ドイツで大ヒットを飛ばし、ハリウッドがリメイクに飛びついた、驚愕の<マインドファック>スリラー!
警察に出頭した天才ハッカー・ベンヤミン(トム・シリング)。世間を騒がせ殺人事件にまで関与を疑われ国際指名手配をされた。そのベンヤミンが自ら語りだした――
学校では苛められ冴えないベンヤミン。ピザ屋のバイトでも馬鹿にされ、想いを寄せているマリ(ハンナー・ヘルツシュプルンク)にもまともにアプローチもできない。そのマリのために試験問題をハッキングして手にいれようとしたベンヤミンだったが捕まってしまう。前歴がなかったため社会奉仕活動を命じられ、そこで野心家のマックス(エリアス・ムバレク)と知り合う。2人にはハッキングという共通の趣味が合った。
マックスはベンヤミンの天才的な才能を見抜き、マックスの友人たちを交えて、破壊活動を行うハッカー集団“CLAY(クレイ)”を結成する。国内の管理システムを手当たり次第ハッキングを仕掛け、世間を混乱させ注目を集める。そしてクレイはライバルハッカー集団を挑発し、ついにはその正体を暴いてみせる。
さらにドイツ連邦情報局へもハッキングを仕掛け、有頂天になっていたベンヤミンたちだったが、ベンヤミンの仕掛けた不用意なハッキングがきっかけで殺人事件が発生してしまう。ついにユーロポール(欧州刑事警察機構)の捜査が入り、ベンヤミンたち自身が危険にさらされることになり、自ら出頭することにしたのだった。
しかしベンヤミンの自供はつじつまが合わない。翻弄される捜査官たち。果たしてどこまでが真実なのか。彼の真の目的とは――。
デジタルが苦手である、パソコン、スマホはもちろんテレビの録画や、デジタルの目覚し時計までもよく使えない。
コンピューター言語とは、はて何語?と言ったあんばいである。
今回の映画に関しても『どうせ、ついてけないも~ん!!』的な負け犬気分で挑んでみたところ、物語に深く引き込まれ、デジタルに関しては、ネアンデルタールがヨチヨチ歩きの私がすごく楽しめた。
流れるようなストーリー展開、幻想的なバーチャルの世界での、ハッカー集団の攻防と敗北。
弱虫な僕の〈のし上がりストーリー〉では・・・と思って見始めたが、 一流のスパイ映画のように楽しめて、固定観念を気持ち良く裏切られた。
『ピエロがお前を嘲笑う』 11月7日(土)ディノスシネマズ札幌で公開!
監督:バラン・ボー・オダー
出演:トム・シリング、エリアス・ムバレク、ボータン・ビルケ・メーリング、アントニオ・モノー・Jr.、ハンナー・ヘルツシュプルンク
配給:ファントム・フィルム
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