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『メン・イン・ブラック:インターナショナル』作品レビュー

作品紹介

地球は、ド派手に裏切られる! 全世界大ヒットシリーズ、待望の最新作!宇宙人も地球人もテンションもガジェットも、超絶グレードアップ!!

ブラック・スーツとサングラスに身を包み、地球上に生息するエイリアンが犯罪や侵略行為を行わないように監視・取り締まりを任務とする最高機密機関「メン・イン・ブラック」(MIB)。

本作で新たなコンビを結成しMIB内部のスパイ摘発ミッションに挑むことが明かされている、MIBニューヨーク本部のエリート新人女性エージェントM(テッサ・トンプソン)と、イケメンだけどチャラ男風の先輩エージェントH(クリス・ヘムズワース)。世界中ところ構わずスペースガンや飛行型バイクをフルパワーでぶっ放す、性格大違いの<男女チーム>がこの重要任務をどんな形で解決していくのか予測不能です。さらに『メン・イン・ブラック3』に続き再登場となるエージェントO(エマ・トンプソン)、MIBロンドンオフィスの大物エージェント(リーアム・ニーソン)の動向も気になるところです。コンセプトアートに見られる、MIBオフィスの近未来感マシマシっぷりにも大注目!

本作でチームを組むのは『マイティ・ソー』のソー役で人気をはくした、エージェントH役のクリス・ヘムズワースと、新人エージェントM役のテッサ・トンプソン。『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)に出演していた二人の再共演が話題となっています。また、MIBのロンドンオフィスのエージェント役であり、ポスタービジュアルではエージェントHとMの後ろで腕を組み貫禄たっぷりの立ち姿を見せている『96時間』シリーズのリーアム・ニーソンや、『日の名残り』(1993)、『いつか晴れた日に』(1995)などで高い評価を受けたエマ・トンプソンが『メン・イン・ブラック3』に続いてエージェントOで登場することにも注目です。そのほか、『ミッション:インポッシブル』シリーズの女性スパイ役で見事なアクションを披露した美人女優レベッカ・ファーガソンも驚きの役で登場します。

監督を務めるのは『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017) のF・ゲイリー・グレイ。脚本は『アイアンマン』(2008)や『トランスフォーマー/最後の騎士王』(2017)のマット・ホロウェイ&アート・マーカムが共同執筆しています。

ストーリー

NYに本部を置く最高機密機関「メン・イン・ブラック」。所属するエージェント達はブラック・スーツとサングラスに身を包み、人間に姿を変えて地球に生息するエイリアンが犯罪や侵略行為を行わないように監視し取り締まっている。
MIBのエリート新人女性エージェントMは、MIB内部にいると見られるスパイを探し出すためロンドン行きを命じられる。
ロンドン支部で待っていたのはイケメンチャラ男の敏腕エージェントH。エイリアンに遭遇した人間の記憶を消すニューラライザー、空も疾走する車に装填されたスペースガンなど多彩なガジェットを駆使しながら、二人はチームを組んで調査を開始。しかし真相に近づくにつれ、地球の存亡をかけた大事件に発展していく-

作品レビュー

2019年6月14日日米同時公開のため試写が無く、公開日の朝に鑑賞。

『マイティ・ソー バトルロイヤル』のソーとヴァルキリー役のふたりが、エージェントとしてタッグを組み話題の作品。

子供の頃自宅にエイリアンが訪れ、両親はMIB捜査官にニューラライザーで記憶を消されたものの、自分はエイリアンの記憶を持ちながら育った、こじらせ宇宙オタク女子のモリーが秘密組織MIB入りを目指すところが物語の冒頭。
見習いMIBエージェントMとして、類まれなる洞察力と知識を結集しながら、エージェントHを助けていく。

マイティー・ソーと比較すると人間的なアクションシーンが満載で「アベンジャーズ/エンドゲーム」から、本作出演のために体型を絞りシャープでキレ感ある、エージェントH役クリス・ヘムズワースの黒スーツ姿がカッコいい。

対するエージェントM役のテッサ・トンプソン、本作では主役としての存在感を示し、クリス・ヘムズワースとのバディが妙にしっくりとくるのは、マイティー・ソーでの共演があってこそだろう。

MIBシリーズも回数を重ねてパワーアップ。特にエイリアンと戦う武器は予想外に進化した。
あのLEXUSが空を飛んだり、地下鉄が超特急でNYとロンドンを短時間で駆け抜け、宇宙船のようなバイクでモロッコ市街を疾走する。

過去作ではニューヨークがMIBの舞台であったが、本作ではヨーロッパが舞台となり、モロッコや、パリ、ロンドンと観光客が行きたい場所をふんだんに盛り込み、美しさやワクワク感を伝える視覚的アプローチが満載。アメリカ国内でのアクション映画に飽きた観客が楽しめる作りとなっている。

そしてリーアム・ニーソンがロンドン支部のエージェント・ハイTとして登場。ストーリーはMIBの内部にスパイがいるのでは?疑惑と、地球を滅亡させるかもしれないエイリアンの存在と、強大な力を持つ武器が登場し、アメコミが原点というオールドスクールな展開も忘れない。

神レベルのヒーローが超サイヤ人的に闘うMARVEL作品と異なり、生身の人間が知識や経験を生かしながら、地球外生命体と対峙していくというコンセプトが1990年代から変わらずに面白い作品。続編にも期待したい。

予告動画

■『メン・イン・ブラック:インターナショナル』(原題:MEN IN BLACK : INTERNATIONAL)
■日米公開日:2019年6月14日
■監督:F・ゲイリー・グレイ(『ワイルド・スピード ICE BREAK』)
■キャスト: クリス・ヘムズワース、テッサ・トンプソン、リーアム・ニーソン、エマ・トンプソン
[ 上映時間:115分 ]
公式サイト
■ハッシュタグ #MIB #メンインブラック

投稿者プロフィール

佐藤 友美
2013年にHokkaido Movie Review・新作映画の最速レビューサイトを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
旅好きで映画ロケ地のツアー取材が得意。FMラジオでの映画紹介を経てからの映画ライターと本Webサイトのデザインを担当。
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