この世で一番美しく、邪悪な姉妹が目覚める。
アクション・アドベンチャー大作『スノーホワイト』が、ついに帰ってくる。
邪悪な女王ラヴェンナ(シャーリーズ・セロン)の妹フレイヤ(エミリー・ブラント)は、ある悲しい出来事をきっかけに心を閉ざし、氷を自在に操る魔力に目覚める。そして姉の元を離れ、北の地で新たな氷の王国を築く。フレイヤは、さまざまな場所から集めてきた子供に対し、想像を絶する訓練を行い、軍隊を作り上げていった。そこで育った戦士のエリック(クリス・ヘムズワース)とサラ(ジェシカ・チャステイン)は、互いに惹(ひ)かれ合っていたが……。
本作はスノーホワイト(白雪姫)が主役ではなく、前作でハンターのエリック(クリス・ヘムズワース)と、女性戦士サラ(ジェシカ・チャステイン)+邪悪姉妹が絡んだストーリー。
邪悪なクイーン・ラヴェンナ(シャーリーズ・セロン)には、妹のフレイヤ(エミリー・ブラント)がいた。前作でラヴェンナにはフィンという弟がいたので(エリックにより殺害された)ラヴェンナ・フィン・フレイヤという姉弟妹の設定。
妹のフレイヤはある事件をきっかけに心を閉ざし能力を使い、氷の女王として君臨するようになった。これが前作『スノーホワイト』より数年前遡ってのお話。
姉のラヴェンナとは離れ、北に氷の王国を構えたフレイヤは、さまざまな土地から子供たちを誘拐し、戦士として育ててきた。エリックとサラも子供の頃に誘拐され、フレイヤの戦士として訓練される。
心を閉ざしながらも領地を拡大してきたフレイヤは、戦士達には人を愛することや、家族のことを思い出すことを禁じ、自分に忠誠を誓わせるのだった。
殺伐とした闘いの中で、エリックとサラは互いに愛し合うようになるが、フレイヤに知られてしまい、フレイヤはある行動に出る。
7年後……スノーホワイトの王国では邪悪なクイーン・ラヴェンナが白雪姫に倒され平穏な日々がやってきた。(クイーン・ラヴェンナの死については前作のスノーホワイトを観てほしい)
しかし王国では邪悪な気の残るラヴェンナの鏡を葬るため、聖地に鏡を移動させる命が下るが、邪悪な物達が鏡を手に入れようとするのだ。
本作ではクリス・ヘムズワースとジェシカ・チャステインが戦士役を熱演し、エリックのアクションは前作よりも見事で、サラの女戦士ぶりもカッコいい。
一緒に鏡の行方を追跡をする、ドワーフ4名がストーリーをコミカルに盛り上げてくれる。
フレイヤ役のエミリー・ブラントは新境地とも言える冷徹な氷の女王を演じ、前作に続く邪悪クイーン・ラヴェンナのシャーリーズ・セロンは、妹をも圧倒する美しさと強さを誇り、前作で死んだとは思えない存在感を放っている。
果たして愛を持った人間が、邪悪な姉妹に勝つことができるのか?
前作で曖昧だった、エリックの亡くなった妻のことや、エリックが何故ハンターとなったか?が本作で詳しく映しだされており、前作とのストーリーが繋がるので、前作『スノーホワイト』を再び鑑賞してから劇場へ足を運ぶと、面白さが2倍!世界一怖い姉と冷たい妹の結末はどうなるのか?ぜひ劇場で確かめてください。
投稿者プロフィール
旅好きで映画ロケ地のツアー取材が得意。FMラジオでの映画紹介を経てからの映画ライターと本Webサイトのデザインを担当。
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