ディーン・フジオカが、女性の夢を破り、それでも愛される〈結婚詐欺師〉に挑戦!
完璧なヴィジュアルに知性と優しさがにじみ出る会話、何よりも匂い立つ色気で女性たちを虜にする男がいる。彼の名は古海健児(うるみけんじ)、結婚詐欺師だ。
古海を演じるのは、その美術品のような端正な美貌と長身のスタイルから、まさに完璧な男と称えられるディーン・フジオカ。NHK連続テレビ小説「あさが来た」で五代友厚役を演じ、劇中での彼の死を受け入れられない日本中女性たちの間で、“五代ロス”という言葉が生まれ、社会現象を巻き起こすほどの人気を獲得した。
最近では「男性が選ぶ“なりたい顔”ランキング第1位」に輝くなど、その熱い支持は男性層にまで広がっている。そんなディーンが、キャリアの頂点を極めるために選んだのが、ずるくて、悪くて、嘘つきで、それでも愛される、大人の色気と凄みを持つ〈結婚詐欺師〉役。今までのイメージを、惜しげもなく自らの手で大胆かつ鮮やかに覆すディーンの新たな挑戦により、2017年最大の話題作が誕生した!
「あさが来た」の気鋭の演出家が、直木賞作家・井上荒野の意欲作を映画化!
原作は、「つやのよる」や「だれかの木琴」などが映画化された直木賞作家・井上荒野が、〈結婚詐欺〉をテーマに男女の孤独と欲望を描いた小説。監督は、NHK連続テレビ小説「あさが来た」の演出でディーン・フジオカの魅力を存分に引き出した西谷真一。同作を制作中から、「ディーンさんは映画をやるべき人だと強く思っていた」と語る彼が、再びディーンと強力なタッグを組む。脚本は、「結婚できない男」、「梅ちゃん先生」など味わい深いヒューマンドラマのヒット作を生み出してきた尾崎将也。
主人公の古海の相棒役には、NHK連続テレビ小説「まれ」の新鋭女優・柊子が抜擢された。さらに、貫地谷しほり、萬田久子、中村映里子、松本若菜、安藤玉恵ら豪華実力派女優陣がスクリーンに色鮮やかな華を添える。さらに、ディーン自らが本作の主題歌も担当。作詞・作曲も手がけ、古海としての想いを歌に込める。
結婚しよう──それが、彼の別れの言葉。
完璧なヴィジュアルに知性的な会話、何よりも匂い立つその色気で女性たちを虜にする男がいる。彼の名は古海健児(うるみけんじ)、結婚詐欺師だ。ある時は小説家、またある時は空間コーディネーターと、次々と姿を変え、結婚詐欺を行っていく。騙された女たちは、ついに古海の相棒・千石るり子にたどり着くのだが……。「結婚」という魔物に騙された女たちと、騙した男にうごめく秘密と哀しみ―。彼らが持つ孤独と欲望の行き着く先とは!? そして古海の本当の目的とは!? スタイリッシュな映像で描き出す、大人のための愛の物語。
ディーン・フジオカが演じる結婚詐欺師の古海健児は、幼少時のトラウマを引きずって生きている。完璧な結婚詐欺とは程遠い図さんな計画。結婚詐欺にしては騙す金額が女性一人辺り100万円と少額。お金を巻き上げる為の事前準備(数回のデート費用と、ホテル代は古海持ち)に、経費と体力が必要。
女性達に幸せな思いをさせながらも、入る金額はたったの100万円と、実入りの少ない仕事で、結婚詐欺師というよりは女性を喜ばせるジゴロのようだ。騙された女達も、惚れた弱みなのか詐欺られた金額が100万円と意外に少ないため、警察に訴えることもせず、騙されたことすら認めず古海が戻るのを期待して待つ女性もいる。
女はキザで優しいイケメンが大好きだ。古海には大切な妻がいて、その妻との生活のために詐欺をしていることも知らず、騙された女性とはたった数日間の付き合いだったとしても彼女達は、古海を忘れられない。イケメン詐欺師に夢中になる女達と、古海が愛おしく思う彼の妻、なんだか滑稽な大人の人間模様と、古海の幼少時のトラウマを織り交ぜながら、不思議な世界が繰り広げられる。
古海が女性たちに奉仕する、生々しいベッドシーンやキスのベタベタした音が苦手だったが、ディーン・フジオカのファンや、大人の女性の情けない恋愛模様を知りたい方にお勧めの映画です。
ディノスシネマズ札幌劇場にて6月24日公開
出演:
原作:井上荒野「結婚」(角川文庫刊) 監督:西谷真一 脚本:尾崎将也
主題歌:DEAN FUJIOKA「Permanent Vacation」(A-Sketch)
製作:「結婚」製作委員会/配給:KADOKAWA/©2017「結婚」製作委員会
映画公式サイト:kekkon-movie.jp
製作年 2017年
製作国 日本
配給 KADOKAWA
上映時間 117分
映倫区分 G
C)2017「結婚」製作委員会