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何で死んだふり?「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」あらすじ 感想

 

作品紹介

「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。どういうことなのでしょうか?」2010年、「Yahoo!知恵袋」に投稿された質問はたちまち話題を呼び、内容にインスパイアされた「ほぼ日P」がボーカロイド・初音ミクで作った同名オリジナル楽曲を発表。そのミュージック動画はニコニコ動画で再生回数1位を獲得し、現在200万回以上の再生を記録し、さらに翌年にはコミックエッセイ化もされた。現在410万以上の閲覧、1700以上の回答が寄せられている一大ブームを創り上げた伝説の投稿が、この度同名タイトルで実写映画化!

主演をつとめるのは、「余命1ヶ月の花嫁」「図書館戦争」などラブストーリーからアクション作品まで幅広くこなす榮倉奈々。不思議な行動を繰り返すぶっとびキャラの妻・ちえを演じる。

一方、超フツーで冷静なちえの夫・じゅん役には、演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバーで、硬派な役から個性的な役まで幅広く演じる安田顕。コミカルな演技にも定評のある榮倉と安田が見せる化学反応と、2人が演じるちえとじゅんの、ミスマッチだけれども共感を生む新しい夫婦のカタチに期待がかかる。

さらに共演には、韓国でキャリアをスタートさせ数々の映画やドラマに出演、国内外で絶大な人気を誇るとともに、最近では大ヒットTVドラマTBS系「逃げるは恥だが役に立つ」、「奪い愛、冬」(2017/テレビ朝日)での好演も記憶に新しい大谷亮平と、宝塚歌劇団所属時「演技が優れたトップ娘役」と評され舞台やドラマで活躍する野々すみ花が決定!安田顕扮するじゅんの後輩夫婦・佐野と由美子を演じる。

本作のメガホンをとるのは、コメディの鬼才・李闘士男監督。『デトロイト・メタル・シティ』(松山ケンイチ主演/08年)が興収23億円を超える大ヒットを記録した他、怪しくもチャーミングな大富豪アニキの成功哲学を描いた『神様はバリにいる』(堤真一主演/15年)は全国69館公開ながらも、ディズニーアニメ『ベイマックス』を凌ぐ劇場アベレージでスマッシュヒットを記録。

日本映画界にコメディの金字塔を打ち立てた。本作でその手腕を発揮し、ちょっと変わった夫婦の日常エピソードを愛おしくチャーミングに描き、見た後にはほっこり幸せな気分になれる“ハートフル・コメディ”が誕生する!

試写の感想

ネットで話題になった不思議な投稿。「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。どういうことなのでしょうか?」いつの間にか、コミックエッセイ本として出版され映画化となった。

主人公の加賀美ちえ役に榮倉奈々、離婚経験のある夫の加賀美じゅん役を安田顕が演じる。

北海道出身。演劇ユニット「TEAM NACS」メンバー、安田顕の主演は本作が二度目。前主演作の『俳優 亀岡拓次』を試写で観た時は途中でお腹が痛くなるほど、正直つまらない作品だった。
やはり脇で光るヤスケンに、映画の主役は無理だろうと苦々しく思いながら鑑賞。

しかし意に反して、今までの安田顕のイメージとは異なる夫のじゅんを演じ、真面目で優しいじゅんのキャラは、安田顕らしからぬ、キラキラオーラで、まさかのカッコ良さを醸し出していた。

ストーリーは、何故か家に帰ると必ず死んだふりをする、天然系妻のちえと夫のじゅん。ふたりを取り巻く日常の物語が中心となっている。

じゅんの帰宅時を狙って死んだふりや、隠れたりと様々な手法を使い夫を驚かせ続ける妻。それには一体どんなメッセージがあるのか?

ちえの行動に疑問を持つじゅんは、一度失敗した結婚のトラウマからか?ちえの奇行を心から楽しめないが、ちえが喜ぶようにとその演出に付き合うのだ。

物語の中では、大きな波乱や事件も無く、普通の人が普通に暮らし、平凡な日常の幸せを、コミカルに描く夫婦のラブストーリー。
しいて言えば、妻ちえの次第にエスカレートするコスプレ費用が気になって仕方がなかった。

結婚生活が3年経過しても、ちえは夫のじゅんに敬語で接し、料理が上手で家事もこなしパートの仕事は順調。
夫婦関係を上手く維持させるには、健気な妻の創意工夫が必要なのでしょう。

ほんわかな大人の癒し系ラブストーリーは、是非カップルで鑑賞してほしい、そんな素敵な映画だ。

予告動画

家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。

6月8日(金)全国ロードショ

 

出演: 榮倉奈々 安田顕 
大谷亮平 野々すみ花

原作:「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」(作:K.Kajunsky、漫画:ichida/PHP研究所刊)
監督:李闘士男
脚本:坪田文
公式サイト
上映時間:115分

配給:KADOKAWA

©2018「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」製作委員会

投稿者プロフィール

佐藤 友美
2013年にHokkaido Movie Review・新作映画の最速レビューサイトを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
旅好きで映画ロケ地のツアー取材が得意。FMラジオでの映画紹介を経てからの映画ライターと本Webサイトのデザインを担当。
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