ストーリー
きっかけは伸が高校時代に好きだった「忘れられない本」。そこから「レインツリーの国」というブログの管理人であるひとみとメールで繋がり、会ったこともない彼女に惹かれていくー。「直接会いたい」という伸。「会えない」というひとみ。頑なに会うことを拒む彼女には、言い出せない「秘密」があった…。
「秘密=感音性難聴」を抱え、自分の殻に閉じこもっていたひとみ。パソコンの中に作ったブログ「レインツリーの国」は、唯一「秘密」を気にせず、活き活きと「言葉」を綴れる場所。そこに伸が現われ、ひとみに変化がおとずれる。
想い合うあまり、恋に傷つき迷う2人。伸とひとみの奇跡の出会いが、本当の”障害”を乗り越えたとき、現実の世界に2人の「レインツリーの国=ときめきの国」を見つけることができるのかー。
『レインツリーの国』は、「図書館戦争」シリーズの第2弾として2006年に刊行された『図書館内乱』の作中に登場する架空の恋愛小説のタイトル。 聴覚に障害を抱えるヒロインが登場する作品として、『図書館内乱』のストーリー上で大きな役割を果たす本作は、実際に小説となり映画化された。
玉森裕太(Kis-My-Ft2)が演じる伸は、純粋でナチュラルそして透明感のある品の良さがあり、玉森本人のキャラクターとマッチしている。 ひとみ役は映画初出演の西内まりや。 西内のピュアで真っ直ぐなイメージが本人と重なる。
メールやSNSを利用し、PCやスマホでメッセージのやり取りのシーンが、実際の台詞並みに多いことが、今の時代を反映させていて、文字での表現やお互いの感情を露わにする、ストレートなラブストーリーならではの、有川浩の世界に引きこまれ、その時々で目頭が熱くなる。
感音性難聴者ひとみと伸の恋愛は、お互いに戸惑いを感じながら、成長変化をしていく。 ハンデのあるひとみが、伸と向き合おうとする姿に、観客は心動かされることだろう。
玉森裕太(Kis-My-Ft2) 西内まりや
森 カンナ 阿部丈二 山崎樹範
片岡愛之助(特別出演) 矢島健一 麻生祐未 大杉 漣 高畑淳子
原作:有川 浩『レインツリーの国』
監督:三宅喜重 脚本:渡辺千穂 音楽:菅野祐悟
主題歌:「最後もやっぱり君」Kis-My-Ft2(avex trax)
製作:「レインツリーの国」製作委員会
制作プロダクション:コクーン
配給:ショウゲート
(C)2015「レインツリーの国」製作委員会