• 道内最大級の映画レビューサイト

北海道・下川町が舞台「リスタート」7 月 9 日北海道地区先行公開

作品紹介

何度だって、どん底からだって、“リスタート”できる。
品川ヒロシ監督が贈る、“今”を生きるすべての人に向けた応援歌。
クラウドファンディングで瞬く間に目標額2倍を達成、驚異の熱量で制作が実現!
お笑いコンビ「品川庄司」として活躍する一方、映画監督としても才能を発揮し、『ドロップ』(08)や『漫才ギャング』(11)といった数々の話題作を送り出してきた品川ヒロシ。自身初となる、女性を主人公に据えた本作は、北海道・下川町と吉本興業が SDGs 推進における連携協定を結び発足したプロジェクト。 2019 年 6 月から 9 月まで実施したクラウドファンディングで目標金額を大幅に上回り、 多数の支援者による圧倒的な熱量で制作された。

スクリーンに広がる北海道・下川町の大自然が心を癒やす。
映画の舞台となった北海道・下川町の雄大な自然も、本作の大きな見所のひとつ。主人公・未央が夢を追いかけ、傷付きボロボロになってしまう東京とは対照的な存在として描かれる。緑が深く色鮮やかで豊かな森、透き通った雪解け水が流れる広大な名寄川は、すべてを受け止めてくれる包容力があり、未央が心を取り戻し、一歩踏み出す大きなきっかけを与える要素となっている。スクリーンいっぱいに広がる開放的な下川町の自然は、様々な制限の多い今の時代だからこそ、観る者の心を癒やしてくれる。

ストーリー

杉原未央、28歳。職業、元地下アイドル。
傷ついた心を癒やしてくれたのは、フォロワーでも“いいね”でもなく、
仲間や家族、そして故郷・北海道下川町の美しい自然だったー。
北海道・下川町で高校生活を送っていた杉原未央(EMILY/HONEBONE)は、シンガーソングライターとして成功することを夢見て高校卒業を機に上京。それから10年の月日が経ち、思い描いた夢とは異なるものの、地下アイドルとして 日々 一生懸命に活動していた。

そんなある日、交際していたアーティストから妊娠中の婚約者の存在を明かされ、一方的に別れを告げられる。突然の裏切りにショックを隠しきれない未央だったが、追い打ちをかけるように週刊誌の記者・野村(品田誠)にホテルから出てくる写真を撮られ、二股交際の相手として報道されてしまう。ただ純粋な気持ちで想いを寄せていただけの未央だったが、彼に婚約者がいたことで世間からはバッシングの的となり、SNSでは誹謗中傷のコメントが続出。仲間だと思っていたアイドルグループのメンバーからは心ない言葉を浴びせられ、守ってくれるはずの事務所もあっさりと解雇。追い打ちをかけるように、報道を知った悪質なファンから暴行を受けてしまう・・・。夢に破れ、心身ともに傷ついた彼女は、心配して上京してきた妹・夏帆(朝倉ゆり)に気持ちを吐露し、故郷である北海道・下川町に帰る決意をする。

しかし、心に大きな穴が空き、抜け殻のような心持ちになってしまった未央は、久しぶりに再会する義理の父・洋二(中野英雄)、母・祐美(黒沢あすか)、そして学生時代の友人たちに対しても、どこかぎこちなく、上手く接することが出来ない。そんな彼女の状態を見かねた、同級生でネイチャーガイドをしている大輝(SWAY/DOBERMAN INFINITY)は、思い出の場所へと連れ出す。草花が輝き緑の溢れる森や、雪解け水が流れ込む雄大な川…下川町の自然豊かな景色とその慈しみ深い優しさに癒されていく未央。少しずつ自分の心を取り戻し、なかなか受け入れられずにいた家族や仲間達からのあたたかい言葉にも支えられ、再び前を向き(リスタートし)始める―。

作品レビュー

北海道の下川町が舞台となった作品。

下川町は道北に位置付けられ、札幌から高速道路を使っても2時間半はかかる。

東京23区ほどの広さに人口は3,200人くらい、そしてその大半は高齢者である。

道民でさえ「下川町」と聞いて場所や特産物をパッと思い浮かべることができない。

そこに何故スポットが当たったのか!?とても興味深い。

監督はお笑いコンビ「品川庄司」で活躍する一方でマルチな才能を発揮し、これまでに2作品も話題作を世に送り出している品川ヒロシ。

発端は「下川町を舞台にした映画を撮って欲しい」

吉本興業から品川監督への依頼だった。

その言葉を胸に下川町へ足を運び、イメージを奮い立たせ出来上がった作品が本作である。

下川町が誇る豊かな森林がスクリーンいっぱいに映し出され、同じ北海道に住んでいても中々見ることのできない大自然は圧巻である。

見事なのは山や川の自然の映像だけではない。

冒頭に主人公の高校生時代が僅かながらある。セリフが終わり、カメラが上に引いたとき「全部校庭だったんだ!」と思わず声に出してしまいたくなるシーンがある。

土地がとにかく広大なのだ。この後にもいくつも美しい景色がスクリーンを彩るのだが、このシーンは私に撮って印象深い。

ストーリーは際立った目新しさは無いものの、品川監督の伝えたいメッセージが随所に散りばめられている。

夢を追い求め上京するも甘くはなく、恋愛もうまくいかず、SNSでバッシング。挙げ句の果てには顔に大きな傷を負わされる。

傷心のまま地元に帰ってくるも家族や友達に素直になれず、もどかしさを覚える。

だがそれを無理やりこじ開けてくれる幼なじみの存在に救われリスタートを目指す。

帰る家があり、歓迎してくれる家族や友達の存在は何より大きい。これも地方ならではなのかもしれないが、逆に小さい町だからこそ噂は広まりやすい。

だが元々の強い精神力が主人公をより強くさせる。

ラストのライブシーンは主人公を演じたEMILYの魂を感じる歌声に度胆を抜かれる。

まさにこのシーンのために作られた映画ではないかと思う。

正直ストーリーを忘れて聴き惚れてしまった。この作品をきっかけにもっと活躍の場を広げて欲しいと期待が高まる。

そのためにも是非多くの人が劇場に足を運んで本作を見届けて欲しいと願う。

予告動画

「リスタート」7月 9 日(金)北海道地区先行公開

キャスト・スタッフ
EMILY
HONEBONE SWAY DOBERMAN INFINITY 劇団 EXILE
品田誠
朝倉ゆり(エラバレシ) 夏目ベール(純情のアフィリア) 藤井俊輔 向井日菜海
阿部隼也
かんた 岩崎う大 もりももこ
西野亮廣(キングコング)松田大輔(東京ダイナマイト)庄司智春(品川庄司)
小杉竜一(ブラックマヨネーズ)
黒沢あすか
中野英雄
監督・脚本: 品川ヒロシ
音楽 : HONEBONE
公式サイト
スペシャルサポート 下川町
配給・宣伝
吉本興業 ハピネット ファントム・ スタジオ 製作 吉本興業
100分/シネマスコープ/ 5.1ch
©️吉本興業

投稿者プロフィール

坂本早苗
坂本早苗
札幌市内で働くOL。
ストレス発散はテニスで体を動かすことと大好きなパンを求め全国のパン屋さんの情報収集。着る服は骨格診断を意識しています。
映画は年齢と共にミニシアター系が好みに。
沢山の映画と出会い、観て聴いて考えてお気に入りを探していきたいです。
error: Content is protected !!