去る6/12(日)『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』の監督・宮藤官九郎(くどう かんくろう)氏を招いての、公開インタビューが開催され、会場は幅広くクリエイターを目指す若者が学ぶ「札幌スクール・オブ・ミュージック専門学校」。宮藤氏が活躍する業界へも、たくさんの人材を輩出して来たことから実現しました。
にこやかな雰囲気の中で、司会は「札幌スクール・オブ・ミュージック専門学校」講師でラジオDJのYUMIKA (ヒライユミカ)さんの軽快なトークからスタートし、座席は抽選で選ばれた高校生で満員!
宮藤監督は映画『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』を製作するキッカケを語ってくれました。
宮藤監督のドラマ「うぬぼれ刑事」で主演を演じた、TOKIOの長瀬智也さんは、バンドマンの役を演じた経験が無く、ロックをテーマにした映画を一緒に製作したいと企画を練っていたけれど、なかなかその機会が実現しなかったそうです。
その頃、宮藤監督の妄想インスピレーションの中で、バンドマンが必ずしも人間じゃなくても良いのではないか?と、赤鬼が地獄の軽音部で猛特訓するイメージと、主人公大助や赤鬼・キラーKと周囲で取り巻く人間関係のアイディアが出現したそうです。
映画「スクール・オブ・ロック」の主役を演じたジャック・ブラックが顔で演技する迫力に影響を受け、長瀬さんの凄いギターの腕前を披露しながらも、ちょっと馬鹿バカしいロックの映画で、カッコいいから地獄に堕ちた!というフレーズの映画を撮りたかったと宮藤監督。
地獄農業高校の軽音楽部顧問の赤鬼・キラーKと、主人公の大助と軽音部メンバー対するバンドに、皆川猿時さん扮する個性的なルックスの女子高生・じゅんこ、シシドカフカさん、清さんと多才なメンバーの女子高生バンド・デビルハラスメントについてや、桐谷健太さんのメイク時間が1時間半かかったこと、長瀬さんのギターが重量感のある特注品であること、ノーCGで美術さんがどのように地獄を表現したか?等など、様々な撮影秘話を語ってくれました。
最後に将来クリエイティブな世界で働いてみたいと願う高校生の皆さんに、宮藤監督は熱いエールを送り楽しい時間を過ごしました。
「TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」試写会後の感想・あらすじ サプライズ登壇画像あり 長瀬智也・神木隆之介