2018年11月18日
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北海道・東川町ロケ作品『写真甲子園 0.5 秒の夏』

 

作品紹介

北海道・東川町にて毎年実施されている全国高校写真部日本一を決める大会「全国高等学校写真選手権大会」、通称「写真甲子園」。来年2018年に25周年を迎える事を記念して、映画『写真甲子園 0.5 秒の夏』として映画化!


ストーリー

 

今を切り撮れ、一撃必撮!

「写真甲子園に行くのに、楽しいことなんかひとつもあらへん。でもな、行ったらほんま人生変わるで」熱く語る大阪、関西学園写真部の顧 問、久華英子(秋野暢子)。
写真部員の尾山夢叶(笠 菜月)、山本さくら(白波瀬海来)、そして伊藤未来(中田青渚)の 3 人は、高校写真部日本一を決める大会「全国高等学校写真選手権大会」、通称「写真甲子園」に出場し「挑戦した人だけが見える世界」を体験したいと願っていた。

一方、東京の進学校である桜ヶ丘学園 3 年生の椿山翔太(甲斐翔真)は、たったひとりの写真部員。

大学進学に写真は役に立たないと他の部員は辞め、廊下の隅で活動している状態だった。受験勉強に専念するよう執拗に校長(緒形幹太)に反対されながらも、今年の夏が最後のチャンスとなる写真甲子園に、翔太はどうしても出場したいと思っていた。唯一の理解者は、写真部顧問、高島晃(河相我聞)だけ。

しかし、写真甲子園は 3 人がひとチーム。翔太は、受験勉強に必死な幼なじみの中野大輝(萩原利久)と、ボランティア部に所属している後輩の霧島絢香(中川梨花)に頼み込み、なんとかチームを結成する。

「写真甲子園」は、年に一度、夏の北海道東川町で開催され、全国から毎年 500 校以上の応募があり、その中から初戦、ブロック別審査会を勝ち抜いた精鋭 18 校のみが本戦に参加できる。

選抜 18 校が東川町に集結し、遂に全国高校写真部の頂点を争う熱き戦いの幕が切って落とされた。

大会中、夢叶や翔太のチームを次々と襲うトラブル。挫折や葛藤に心折れそうになったときに気づく仲間との絆。青春のすべてを賭けて必死 にシャッターを切る選手たちは、「挑戦した人だけが見える世界」を目にすることができるのか、そして高校写真部日本一の行方は・・・。

(C)シネボイス
(C)シネボイス

試写の感想

旭川から車で22分の上川郡東川町では、今年の夏に第24回目の写真甲子園大会が開催された。札幌に住んでおりながらも、写真甲子園について映画を通して初めて知った。

全国の写真部の憧れの地、東川町の夏の写真甲子園大会では、11のブロックで予選審査を勝ち抜いた、全国18高校の写真部員たちが、3日間東川町に滞在し、毎日撮影した写真に対して、審査員からの評価をもらい優勝校を決める。

まず全国予選に勝ち抜くことが神業である。
高校生がオシャレも恋愛もせずに、ただ写真を撮り続ける中で起こる感動のドラマだ。

単なる写真のコンテストではなく、写真を通じて人生が変わるほどの思いを経験し、チャレンジすることで自分の答えが得られる世界を体感できるのが、東川町の写真甲子園なのだ。

また東川町の町おこしイベントとして、24年大会主催を継続し、大会をサポートする東川町民の熱い思いが伝わってくる。

映画に登場するのは、女子3人の関西学園写真部で、女性顧問の久華(秋野暢子)の厳しい指導の中でも、キラキラした人々の笑顔を撮りまくる明るく元気な女子生徒たち。

対する、東京桜ヶ丘学園では、部員は一人しかいないため、部室は校長から与えてもらえず。
写真甲子園に応募するため部員3名が必要で、部員集めに奔走する写真部の椿山と、彼をサポートする顧問の高島(河相我聞)。

それぞれが試練を経て、やっと予選を勝ち抜き、北海道東川町にたどり着いたものの、本選で何をテーマに撮影したら良いかと、部員たちは戸惑いを隠せない。

3日間の撮影では、出場者全員がキャノンの同じ一眼レフカメラを使い、SDカードは8ギガが2枚、チームの顧問は撮影には一切口出しできず、フォトレタッチソフトでの補正は禁止など、厳しい規定の中で、毎日のプレゼンテーションでは、悩みやプレッシャーとの戦いがある。

『写真甲子園 0.5 秒の夏』の撮影は、実際の写真甲子園大会の中で撮影された。映画の中に出てくる写真はプロの撮影ではなく、すべて高校生たちが撮影したものを使用。出演の写真部キャストには、撮影の半年前からカメラを持たせ、撮影スキルを身につけさせたという。

 

大会審査員の審査映像は、実際の批評家たちが実名で出演。審査は手厳しく、まるで心の中まで見透かされたように、酷評されて泣いてしまう女子高生たち。その様子は本当に演技なのか?それともドキュメンタリーの映像なのか?と観ている側が混乱するほどの本気さが伝わり、時々一緒に涙が溢れてしまう。

 

監督の菅原浩志氏は札幌出身。『ぼくらの七日間戦争』や数々のドキュメンタリー映画を撮影した経歴を持つ。監督が東川町の写真甲子園に興味を持ったことから、映画製作が実現となった。

写真の甲子園…響きは地味だが、映画は予想以上に素晴らしく心に響いた。東川町のロケと美しく雄大な北海道の風景。道内外問わず是非たくさんの人々に鑑賞してもらいたい、感動の作品である。

 

予告動画

道内公開劇場 11/11~先行公開 11/18~全国順次公開



・ユナイテッド・シネマ札幌

・ディノスシネマズ札幌劇場
・ソラシネマちとせ
・イオンシネマ江別
・イオンシネマ旭川駅前
・ディノスシネマズ旭川
・シネプレックス旭川
・浦河大黒座
・シネマアイリス
・イオンシネマ小樽
・イオンシネマ北見
・イオンシネマ釧路
・ディノスシネマズ室蘭
・ディノスシネマズ苫小牧
・シネマ・トーラス  12月公開
・シネマ太陽函館
・シネマ太陽帯広

製作/キャスト

監督・脚本:菅原浩志

キャスト:・笠 菜月   ・白波瀬海来  ・中田青渚    ・甲斐翔真   ・萩原利久   
・中川梨花 ・ 河相我聞   ・ 平 祐奈/・千葉真一   ・秋野暢子ほか

主題歌:大黒摩季「latitude ~明日が来るから~」(ビーイング) 挿入歌:大黒摩季 with Booooze「Zoom Up★」(ビーイング)

製作:シネボイス

製作賛助:写真文化首都「写真の町」東川町/東川町写真甲子園実行委員会/東川町  写真甲子園映画化支援協議会
配給:BS-TBS/宣伝:ニチホランド

【2017 年/日本/カラー/シネマスコープ/DCP/117 分】

(C)シネボイス        
 公式ページ

投稿者プロフィール

佐藤 友美
佐藤 友美
2013年にHokkaido Movie Reviewを立ち上げ、新作映画の最速レビューサイトとを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
道内最多試写鑑賞数を誇る、映画レビューライターです。FMラジオ番組に最新映画紹介で生出演をしています。
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