webサイトのデザインを担当。
error: Content is protected !!