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木村拓哉主演『無限の住人』あらすじ 感想

1 人 vs300 人 全員敵 “ぶった斬り”エンタテイメント

コミック界のアカデミー賞とも言われるアイズナー賞を受賞。
実写映画化不可能とされていた伝説のコミ ック「無限の住人」が木村拓哉主演で 2017 年、ついに完全映画化!
新星・杉咲花を迎え、片目を封じ全 てのアクションを自らこなした木村拓哉の新境地。本作の見どころは、豪華すぎる敵!敵!敵!
福士蒼汰 を始め市原隼人、戸田恵梨香、北村一輝、市川海老蔵など、主演級のキャストが次々と独眼木村拓哉へ襲 い掛かる!
監督は海外映画祭常連の三池崇史、音楽はハリウッドでも活躍中の MIYAVI!世界を知る男た ちが、世界へ向けて放つ、“ぶった斬り”エンタテイメント誕生!

あらすじ/ストーリー

不死身の男・万次。その命、誰のために使う?

両親を殺され復讐を誓う少女・凜(杉咲花)はある日、謎の老婆から“不死身の侍”の存在を耳にする。 江戸中を探し回り、ようやく見つけたその男の名は万次(木村拓哉)。
顔に大きな傷を持ち、異形の武器を 携えた独眼のその男は、妹を失って半世紀、生きる糧を失いただただ生きていた。
どこか妹の面影を残す凜の願いを受け、万次は敵討ちを手伝うことになる。 二人の狙いは逸刀流(いっとうりゅう)統主・天津影久(福士蒼汰)。
幕府も手を焼くならず者が集う、最強の剣客集団の首領である。立ちはだかる刺客との激戦で不死身のはずの身体に異変を感じ始める万次。しか し凜と出会い、生きる目的を見出した彼は、全てを懸けて凜を守ると決意する。
ようやく天津のもとへたどり着いた二人。しかしそこには彼らと同じく天津を追っていた 300 人の幕府軍の姿が。天津もろとも二 人に襲い掛かる幕府軍。そして物語は意外な結末へ―

作品レビュー

物語は冒頭から、激しい格闘シーンがあり木村拓哉が演じる万次の綺麗な顔が斬られ独眼竜となってしまう。万次の悲しい生き様をストーリーで知りグッと気持ちが熱くなる。
不死身となった万次は、亡くなった妹によく似た凜と出会い、凜の敵討ちの手伝いを用心棒として請け負う。万次の強い自己犠牲精神と不屈の魂で300人の敵を斬りつけていく。

映画は三池崇史監督ならではの、壮絶なバトルと惨殺シーンが満載で、血が容赦なく吹き出すのでスプラッター映画に近いものがある。残酷なシーンがたくさんあり目をつぶりたくなったが、原作コミックのイメージを壊さないような世界観を表現している。万次が不死であることの辛さや哀しみ、痛みがありながらも死ねない主人公の憂愁を観客は知ることになるだろう。

今やキラキラ学園ラブストーリーには欠かせない福士蒼汰が逸刀流(いっとうりゅう)統主・天津影久を演じるが、やはりイケメンはお得で、悪役だけど何故か憎めない芯のあるキャラクターを熱演している。むしろ市原隼人の極悪非常ぶりは潔く良くて爽快。脇を固める俳優陣には戸田恵梨香、北村一輝、市川海老蔵と超豪華なラインナップ。

1 人 vs300 人で連想するのは、ハリウッド映画の300(スリーハンドレッド)スパルタカスが戦った作品を彷彿とさせるが、まさしくラストの1人対300人の戦いは超過激

監          督           三池崇史

原          作           沙村広明「無限の住人」 (講談社『アフタヌーン』所載 )

製          作          映画「無限の住人」製作委員 会  配給:ワーナー・ブラザース映画  

キ  ャ  ス  ト      

木村拓哉

杉咲花

福士蒼汰

市原隼人

戸田恵梨香

北村一輝

栗山千明

満島真之介

金子賢

山本陽子

市川海老蔵

田中泯

山﨑努

■脚          本           大石哲也

©沙村広明/講談社  ©2017 映画「無限の住人」製作委員会

上映時間 140分/映倫区分 PG12

投稿者プロフィール

佐藤 友美
2013年にHokkaido Movie Review・新作映画の最速レビューサイトを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
旅好きで映画ロケ地のツアー取材が得意。FMラジオでの映画紹介を経てからの映画ライターと本Webサイトのデザインを担当。
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