北海道出身で日本を代表する漫画家いくえみ綾が、地元を舞台に描いた原作を、北海道ロケで完全映画化!弱気で人前に踏み出せない主人公が、北海道への引っ越しをきっかけに自分を見つめ直す、応援型ラブストーリー!
札幌を中心に北海道の冬と夏の魅力がスクリーンに映し出される。キャスト陣のみずみずしい演技とせつない物語だからこそ北海道によく似合う!
北海道キャストに加えて、起終点駅ターミナル、月とキャベツなど北海道に縁の深い人間ドラマを描いてきた篠原監督の最新作!
両親が離婚し、母親の再婚相手とはウマが合わない住友糸真。入学したばかりの女子校ではつまらないことで友達からハブられてしまい、自分の居場所が見つからない糸真は、実の父親を頼って東京から北海道への引っ越しを決意する。
転校先の札幌の学校で糸真を待っていたのは、まったくタイプが真逆の2人のモテ男子、舘林弦と桜井和央だった。女子たちの間では「弦と和央はみんなのもの」というルールがある中、糸真と弦、和央との距離が縮まっていく。両親の離婚もあり恋愛には興味がなくなっていたにもかかわらず、恋に落ちそうな糸真だったが……。
恋愛体質の母を持ち、居場所の無い東京から逃げるように北海道 札幌へやってきたヒロイン 住友糸真(黒島結菜)
俺様系モテ男ながら女子の気持ちには疎い和央至上主義のクラスメイト 舘林弦(小瀧望)
そんな弦同様のモテ男であり親友の桜井和央(高杉真宙)は、体が弱い可愛い系男子。
少女漫画では必ずと言って良いほど登場する(そして現実でも割と登場する)女子のリーダー 国重晴歌(川栄李奈)も交え、糸真の高校生活がスタートする。
人気男子に近付くとハブられる・1度衝突してもそれをきっかけに急に仲良くなるなどの女子高生あるある。
男性には伝わりにくいかもしれないが、女子の世界では本当によくある。
この作品ではそのようなシーンが目白押しで、思わず学生生活を思い出す人も多いのでは無いだろうか。
黒島結菜・小瀧 望のW主演という事が話題だが、本当に原作の和央のイメージ通りだった高杉真宙やAKB48卒業後女優として花開いた川栄李奈、本作で女優デビューとなった洞爺湖出身のシンガー 綾野ましろなどの出演陣も見所だ。
原作者に対する想いが強いからかもしれないが、いくえみ綾先生の作品はやはりあの絵であの色であの表情で感じるのがベスト。
とは言え、思わず笑ってしまうシーンもちょっぴり泣けるシーンも 登場人物の初々しさと共に楽しめた。
全編札幌ロケというのも道産子には嬉しい。
たまに出てくる北海道弁、冬のシーンでのコートの着方や履いている靴などには「これで冬の北海道は厳しいかも…」と突っ込んでしまいたくなる場面もあったけれどそこは気にしてはいけない。
主題歌である ジャニーズWESTの『プリンシパルの君へ』のMVがこの程公開され大好評!
ファンには楽しめる映画になっているのではないだろうか。
「プリンシパル ~恋する私はヒロインですか?~」
キャスト: 黒島結菜 小瀧 望(ジャニーズWEST)
高杉真宙
川栄李奈 谷村美月
市川知宏 綾野ましろ 石川志織 中村久美
鈴木砂羽 白石美帆 森崎博之
原作:「プリンシパル」いくえみ綾(集英社マーガレットコミックス刊)
監督:篠原哲雄 脚本:持地佑季子 音楽:世武裕子
主題歌:ジャニーズWEST『プリンシパルの君へ』
配給:アニプレックス
上映時間:112分
(C)2018「プリンシパル」製作委員会(C)いくえみ綾/集英社