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藤原竜也主演 殺人の告白「22年目の告白-私が殺人犯です-」あらすじ、感想

その男は、突然現れた――「はじめまして、私が殺人犯です」事件は、ここから始まる。

<ストーリー>

全国民を釘づけにした、殺人の告白
かつて5人の命が奪われ、未解決のまま時効を迎えた連続殺人事件。
その犯人が、事件から22年後、突然自ら名乗り出た。
会見場に現れたのは、自身の告白本を手に、不敵な笑みを浮かべる曾根崎雅人という男だった。
顔をさらし、肉声で殺人を告白する曾根崎の登場にネットは熱狂!
賛否両論をまき散らしながら本はベストセラーに。それだけでは終わらない。
マスコミを連れての被害者遺族への謝罪、刑事への挑発、そして、サイン会まで。
そのすべてがあらゆるメディアを通じて発信され、SNSで拡散されていく。
それは、日本中を巻き込んだ新たな事件(ゲーム)の始まりだった……。

時効に守られ、絶対に捕まえられない美しき殺人犯・曾根崎に『デスノート』『藁の楯』『僕だけがいない街』の藤原竜也。22年前、逮捕寸前まで犯人を追い詰めながらも取り逃がした刑事・牧村に、「海猿」シリーズ、『悪の教典』の伊藤英明。さらに、夏帆、野村周平、石橋杏奈、竜星涼、早乙女太一ら若手実力派俳優陣と、平田満、岩松了、岩城滉一、仲村トオルをはじめとするベテラン演技派俳優陣が競演。
日本中が見守る告白の行方は――?事件(ゲーム)は、とんでもない領域へと加速していく!

試写の感想

2013年に上映された、韓国映画「殺人の告白」のリメイクである。この映画のベースとなった「殺人の告白」を観たのが2013年で、何故犯人が事項成立後に告白本を出したか?について、様々なトリックが含まれた映画だったことは記憶していた。「22年目の告白-私が殺人犯です-」を観る前に韓国映画「殺人の告白」をDVDで観てしまうと、完璧なネタバレで面白さが半減するのでお勧めはしない。

韓国オリジナル版と、2017年公開の日本版を比べると、出来栄えの良さは日本版が勝るだろう。韓国版を観てしまったので、何となく犯人のことを知ってはいたが、それでも二転三転するトリックに振り回されて、流れるようなスピード感と驚きの連続がある。前半は犯人として名乗り出た曾根崎雅人にイライラし、後半は観客の心理をついた巧妙な仕掛けが幾度もある。

ストーリーのベースとなったのは、1986年から1991年までソウル近郊の京畿道華城市で10人の女性が殺害された華城連続殺人事件。2003年にポン・ジュノ監督が製作した、韓国映画「殺人の追憶」のモチーフになったことでも知られるこの連続殺人事件は、2006年に韓国で時効となり終焉した。

その韓国映画「殺人の告白」(Confession of Murder)は、映画「殺人の追憶」を観たチョン・ビョンギル監督が「時効となった後で犯人が、私が犯人です!とメディアに姿を現したらどうなるだろう?」と考えたことから誕生した物語で、時効が成立したために法的に無罪となった犯人が、自分の犯した殺人事件の詳細を記した本を出版し、そのルックスからも一躍メディアで人気者となった彼と、犯人を捜し続けてきた刑事と、事件の遺族たちとの間で駆け引きが始まるクライム・サスペンスである。

映画『22年目の告白 -私が殺人犯です-』予告

 

キャスト/スタッフ

キャスト

  • 藤原竜也
  • 伊藤英明
  • 夏帆
  • 野村周平
  • 石橋杏奈
  • 竜星涼
  • 早乙女太一
  • 平田満
  • 岩松了
  • 岩城滉一
  • 仲村トオル

■スタッフ
監督:入江悠
脚本:平田研也、入江悠

製作幹事・共同企画:日本テレビ放送網
企画・制作プロダクション:ROBOT
配給:ワーナー・ブラザース映画
上映時間:117分

Based on the film “Confession of Murder”, directed by Jung Byung-gil
Executive Producers You Jeong-hun and Billy Acumen

公式サイト:www.22-kokuhaku.jp

(C)2017 映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会

投稿者プロフィール

佐藤 友美
2013年にHokkaido Movie Review・新作映画の最速レビューサイトを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
旅好きで映画ロケ地のツアー取材が得意。FMラジオでの映画紹介を経てからの映画ライターと本Webサイトのデザインを担当。
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