「サヨナラの代わりに」11月7日(土) 札幌シネマフロンティア 他全国ロードショー!
【ストーリー】
ケイト(ヒラリー・スワンク)が初めて身体に異変を感じたのは、35歳の誕生日パーティーでピアノを弾いた時だった。
やがて難病ALSと診断され、1年半後には車椅子生活となり、人生のすべてが変わってしまう。友人たちの前で明るく振舞うことに疲れ、心の中で「こんな筈じゃなかった・・・」と嘆くケイトは、弁護士の夫エヴァン(ジョシュ・デュアメル)の反対を押し切って、患者ではなく友人として話を聞いてくれそうな、大学生ベック(エミー・ロッサム)を介護人として雇う。
だが、言葉遣いも荒く料理もまともに出来ないベックと、教養が高く完璧主義のケイトがうまくいくはずがなかった。
そんな二人の関係は、夫の浮気を知ったケイトの“家出”をベックが手伝ったことから、本音で語り合える友情へと変わっていく。
ベックの自由奔放さに解放されるケイトと、生まれて初めて自分を頼ってくれたケイトに影響され生き方を見直すベック。残されたわずかな時間の中で彼女たちが見つけた、本当に大切なこととは――。
昨年SNS でもブームになった、ALS(筋萎縮性側索硬化症)理解促進チャリティキャンペーンの、アイスバケツチャレンジを覚えているだろうか?
病気のことはよく理解できないまま、アイスバケツチャレンジだけがムーブメントとなっていたように思える…
ALSの進行や症状のことを良く知らないまま、この映画を観た。
衝撃的で、そして怖かった。
幸せな生活が、病によって一変してしまう。
主人公のケイトは、裕福でピアノの才能もあり、素敵な弁護士の夫と暮らし、幸せな日々を過ごしていた。
35歳で難病ALSを発症し、ケイトの生活は絶望的となった。
1人では動くことができない。常に誰かの介護を必要とする。仲の良かった友達と疎遠となり、そして夫が浮気し……
しかし、介護者の女子大生ベックは、ケイトに違う価値観をもたらし、またベックもケイトによって気持ちが変わり、ふたりの間でかけがえのない絆が生まれていく。
その瞬間の生を大事にして生きる意味を、難病によって知り、ケイトとベックはそれぞれの視野を広げていく。
ケイトとベックの、ふたりで叫ぶシーンが印象的。人が人によって影響を受けて、良い方向へと変化していく様子が大好きである。
「サヨナラの代わりに」は、涙なくしては語れないが、アカデミー賞®女優のヒラリー・スワンクの圧巻の演技力によって、素晴らしい感動を得ることができた。
「サヨナラの代わりに」11月7日(土) 札幌シネマフロンティア 他全国ロードショー!
【 監督 】 ジョージ・C・ウルフ
【 出演 】 ヒラリー・スワンク『ミリオンダラー・ベイビー』『P.Sアイラヴユー』、エミー・ロッサム『オペラ座の怪人』
【 配給 】 キノフィルムズ
©2014 Daryl Prince Productions, Ltd. All Rights Reserved.
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You’re Not You
Academy Award® winner Hilary Swank and rapidly rising star Emmy Rossum intertwine in You’re Not You, a surprisingly funny, defiantly unsentimental and starkly moving portrait of a high-stakes friendship between two women — one literally in need of a voice, the other discovering the full power of hers. 7 November 2015 (Japan)