途方も無く巨大な震災に遭遇した時、貴方ならどう生き延びるだろうか?
今年5月公開予定だった「カリフォルニア・ダウン」は、東日本大震災のトラウマを懸念して、公開がこの9月まで延期となっていた。
折しも日本は台風の影響で、50年に1度の大水害に見舞われており、テレビのニュースでは自衛隊がヘリコプターで人命救助をしている。
台風のシーズンで、災害が多い時に公開の『カリフォルニア・ダウン』だが・・・・・
1300kmに渡る超巨大地層“サン・アンドレアス断層”が横ずれ、大地震を巻き起こし平穏なカリフォルニアに猛烈な揺れが襲う。ロサンゼルス、サンフランシスコ、ラスベガスを容赦なく破壊、全米屈指の超高層ビル群やゴールデンゲートブリッジ、ビバリーヒルズが崩壊し、さらにはフーバーダムまでもが決壊、地面には深い亀裂が広がり、大津波が襲い掛かる……。都市文明が壊滅していく危機の中、高度上空での特殊任務に従事する消防庁ヘリコプター・レスキュー隊の凄腕パイロット、レイ(ドウェイン・ジョンソン)は捜索救難チームとして出動。救援を待つ人々、そしてサンフランシスコにいる娘(アレクサンドラ・ダダリオ)の救助に向かう。しかし、彼の闘いは、人類最大の困難はまだ始まったばかりであった……。
映画の冒頭は交通事故の女性を、主人公のレスキュー隊でパイロットを務めるレイが華々しく救助をする。
そして地震を調査する地質学の博士が、ネバダ州で最大級と言われる地震に遭遇する。
レイがネバダで全力で救助活動を行うなか、今度は妻と娘のいるカリフォルニア州に激震が!
倒壊寸前の高層ビルの屋上から間一髪で妻を救ったレイは、娘を助け出すためにサンフランシスコへ向かう。
迫力のある地震災害、高層ビルの崩壊、津波のシーンはリアル過ぎる!
何度も「Oh my god!」を連呼するシーンがあるが、記者も一緒に「オーマイガッ!」と叫んでしまう。
恐ろしい津波のシーンでは恐怖と、東日本大震災のニュース映像が重なり、悲惨な光景に涙がこぼれ落ちる。
映画の中でレイは必死に妻と娘を助けるために、奔走しながら、時には一般人の救助にもあたる。
娘は絶対守る。諦めない父が娘を命がけで助けようとする、涙無くしては観ることのできない激しいストーリー展開。
将来にわたって、絶対に安全とは言えない地震大国日本。
この映画は、震災や災害の多い日本人の心には、今はまだ重すぎるかもしれない・・・
しかし勇気を持って観ることで、災害を生き延びる知恵をもらえるだろう。
評価 ★+7
上映時間 114分 製作年 2015年 製作国 アメリカ 映倫区分 G 配給 ワーナー・ブラザーズ映画 上映方式 2D 3D 公開日 2016年2月20日(土) DVD ・Blu-ray・4K ULTRA HD・デジタルセル配信・レンタル 2016年6月22日ブルーレイ・DVD・4K ULTRA HD・発売 /2015年12月23日DVD/ブルーレイ レンタル開始 公式サイト
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