ユニバーサル・スタジオが贈る「SING/シング」あらすじ・感想

「ミニオンズ」「ペット」などのヒット作を手がけるイルミネーション・スタジオによる長編アニメーション。

マシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン、セス・マクファーレン、スカーレット・ヨハンソン、ジョン・C・ライリー、タロン・エガートン、トリー・ケリーら豪華キャストが声優として出演し、レディー・ガガ、ビートルズ、フランク・シナトラなど誰もが知る新旧ヒット曲を劇中で披露する。

ストーリー

人間世界とよく似た、動物だけが暮らす世界。コアラのバスターが劇場支配人を務める劇場は、かつての栄光は過去のものとなり、取り壊し寸前の状況にあった。バスターは劇場の再起を賭け、世界最高の歌のオーディションの開催を企画する。極度のアガリ症のゾウ、ギャングの世界から足を洗い歌手を夢見るゴリラ、我が道を貫くパンクロックなヤマアラシなどなど、個性的なメンバーが人生を変えるチャンスをつかむため、5つの候補枠をめぐってオーディションに参加する。「それは、人生を変えるステージ」という言葉の通り、彼らはそれぞれの壁を乗り越えて無事ステージに立つことができるのか？

監督は「銀河ヒッチハイク・ガイド」のガース・ジェニングス。さらに本作のエンディング・ソングをスティーヴィー・ワンダー×アリアナ・グランデの豪華コンビが盛り上げる！

作品レビュー

字幕オリジナル版で鑑賞。見た目は可愛い動物たちが、そのキュートな見た目とは相反しそれぞれが世知辛い世を生き、人間の世界とよく似ている。

楽天家の劇場支配人のコアラ・ムーン支配人は借金のため劇場の存続が危うい。
10代のゾウ・ミーナは極度のアガリ症で内気。
ブタのロジータは25子ブタの子育てに追われている。
ヤマアラシのパンクガール・アッシュは、傲慢な彼氏との恋愛で傷心。
ゴリラのジョニーは家業がギャング強盗だが足を洗いたい。
お調子者のネズミ・マイクは詐欺と歌うことが大好き。

ストレスを抱えた社会の中で、それぞれが夢を追うが「SING」ではハプニングがつきもの。子供向けではないディープなドラマと、次々に起こる怒涛の展開がアニメという枠組みを超え、大人が多いに楽しめる辛口な音楽映画となっている。

夢を追うには行動力が必要。今日やる！明日はやる！と口癖のように言いながら行動をしないと、人生は底辺のまま。底辺を味わったなら後は昇るだけ！人生の教訓とも思える「SING」の動物たちに見習って、我々人間も夢に向かってすぐに行動しなくては！！

日本語吹き替え版もあるが、是非オリジナル字幕版で動物たちの歌声を堪能してほしい！

予告動画

スタッフ

監督:ガース・ジェニングス
製作:クリス・メレダンドリ/ ジャネット・ヒーリー
脚本:ガース・ジェニングス
エンディングソング:スティービー・ワンダー

キャスト

マシュー・マコノヒー:バスター・ムーン
リース・ウィザースプーン:ロジータ
セス・マクファーレン:マイク
スカーレット・ヨハンソン:アッシュ
ジョン・C・ライリー:エディ
タロン・エガートン:ジョニー

配給：東宝東和

投稿者プロフィール

佐藤友美: 2013年にHokkaido Movie Review・新作映画の最速レビューサイトを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
旅好きで映画ロケ地のツアー取材が得意。FMラジオでの映画紹介を経てからの映画ライターと本Webサイトのデザインを担当。