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【世界から猫が消えたなら】函館・室蘭・小樽ロケ 佐藤健主演 あらすじ 感想

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100万部突破の感涙ベストセラー「せか猫」が映画化。号泣必至の感動作に仕上がりました。

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原作・川村元気による感涙ベストセラー『世界から猫が消えたなら』。
2013年に本屋大賞にノミネートされ、その後、文庫化・コミックス化、そして中国・韓国・台湾で出版もされて累計100万部を突破。
“せか猫”の愛称でたくさんの読者に愛されてきた物語が、映画になりました。
「僕」と「悪魔」の二役に挑むのは、佐藤健。そのかつての恋人に、宮崎あおい。
映画マニアの親友を濱田岳、疎遠になった父を奥田瑛二、死別した母を原田美枝子。さらに奥野瑛太、石井杏奈、そして僕の愛猫=キャベツとレタスもかわいらしく共演します。
また映画の大きなみどころのひとつ、絵画のように美しいロケーション映像の数々にもご注目ください。函館・小樽の静謐な美しさと、アルゼンチン・ブラジルの情熱的でカラフルな街並みとのコントラスト。
なかでも世界遺産「イグアスの滝」でのシーンはまさに圧巻の迫力です。
監督は、『サントリーBOSS ゼロの頂点』『カロリーメイト とどけ、熱量。』など数々のCMで広告賞を受賞し、映画デビュー作『ジャッジ!』が高い評価を得た映像界の鬼才・永井聡。
撮影に中島哲也監督作品で手腕をふるう、阿藤正一。脚本は、次々と傑作を生み出す名手・岡田惠和。本編をドラマティックに彩る音楽は、小林武史。
そして大型新人アーティストHARUHIが主題歌『ひずみ』で鮮烈なデビューを果たします。日本屈指のクリエイターたちが集まって、あらゆる世代の胸を打つ感動作をつくりあげました。

世界から映画が消えてしまう前に、ぜひ皆さんに見てもらえたら。

(C)2016 映画『世界から猫が消えたなら』製作委員会

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ストーリー

僕は生きるために消すことを決めた

30歳郵便配達員
余命あとわずか

そんな僕の前に
僕と同じ姿をした悪魔が現れた
大切なものと引き換えに
1日の命を与えるという

何かを得るためには
何かを失わなくてはならない

電話 映画 時計・・・そして猫

失われていく世界のなかで
僕はかつての恋人に再会する
かつて愛し 別れた時を思い出していく

親友そして疎遠になってしまった父の
想いに触れていく

果たして僕が見つけたのは
亡き母が残した手紙だった

そして人生にとって最後の日
僕はある決断をする

(C)2016 映画『世界から猫が消えたなら』製作委員会

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作品レビュー

脳腫瘍になり余命いくばくも無い主人公の僕の元にやってきた、僕と同じ容姿をした悪魔は、僕の命を1日ずつ延ばすために一つずつ、僕の大切な物を消すと言う。ある日突然余命を宣告される“僕”は、死と向き合うというシリアスなストーリー。

電話、映画、時計・・・それらにまつわる主人公の回想シーンと、消えてしまった今が交互に映し出され、物語に吸い込まれていくようだった。

当たり前の日常が一変してしまう恐怖と、大事な物と自分の命を天秤にかけていく主人公の悲しみは深く、それを観て私も泣いた。

函館の風景や室蘭のイタンキ浜、そして本編に登場する建物の外観は小樽で撮影したところもあり、道民には親しみやすい風景がスクリーン広がり、それに相反してアルゼンチンの暑い日差しが眩しく感じる。

私は猫アレルギーで全く触ることができない。なので猫が消えたとしても困らないが、もし犬を消されたら犬好きの私は悲しくなるだろう。

2014年10月に3週間かけて撮影した函館ロケでは、ミナト座映画館として登場する「はこだて工芸舎」(末広町)や、他にもロケ地が函館市内にあり、「世界から猫が消えたなら」 函館ロケ地マップを利用して函館旅行へ行きたくなる。

ラストの主題歌『ひずみ』は映画への感動を盛り上げてくれた。

 

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キャスト

佐藤健 宮崎あおい 濱田岳 奥野瑛太 石井杏奈 奥田瑛二 原田美枝子

原作:川村元気「世界から猫が消えたなら」
監督:永井 聡
脚本:岡田惠和
音楽:小林武史

(C)2016 映画『世界から猫が消えたなら』製作委員会

投稿者プロフィール

佐藤 友美
2013年にHokkaido Movie Review・新作映画の最速レビューサイトを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
旅好きで映画ロケ地のツアー取材が得意。FMラジオでの映画紹介を経てからの映画ライターと本Webサイトのデザインを担当。
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