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『荒野の七人』のリメイク『マグニフィセント・セブン』作品レビュー

  • 2016年12月23日

作品紹介

世界の名だたる巨匠が師と仰ぐ黒澤明監督の1954年の代表作『七人の侍』。その舞台を西部開拓時代の メキシコに移してハリウッドリメイクされた1960年の名作『荒野の七人』。これら最高峰の名作たちを原案と し、アントン・フークア監督が古典映画のストーリーを、現代の視点をもって描いた『マグニフィセント・セブン』。

『トレーニング  デイ』『イコライザー』『サウスポー』など、重厚な男たちのドラマを描いてきたアントワーン・フークア監督が、『七人の侍』『荒野の七人』、どちらのDNAも受け継ぎながら、初のリメイク作品の監督を手掛ける。 主演は、『トレーニングデイ』『イコライザー』のデンゼル・ワシントン、『ジュラシック・ワールド』のクリス・プラット、『6才のボクが、大人になるまで。』のイーサン・ホーク、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』イ・ビョンホンなど、国際 色豊かな豪華キャストが集結。

デンゼル・ワシントン、イーサン・ホーク、アントワーン・フークア監督は『トレーニングデイ』 以来、実に15年ぶりのタッグとなる。フークア監督は、デンゼルにとって初めてのアカデミー賞主演男優賞をもたらした監督で もあり、本作ではどのようなコンビネーションを見せてくれるのか!?

ストーリー

冷酷非道な悪漢バーソロミュー・ボーグに支配された町で、彼に家族を殺されたエマは賞金稼ぎのサム、ギャンブラーのジョシュなど荒れ果てた大地にやってきた<ワケありのアウトロー7人>を雇って正義のための復讐を依頼する。最初は小遣い稼ぎのために集められたプロフェッショナルな即席集団だったが、圧倒的な人数と武器を誇る敵を前に一歩もひるむことなく拳銃、斧、ナイフ、弓矢などそれぞれの武器を手に命がけの戦いに挑んでいく―。

作品レビュー

開拓者たちが力を合わせて作り上げた西部の小さな町ローズ・クリーク。平和だった町に、悪どい資本家ボーグが現れ、金の採掘のために力づくで村を乗っ取ろうと暴力の限りを尽くす。
何とか村を救おうと町民の全財産をかき集め用心棒を探しに出かけたのは、夫をボーグに殺された未亡人エマ。そしてエマが出会ったのは…

まさに西部劇!そして、まさに『七人の侍』の世界!しかし、この『マグニフィセント・セブン』は単なる『七人の侍』や『荒野の七人』のリメイクではない。7人のヒーローを一人一人しっかりと描き、それぞれが個性的で魅力溢れるキャラクターなのだ。7人の用心棒の中心であるサム・チザムを演じるのは、デンゼル・ワシントン。さらにメキシコ人、東洋人、ネイティヴアメリカンも入っている。

これは監督のフークワが西部開拓時代について詳しく調べて見つけた、当時の西部にはメキシコ、アイルランド、ロシア…など世界中から人が集まる多民族性があった、ということを反映したキャスティング。そして、この7人の俳優が素晴らしい。撮影が始まる前に乗馬と武器のトレーニングを積み、監督のフークワはその中で見えて来たそれぞれのスキルをアクション演出に活かしたという。

ボーグの連れて来た兵隊たちとの銃撃戦は圧巻!!それぞれの技が光り、迫力満点の画面から7人それぞれの熱い思いが伝わってくる。
現代に通じる問題も織り込みながら、西部劇のおもしろさを満喫できる作品だ。西部劇ってこんなに面白いって知らなかった…!!

それにしても、クリス・プラットとイ・ビョンホン、かっこよすぎる!!

監督:アントワーン・フークア

主演:デンゼル・ワシントン(『トレーニング デイ』『イコライザー』)、クリス・プラット(『ジュラシック・ワールド』)、 イーサン・ホーク(『6才のボクが、大人になるまで。』)、イ・ビョンホン(ターミネーター:新起動/ジェニシス』)、 ヴィンセント・ドノフリオ(『ジュラシック・ワールド』)、マニュエル・ガルシア=ラルフォ、マーティン・センスメイヤー

公式サイト:Magnificent7.jp

原題: The Magnificent Seven

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投稿者プロフィール

Kazue
好きな映画はサスペンスや冒険映画です。趣味はヨガ。好きな映画は『最強のふたり』『マリーゴールドホテル』『女神は二度微笑む』好きな俳優はモーガン・フリーマン、オードリー・ヘップバーン、メリル・ストリープです。
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