インド発のカンフーアクション,「燃えよスーリヤ！！」,12月27日公開, 作品レビュー,インドカンフー,インド映画,予告,アクション,公開日,あらすじ,ストーリー,感想,結末ネタバレ

作品紹介

映画ファンが燃え上がった！！インド発のカンフーアクションエンターテインメント！！
2018年度、アカデミー賞作品賞に輝いた『グリーンブック』が観客賞を受賞した第43回トロント国際映画祭。時同じくしてユニークでパワフルな作品が集められ、夜中に上映される＜ミッドナイト・マッドネス部門＞にて『燃えよスーリヤ！！』が観客賞を受賞。熱狂的な映画ファンたちが騒ぎ立てたインド映画が、遂に日本に上陸する！！
主人公スーリヤは何の変哲もない青年。ただし、彼はどんな痛みも感じないという特別な体質の持ち主。幼い頃に祖父から渡されたカンフー映画に衝撃を受けて以降、街の悪党を倒すことを目標として独自にカンフーの特訓を積んできた。ある日、スーリヤは離ればなれになっていた幼馴染が街を牛耳る悪の組織に狙われていることを知り、カンフーと痛み知らずの身体を武器に悪の組織との全面戦争を決意する―。

監督は『めぐり逢わせのお弁当』の製作に携わり、本作で長編監督2本目となるヴァーサン・バーラー。
主人公スーリヤを演じるのは本作で銀幕デビューとなるアビマニュ・ダサーニー。
『ロボット』『バーフバリ』を生み出したインド発、世界がシビれた全く新しいスーパーヒーローが日本のスクリーンを席巻する！！

ストーリー

スーリヤは生まれながらにして痛みを感じなかったため、いじめっ子たちの標的にされていた。しかし、幼なじみの女の子スプリだけは彼を守ってくれていた。そんなスーリヤを見かねて祖父はたくさんのアクション映画のVHSを渡すと、スーリヤは空手マンと呼ばれる片足の格闘家マニが魅せる“百人組手”の映像に衝撃を受ける。成長したスーリヤは、街の悪党たちを相手に特訓を積んだカンフーと痛み知らずの身体を武器に日々戦っていた。チンピラたちに誘拐されそうになる女性を助けようとしたところ現れたのは幼い日に離れ離れになってしまったスプリだった。彼女は空手マンに弟子入りし、道場を経営していた。

作品レビュー

愛する妻との間に生まれた可愛い息子スーリヤは先天性の無痛症。痛みを感じず汗をかかない。

一見、羨ましくも思うが、力加減が判らず水分を欲しないため脱水症状に陥ってしまう。

そんなスーリヤに何とか普通の生活をさせてあげようとするじいちゃん。

加減が判らないスーリヤに「痛み」や「強さ」を教えるが、スーリヤの心を奪ったのはカンフー。

片足の空手マン・マニに憧れて見よう見まねでカンフーを始めるも、小学校では痛みを感じないことでいじめられる。

そんなスーリヤを助けるのは幼馴染の少女スプリ。

彼女のことを想うと痛くないはずの胸が痛い・・・。

いつか不憫なスプリを助けようと特訓に明け暮れるスーリヤ。

時が経ち、青年になったスーリヤが向かうのはスプリか空手マンか。

インド映画のアクションはヒロインが無敵並みに強い。これはよくある話。

今回は、無敵ではなく「無痛」。おかげで観ているこっちが痛い！

カンフーシーンで目を引いたのは、片足の空手マン・マニの「百人組手」のシーン。

演技とはいえ松葉杖を巧みに操り次々と倒していくシーンは惹きつけられる。

そして、映画を観終わってから私が知ったのは、空手マン・マニと双子の弟ジミーを

グルシャン・デーヴァイヤーが一人二役でしていたこと。

確かに仲の悪い兄弟二人が絡むシーンがとても少ない。長いインド映画も視点を変えて観ると少し短く感じるかもしれない。

クライマックスのアクションシーンは、マーヴェラスかジャッキーチェンか！？

痛みを感じないスーリヤが人の心の痛みを知ることはできるのか。

上映時間138分！インド映画特有の上映時間を痛感する作品です！

12月27日（金）札幌シネマフロンティアほか全国ロードショー

監督・脚本：ヴァーサン・バーラー
製作：ローニー・スクリューワーラー
出演：アビマニュ・ダサーニー、ラーディカ―・マダン、グルシャン・デーヴァイヤー、マヘーシュ・マーンジュレーカル　ほか
2018年／インド／カラー／アメリカンビスタ／ヒンディー語・英語
原題：Mard Ko Dard Nahi Hota
上映時間: 138分
配給：ショウゲート
公式サイト
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