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キング・オブ・エンターテイメント『ライオン・キン グ』 作品レビュー

作品紹介

世界最高峰の“キング・オブ・エンターテイメント”『ライオン・キング』がさらなる進化を遂げて、この夏ついに日本に上陸。 それは、不朽の名曲の数々と、実写もアニメーションも超えた“超実写版”映像による映画世界への没入体験! すべての人に“生きる意味”があると気づかせてくれる感動の物語が、この夏、全人類の心をふるわせる──。

王ムファサのもとに誕生したシンバは、いつか自分も父ムファサのような” 王“になる日を夢見るものの、好奇心旺盛でまだ未熟な彼は、なかなか その一歩を踏み出せないでいた。この広大な大地を舞台に、”未来の 王”シンバはどのような物語を切り開いていくのか、圧巻のスケールの世 界を舞台に描かれる。 本作の監督を務めるのは「アイアンマン」シリーズの大ヒット・メーカーで、 2016年『ジャングル・ブック』を監督し新たなる映像体験を生み出した ジョン・ファヴロー。

声優には主人公シンバ役で、俳優、歌手、作曲家な ど多彩な才能を持つエンターテイナーとして知られるドナルド・グローヴァー、 その幼なじみのナラ役には世界の歌姫ビヨンセが決定している。両者ともグラミー賞を受賞するなど音楽界の頂点を極める 二人。彼らがキャラクターにどのような命を吹き込み、世界最高峰の歌声でミュージカルナンバーをどう歌い上げるのか、期待 せずにはいられない。この夏、実写もアニメーションも超えた新たな映像体験<超実写版>で観客を壮大な『ライオン・キン グ』の世界へ誘う。

ストーリー

命あふれるサバンナの王国プライドランド。その王であるライオン〈ムファサ〉に、息子〈シンバ〉が誕生する。だが、シンバはある“悲劇”によって父ムファサを失い、王国を追放されてしまう。新たな世界で彼は仲間と出会い、“自分が生まれてきた意味、使命とは何か”を知っていく。王となる自らの運命に立ち向かうために―。

作品レビュー

1994年に公開されたディズニーの長編アニメーション映画作品『ライオン・キング』のフルCGリメイク作品。
今なお絶大な人気を誇り、劇団四季のミュージカルでも長年演じられている名作。正にキング・オブ・エンターテイメント!!
アニメもミュージカルもそしてこの度の超実写版も拝見したが、それぞれに違った魅力があるという印象だ。

動物や自然の命があふれる広大な王国、プライドランド。
新たな命の誕生を祝い、夜明けと共に動物達がプライドロックに集う。
生命が永遠に引き継がれることを意味する「サークル・オブ・ライフ」が響き渡るのを観ていると一気にこの世界に引き込まれた。
アニメでもミュージカルでもそうだが、最高峰のCG技術による美しさが際立つ超実写となるとより一層神秘的だ。物語の始まりから、既に最大の感動をくれた。

プライドランドの偉大な王・ムファサは、強さと優しさを兼ね備えた迫力ある王である。
そんなムファサの子供として生まれた未来の王・シンバ。
この子ライオンの可愛らしい無垢な表情が堪らない。最高に愛おしく、何事も無くすくすくと育って欲しいと願ってしまう(そうはいかないのは百も承知だが、個人的には子ライオンの映像だけでも相当楽しめる)。

そして、ライオン・キングはやはり曲が良い。
前出の「サークル・オブ・ライフ」や「愛を感じて」などの感動的な楽曲と、「ハクナ・マタタ」「ライオンは寝ている」など面白味がありつい口ずさんでしまうような楽曲が映画のストーリーのメリハリをうまく引き出してくれていた。

今作を観るとシンバがあまり賢くない印象をうけてしまったが、ナラが聡明なのできっとプライドランドは大丈夫だろう…

監督はディズニーの実写版「ジャングル・ブック」も手がけたジョン・ファブロー。
声の出演は主人公シンバにドナルド・グローバーのほか、ビヨンセ、セス・ローゲン、キウェテル・イジョフォーに、アニメ版でも主人公の父親役を担当したジェームズ・アール・ジョーンズという実力派勢揃い。
日本語吹替版の声優陣も豪華!
シンバ役には賀来賢人。スカー役に江口洋介、プンバァに個性派俳優の佐藤二朗、その相棒ティモンはお笑いコンビ・ミキの亜生。
シンバの幼馴染ナラ役は、声優・舞台・ミュージカルとマルチに活躍する門山葉子が務める。
予告動画

『ライオン・キング』8月9日 札幌シネマフロンティア、ユナイテッド・シネマ札幌で公開

原題:The Lion King
全米公開:2019年7月19日
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督:ジョン・ファヴロー
声の出演:ドナルド・グローヴァー、ビヨンセ
日本語吹き替え: 賀来賢人、江口洋介、佐藤二朗

公式サイト

上映時間:119分
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投稿者プロフィール

兼平ゆきえ
兼平ゆきえ
映画・音楽・本 など 観たり聴いたり読んだりと忙しく過ごすのが好きなインドア派。恵庭発 北海道のMUSIC&ART情報サイト From E…代表。不定期で企画LIVEを開催。2018年7月から 恵庭市のコミュニティFM e-niwa にて、映画や音楽の話を中心とした番組『From E…LIFE(フロムイーライフ)』を放送開始。
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