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カンヌ映画祭パルムドール受賞!アカデミー賞作品賞「パラサイト 半地下の家族」作品レビュー

  • 2019年12月10日

作品紹介

第72回カンヌ映画祭パルムドール受賞!

アカデミー賞作品賞受賞。

全世界、鳥肌熱狂!
100%予測不能エンターテインメント!

予測不能な物語展開が全世界で大絶賛!
各国では「ネタバレ禁止運動」発動。

---ポン・ジュノ監督から---
本作をご紹介頂く際、出来る限り兄弟が家庭教師として
働き始めるところ以降の展開を語ることは、どうか控えてください。
・・・・・中略
頭を下げて、改めてもう一度みなさんに懇願をします。
どうか、ネタバレをしないでください。
みなさんのご協力に感謝します。

ストーリー

全員失業中、“半地下住宅”で暮らす貧しいキム一家。長男ギウは、“高台の豪邸”で暮らす裕福なパク氏の家へ家庭教師の面接を受けに行く。そして兄に続き、妹ギジョンも豪邸に足を踏み入れるが…。
この相反する2つの家族の出会いは、次第に想像を遥かに超える物語へと加速していく――。

作品レビュー

想像していなかった展開が何回あっただろうか・・・

題名にある「半地下」とは、「地下室の上1m程度が地上に出ていて採光ができる構造。

デメリットは「雨水の侵入など排水設備に注意が必要」な住宅です。

これを知っておくと、この家族の生活を理解しやすいかもしれない。

古く狭く薄暗い半地下の家のシーンでは、ジメジメした空気感がスクリーンからにじみ出てきていた。

家族全員が無職で、手軽な内職で食いつなぎ、ご近所のWiFiのパスワードを入手しては無料でネットに繋げている。

そんな、生きる力はベテラン級の4人家族の長男キム・ギウが、友人の紹介で家庭教師のバイトをすることになった。

半地下の自宅とは正反対の、地上でも少し小高い所にある高級住宅。

美大を目指す妹・ギジョンの完璧な偽造卒業証明書で信用を得て、家庭教師の仕事をスタート。

これが高級住宅へのパラサイトの始まり・・・。

パラサイトする家族と高級住宅に住む住人が交差する、悲劇と喜劇と衝撃は、エンドロールまで止まらない。

常にクライマックスだと感じて、頭の中が「あ~あ~あ~」という感じだった。

作品を紹介するにあたり、ポン・ジュノ監督から心からのお願いがありました。

「パラサイトのきっかけとなるシーンから先のネタバレはしないでください」と。

おそらく「ネタバレ注意」なサイトではあの目まぐるしい展開を3行くらいで紹介しているかもしれない。

可能な限り我慢して映画館へ足を運んでいただければ幸甚です。

予告動画

出演: ソン・ガンホ、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、パク・ソダム、イ・ジョンウン、チャン・ヘジン
監督: ポン・ジュノ(『殺人の追憶』『グエムル -漢江の怪物-』)
撮影:ホン・ギョンピョ
音楽:チョン・ジェイル

提供:バップ、ビターズ・エンド、テレビ東京、巖本金属、クオラス、朝日新聞社、Filmarks/配給:ビターズ・エンド
英題:PARASITE/原題:GISAENGCHUNG
2019 年/韓国/上映時間: 132 分/PG-12指定
ⓒ 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON

 

投稿者プロフィール

Kieko
「E.T.」を観て、自転車は爆走すると空を飛ぶと信じ、「グーニーズ」を観て、海には大冒険が待っていると信じていました。そんな私が今注目しているのはインド映画界ボリウッド。踊って歌って笑ってる・・・だけじゃない魅力もあるんです♪
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