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クリント・イーストウッド「クライ・マッチョ」2022年1月14日公開

作品紹介

監督デビュー50周年記念作品。 クリント・イーストウッドの集大成かつ新境地―。 「勇気」「希望」「友情」「愛情」多くの人生を噛みしめてきたイーストウッドが描く真の[強さ]—。 あなたの価値観を変える、感動がここに。
半世紀以上にわたり一線で活躍を続ける名優にして、『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度のアカデミー賞®に輝いたクリント・イーストウッド。 その輝かしいキャリアと偉業を通して、多くの生涯功労賞を受賞し、映画界では生きる伝説となっている。
監督デビューから50年、40作目となるアニバーサリー作品『クライ・マッチョ』は、彼が監督・主演を務める新たなマスターピースだ。
落ちぶれた元カウボーイと少年の旅を通して語られる人生とは―。喜びや悲しみを背負い、なお人生を歩み続ける。
生きる上で必要な[強さ]とは何かを温かく、時にユーモラスに時に切なく語りかける。 40年前から検討されていた原作の映画化に、イーストウッドが満を持して向き合った本作は、まさに彼の集大成にして新境地。2022年の年明けは、この感動から始まる!

ストーリー

誘拐した男と、さらわれた少年。 逃亡の果てに二人が見つけた“生きる”道とはー。
アメリカ、テキサス。ロデオ界のスターだったマイクは落馬事故以来、数々の試練を乗り越えながら、孤独な独り暮らしをおくっていた。
そんなある日、元雇い主から、別れた妻に引き取られている十代の息子ラフォをメキシコから連れ戻してくれと依頼される。 犯罪スレスレの誘拐の仕事。それでも、元雇い主に恩義があるマイクは引き受けた。
男遊びに夢中な母に愛想をつかし、闘鶏用のニワトリとストリートで生きていたラフォはマイクとともにアメリカへの旅を始める。
そんな彼らに迫るメキシコ警察や、ラフォの母が放った追手。先に進むべきか、留まるべきか?今、マイクは少年とともに、人生の岐路に立たされる――。 誘拐から始まった少年との出会いが、二人の人生を大きく変えてゆく―

作品レビュー

1978年のアメリカはテキサス。元ロデオ乗りのマイクが、元雇用者からメキシコの自分の13歳の息子・ラフォを、アメリカに連れ帰ってほしいと、誘拐の依頼を受ける。
元雇用者の元妻はアルコール依存症、男遊びが激しくネグレクトで子育てをしない非情な母親である。

物語は刺々しく懐疑的な13歳の少年・ラフォと彼の雄鶏・マッチョ、主人公の年老いて孤独な元ロデオ乗り・マイク、彼らのメキシコからアメリカへのロードムービーである。

タイトルの「クライ・マッチョ」の”マッチョ”の意味は、筋肉隆々という意味では無く、男らしさや強さを象徴した、スペイン語(メキシコ由来)の意味である。雄鶏のマッチョが男らしく鳴く様子や、マイクとラフォの真の男らしさや強さを表した言葉なのだろう。

少年・ラフォをメキシコで誘拐し、アメリカの父親の元に連れて行く危険なミッションをイメージするが、高齢のクリント・イーストウッドが主演のためか、激しいアクションの無い穏やかなハートウォーミングストーリーで、マイクとラフォ、そして雄鶏マッチョの絡みがユニークで微笑ましい。

彼らはビックリするハプニングに何度か遭遇するが、事態を収拾する応用力とサバイバル能力の高さは、マイクの年の功なのだろう。

場面の切り替わりが早く、懐かしい昭和のにおいがする映像や、わらしべ長者のようなラッキーな展開。出会った人たちに支えられ主人公の二人が変化していく様子と、愛おしいドラマが散りばめられている。

イースドウッド監督は御年91歳。デビュー50周年記念作品の本作は、正しく生きる意味、他人への優しさと思いやり、真の強さと勇気や価値観を見直すきっかけとなり、人々の悪行が他人を傷つけないように努める、道徳と倫理を学べる。

何歳になっても人は変わることができるし、チャンスはある!と勇気づけられる素敵なストーリーにほっこりとする。新年の幕開けに相応しい楽しい映画だ。

予告動画

「クライ・マッチョ」2022年1月14日(金)公開

監督・主演・製作:クリント・イーストウッド
原作:N・リチャード・ナッシュ「CRY MACHO」
脚本:ニック・シェンク(『グラン・トリノ』『運び屋』)、N・リチャード・ナッシュ
出演:クリント・イーストウッド、エドゥアルド・ミネット、ナタリア・トラヴェン(『コラテラル・ダメージ』)、ドワイト・ヨアカム(『ローガン・ラッキー』)、フェルナンダ・ウレホラ(『ブルー・ミラクル』)
原題:CRY MACHO
上映時間:104分
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オフィシャルサイト
#クライマッチョ

 

投稿者プロフィール

佐藤 友美
2013年にHokkaido Movie Review・新作映画の最速レビューサイトを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
旅好きで映画ロケ地のツアー取材が得意。FMラジオでの映画紹介を経てからの映画ライターと本Webサイトのデザインを担当。
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