カンヌを始め、世界中の映画祭で数々の賞を受賞。ヘンテコ一家の不器用な生き方に、笑いと勇気をもらえる感動のロードムービー!!
全米わずか4館での公開から口コミで評判が広がり600館にまで拡大、4ヶ月以上のロングラン!主人公は独特な教育方針のもと世間と切り離された森で育った子供たちと厳格なその父親。みな風変わりで個性的なキャラクターばかりだが、旅に出た彼らが世の中とのギャップに戸惑いながらも自分たちらしさを失わずに生きようとする姿には、誰もが共感できるはず。父親を演じるのは「ロード・オブ・ザ・リング」出演、「イースタンプロミス」でアカデミー主演男優賞にノミネートされた名優ヴィコ・モーテンセン。米バラエティ誌「2016年最も注目すべき監督10人」に選ばれた気鋭の監督マット・ロスが、アメリカの雄大な景色と美しい音楽に乗せて描く、一家の再生の物語。
主演のヴィゴ・モーテンセンは本年度アカデミー賞主演男優賞にノミネートされています。
ベン・キャッシュ(ヴィゴ・モーテンセン)と6人の子供たちは、現代社会に触れることなくアメリカ北西部の森深くで暮らしていた。父仕込みの訓練と教育で子供たちの体力はアスリート並み。みな6ヶ国語を操り、18歳の長男は名立たる大学すべてに合格。しかしある日入院していた母・レスリーが亡くなり、一家は葬儀のため、そして母の最後のある“願い”を叶えるため旅に出る。葬儀の行われるニューメキシコまでは2400キロ。
チョムスキー※は知っていても、コーラもホットドッグも知らない世間知らずの彼らは果たして、母の願いを叶えることが出来るのか…?
※ノーム・チョムスキー=アメリカの哲学者、言語哲学者、言語学者、社会哲学者、論理学者。
冒頭のシーンでまず度肝を抜かれる!エッ!?どんな暮らしをしているの、この家族は原始に返ってる…!?
ところがこの家族、揃いも揃って超インテリジェント!知的好奇心に満ちた子どもたち、その質問や疑問をはぐらかすことなくしっかりと向き合い答えていくベンは、体力増強にも余念のない家庭学校の熱血教師であり、子どもたちのために人生を注ぐ愛情深い父親である。
そんなキャッシュ家に一大事が…!ベンにとっては唯一無二の理解者であり最愛の妻、子どもたちにとってはかけがえのない最愛の母である、レスリーの突然の訃報!!彼女の最後の願いを叶えるべく、キャッシュ家の初めての旅が始まる。
電気やガスをはじめインターネットなど、あらゆる現代テクノロジーに背を向けてサバイバルライフを送るキャッシュ家の面々が、現実社会に出会う中で巻きおこす事件の数々は笑いの連続!そんな中、父親への疑問や不満も噴出し家族の絆にヒビが…。
全編を通じて溢れる、ベンの子どもたちへの揺るぎない愛情、そして子どもたちの両親への強い信頼と深い愛情に心揺さぶられる感動作。観た後に心がほっこり温まる、素敵な作品でした。ファンタステイックな父親と子どもたちにエールを送りたい!!
■公式サイト: http://hajimari-tabi.jp/
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