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『写真甲子園 0.5 秒の夏』舞台挨拶 / 甲斐翔真 笠 菜月 秋野暢子 菅原浩志監督 登壇

 

北海道札幌市出身の菅原浩志監督(以下:監督)が描く青春ストーリー。
久しぶりに北海道に帰ってきた甲斐翔真さん(以下:甲)、笠菜月さん(以下:笠)、秋野暢子さん(以下:秋)という豪華な舞台挨拶は、14日に二十歳の誕生日を迎えるという甲斐さんへのバースデーソングを皆で歌唱するというサプライズもあり 穏やかで温かな内容となった。

 

『写真甲子園 0.5秒の夏』

司会:皆さん、北海道に帰ってきてくれました。
初日を迎えた今日のお気持ちをお願いします。

 

甲:ようやくこの日がきて嬉しく思っています。是非この映画を観て色々な事を感じて頂いて帰って頂ければなと思います。

笠:今日はこうして来て下さってありがとうございます。

初日を迎える事が出来て嬉しい気持ちで一杯です。

秋:皆さんこんにちは。
この作品は若い人たちの青春一直線の映画なんですけど、子供たちを見守る大人ももう一度写真を撮ろうと思っていくストーリーです。
人生のベテランももう一度再生していくという映画でもありますので、若い方はご自身の感覚でご覧になって私と同世代の方は高校生時代の事を思い出して頂いてこの作品をご覧ください。

監督:この映画の制作には約3年。この映画を作りたい・作ろうと思って諦めずに来られた方は24年間この映画化をずっと待ってこられてやっとこの日を迎える事が出来ました。

高校生が戦う姿・諦めず挑戦する姿。そういう姿を通して全国の人々に、若者たちには希望と可能性が沢山あるんだという事を感じて貰う。そんな思いで皆で一緒に作った映画ですので最後までごゆっくりご覧ください。

司会:北海道から発信するこの作品なのですが、北海道はどのような印象ですか?

 

甲:北海道はすごく雄大な自然があり、この作品は本当に画が綺麗で見たままの自然が映っています。

人々の温かさも描かれていて北海道らしさが出ていると思います。

笠:色々なシーン、全てが貴重で凄く思い出深いのですが…やっぱり走るところですね。

本当に走ってるんですよ。トラックの上にカメラを載せて追いかけるという感じで走ってたんですね。

北海道を走ってみて、走りやすかったです(笑)

司会:監督。笠さんの走っているシーンも名シーンの1つですよね。

 

監督:写真甲子園の名物と言いますか…写真の撮影スポットに走る。走って撮って次のポイントにまた走る。文化系の大会というだけではなくて体育会系でもある。彼女には毎日走って貰いました。

秋:写真甲子園というのは25年間続いて東川町でやってらっしゃるんですけど、東川町の皆様が凄く協力的なんですよ。

学生たちに食事や泊まる所を提供して下さったり、実際にやってらっしゃった事を映像化したんです。

私達にも本当に良くして下さって、私は豆腐が好きなんですけど東川町中の豆腐が集まるんです(笑)

ご親切で、とても良い環境で撮影をさせて頂きました。

司会:東川町から誕生した「写真甲子園」

監督がこの作品を作り上げるまで3年の歳月を要したと先程おっしゃってました。どのようなきっかけで、そしてどのように惹かれて映画製作となったのでしょうか。

 

監督:実は東川町の町長から写真甲子園を1度見てみて下さい、と。それが3年前の写真甲子園なんです。

それにお伺いして、“これが映画になるか見極める為の取材”だったんですが写真を撮っている高校生の姿があまりにも真剣でとても質問できるような雰囲気ではない。素晴らしい緊迫感が漂ってたんです。

是非これは映画にして全国の皆様に観て貰いたいと思いました。

 

司会:今回は主題歌・挿入歌が大黒摩季さんという事ですけど如何でしたか?

 

秋:摩季ちゃんとは古くからの友人で、数年休んでいてどうしているかなと思っていたら主題歌・挿入歌をおやりになると聞いて嬉しくて。久しぶりに会ったら元気になっていて、映画自体もそうですけど友人にも再会させて貰えた作品ですね。

監督:高校生に応援歌、エールを送ってくれる方は大黒摩季さんしかいない!と思いお願いしました。

実際に撮影が終わってそれを基に書いて頂いた、拘りに拘った素晴らしい曲になっています。

 

司会:夢に向かって頑張る姿、写真甲子園をどのように感じていますか。

 

秋:悲惨な事件などがある中で、未来を見つめて行ける年代の子たちが真っ直ぐな目でファインダーを覗いているんです。そこでは夢や希望や友情や愛情、そういうものを覗いている。

これを是非共感を持って観て頂ければなと思います。

 

監督:今は答えを指先で検索して見つけ出す。でもその答えは果たして本当に正しい答えなのか。

答えは自分が五感で感じて確かめることによって見つかる。それを教えてくれました。

 

甲:この映画で輝いている若者として出させて頂きましたが、年代に関わらず前を向く事によって影響を受け合えると思いました。この映画は良い事しか詰まっていない映画だと思います。是非見て欲しいです。

司会:最後に一言ずつメッセージを頂きたいと思います。

 

監督:今回またキャストと撮影地に戻って来た、という感覚です。

スタッフ・キャスト皆が力を集めて全身全霊をかけて一緒に作った映画です。ゆっくりご覧ください。

 

秋:美しい映画です。是非お帰りになりましたらご近所の方にお声掛け下さい(笑)

 

笠:将来に対して希望を持っているからこそ明日があると学ばせて頂きました。

素敵な場所で撮って頂いた映画です、宜しくお願い致します。

甲:この映画は僕にとって大きな存在で、切っても切れない存在だと思います。

この映画を観て沢山の事を感じて頂いて、挑戦する楽しさや一歩踏み出す勇気を感じて頂ければと思います。

北海道・東川町ロケ作品『写真甲子園 0.5 秒の夏』

Photo: A-Co
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投稿者プロフィール

兼平ゆきえ
兼平ゆきえ
映画・音楽・本 など 観たり聴いたり読んだりと忙しく過ごすのが好きなインドア派。恵庭発 北海道のMUSIC&ART情報サイト From E…代表。不定期で企画LIVEを開催。2018年7月から 恵庭市のコミュニティFM e-niwa にて、映画や音楽の話を中心とした番組『From E…LIFE(フロムイーライフ)』を放送開始。
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